漫「電話鳴ってますよ」 恭子「ん…。ああ、園城寺や」の続き
もしくは
憧「灼さん、ちょっと変じゃない?」  穏乃「そう?」の続き
もしくは
豊音「わたし足遅いよー」 塞「歩幅でカバーできるよ」の続きです。


ーーーーー大お泊り会実行委員会本部サイド
大部屋

怜「ほんで恭子りんはチャンピオンに連れ去られよったんかいな」ゴロゴロ
由子「そうなのよ~」
漫「なんか途中シリアスな感じやったんですよねえ」
怜「なにしてんねん。あのチャンプ」
怜「点棒のみならず、わたしの恭子りんまで奪うんかいな」
竜華「怜は末原ちゃん好きやなあ」アハハ
怜「おもろいねん。あの子」ゴロゴロ
漫「まあ難儀なもんですわ」
怜「しかし、まあ難儀っちゃあ」ゴロゴロ
怜「いまのこの状況の方が難儀なんちゃうのん?」ゴロゴロ

霞「ごめんなさいね。巻き込んじゃって」ペッコリン
セーラ「なんも。うちらはかまへんわ」
竜華「どっちかいうたら、明日試合の姫松のが大変やろな」
由子「わたしは別にええよ~。楽しいやん」
漫「ウチもまあ。妖怪といるよりマシやし」
由子「まだ言うとる」

怜「しかしまたでかい部屋やなあ」ゴロゴロ
霞「龍門渕さんが手配してくれたの」
竜華「龍門渕って、去年大暴れしたあの?」
霞「ええ。清澄の応援団らしいわ」
霞「清澄方面で合流したらしくて」
霞「巴ちゃんが交渉してくれたの」
セーラ「しかしまたずいぶん贅沢な応援団やなあ」
怜「ほんまや。長野は一体どないなっとんねん」
宥「あの…」ナデナデ
怜「ん?どないしたん宥ねえやん」ゴロゴロ
宥「これ…。いつまで…?」ナデナデ

怜「うーん。わたしの体調次第なんやけどな」ゴロゴロ
怜「まだちょっと…。」
宥「大丈夫?」
竜華「宥ちゃん気にせんでええよ。嘘や嘘」
宥「そうなの?」
怜「嘘やあらへんわ。この、宥ねえやんの膝枕は」
怜「わたしを駄目にするわ」ゴロゴロ
竜華「ごめんな。宥ちゃん」
宥「ううん。こんなので良かったら」
怜「こんなの、やあらへんわ。超一級の膝枕やで」
竜華「おお、怜のお墨付きが出たで」
怜「アカン。なんやこのお姉ちゃん力は」ゴロゴロ
宥「お姉ちゃん力?」
竜華「それやったら怜の妹力もなかなかやけどもなあ」アハハ
怜「なんや包容力?抜群やね」
宥「ほんとお?嬉しいな」ニコニコ
宥「わたし、駄目なお姉ちゃんで」
宥「いつも玄ちゃんに迷惑かけてるから…」
由子「そのドラローちゃんはといえば…」

玄「石戸さんのおもち…」ジー
霞「あらあら」
初美「ガルル…」
漫「石戸さんにくっついて離れませんね」
セーラ「それをちみっこいのが睨んでる状況やな」ケラケラ
竜華「お姉さん達大人気やな」アハハ
宥「違うの。ちょっとおもちが好きなだけで」
宥「本当はしっかしりした凄い子なんだよお」

穏乃「灼さんわたしも充電したい!」
灼「ちょっと待って。まだフル充電されてな…」チョコン
白望「…。ダル」グデー
小蒔「zzz」

塞「…。結構カオスな状況になってきたね」
豊音「知ってる人がいっぱいできて嬉しいよー」
憧「ちょっと状況を整理しませんか?」
塞「…。あなた1年生なのに大変ねえ」ナデナデ
憧「ふきゅ?」
豊音「新子さん今日の試合ちょーかっこよかったよー?」
憧「あ、ありがとうございます…」
塞「まだ1年生なのに江口さんと真っ向勝負してたもんねえ」ナデナデ
塞「ふふ。そんなに気をはらないで。たまには上級生に甘えなさいな」ナデナデ
憧「なにをそんな」モジモジ
豊音「塞はねえ。実は色々見えるんだよー?」
塞「ま、今はそんなに余裕も無いか」
塞「全部終わったら。ね?」ナデナデ
憧「あ、ありがと…」
塞「ふふ」

豊音「みんなー?そろそろちゃんと考えないと新子さん怒っちゃうよー?」

ナンヤアコチャンオコッテンノカー

憧「ちょ、やめてよ!豊音!」
豊音「とよね?」
憧「やっ、ごめ、すみません。口が滑って」ヤバ
豊音「豊音でいいよ-!ちょーうれしーよー」ガバァ
憧「あひゃ!ちょ!やめ!」ダキアゲラレー
豊音「ウフフー。年下の友達なんてできるとおもってなかったよー!」ダキアゲー
憧「わああ!高い!怖い!振り回さないで!」

オレノアコチャンニテダスナヤー

霞「確かにそうね。ええと、皆さんいいかしら?」
玄「おもち…」ジー
初美「グルル…」

霞「状況を整理するわね」
霞「まずは明日のBブロック準決勝を戦う高校の対処が優先」
霞「清澄、姫松、臨海女子、有珠山」
霞「現状有珠山の対処は不要…」

霞「姫松高校5人中2人が合流してるわ」
由子「わたしなのよ~」ハーイ
漫「ウチもですー」ハーイ
霞「愛宕洋榎さんと絹恵さんは今一緒にいるらしいけど…」

竜華「さっきウチが連絡したでー」
竜華「今、こっちに向かってる思うわ」
霞「ありがとう」ニコ
霞「彼女達が合流して4人…。最後の末原恭子さんは…」
由子「大魔王に攫われていってもうたわ~」
霞「どこに向かったかわかる?」
漫「それがようわかれへんのですよ」
霞「ふんふむ。塞ちゃん」

塞「はいはい。姫松メンバーを見た結果…」
塞「末原さんが耐性持ち」
塞「上重さんがパターン2」
塞「後の3人が分裂するわ」
漫「喜んでええのか、悲しんでええのかようわかりません」
塞「喜んでいいんじゃない?」
怜「恭子りんがおれへんのは勿体無かったなあ」ゴロゴロ
宥「そうだねえ」ナデナデ

霞「そして臨海女子だけど…。シロちゃん?」
白望「んー。辻垣内さんに連絡してみたけど」
白望「残念ながら連絡つかず」
白望「トシさん情報だと」
白望「ネリー、ハオ、ミョンファの3人は臨海の寮にいるらしい」
白望「辻垣内さんと、ダヴァンについては外出中ってことだったけど…」
由子「さっきまで一緒にいたのよ~」
白望「ってことらしいね」
霞「塞ちゃん、臨海女子メンバーについては?」
塞「うん。巴ちゃんとパンフを見た結果」
塞「ダヴァンさんとハオさんとミョンファさんがパターン2」
塞「ネリーさんが耐性持ち」
塞「辻垣内さんが分裂するね」

霞「ネリーちゃんに手伝ってもらえればよかったんだけど…」
白望「わざわざ藪をつついて蛇を出すことはないよ」
霞「そうよね…」
穏乃「臨海女子については手をだせずなんですねえ」
憧「お、ちゃんと話についてきてるな」
穏乃「なんとか!」
霞「救いは外出中の2人が末原さんと一緒にいるってことね」
怜「恭子りんに連絡つければ所在はわかるからなあ」

霞「そして清澄高校は…」
初美「既に巴ちゃんとはるるが合流してるので任せましょー」
霞「ちょっと当初の不安が現実になってきてる気もするんだけど…」
塞「ま、こちらで考えても仕方ないってことで」
霞「そうよね…」

霞「次に優先して対処しなくてはならないのは」
霞「Aブロックで勝ち上がった2校ね」
怜「わたしらの事やんなあ」
竜華「お、出番かいな」
セーラ「オレらまけてるやーん」

怜竜華セーラ「「「wwww」」」

宥「なんか、ごめんね…?」
怜「いやあ、気にしなや宥ねえやん」ゴロゴロ
竜華「せやで。逆に気にされたらこっちが気にするわ」
セーラ「複雑なこと言うなや」

霞「阿知賀女子の皆さんはありがたいことに全員合流済」
セーラ「オレと憧ちゃんのおかげやでー」
憧「うっさい!」
セーラ「なんやいけずやなあ」
白望「ま、灼もちょっと大変だったみたいだけどね」ナデナデ
灼「ん…///」ジュウデンチュウ

塞「阿知賀の皆はねえ」ジー
塞「玄ちゃん…分裂する」
玄「…おもち」ジー
塞「宥ちゃん…分裂する」
宥「え。ごめんなさい」フルフル
塞「憧ちゃん…。んんん?」
憧「???」
塞「ごめん。ちょっと後回しね。灼ちゃん…分裂する」
灼「…いえい」ジュウデンチュウ
怜「いやいや、いえいはおかしいやろwww」
竜華「というか、既に灼ちゃんは分裂しとるもんなあwww」
セーラ「あかんwww思い出したwwww」
怜「wwwwww」ゴロゴロ
宥「あわわ大丈夫?」ナデナデ

穏乃「あの灼さん大丈夫だったんですかねえ?」
憧「逃げていったと思ったら、車にはねられてたもんね」

怜竜華セーラ「「「wwwwwwww」」」

怜「物凄い勢いで飛んでったもんなwwww」
竜華「助走とんでもなく早かったしなwwwきっと角度は45度やでwwww」
セーラ「ハイパーwwwwオリンピックwwww」

怜竜華セーラ「「「wwwwwwww」」」

霞「実は…。その話を聞いて気づいたことがあるのよね」
塞「ん?なに?」
霞「ちょっと…。怖い想像なんだけど…」
豊音「え、え。やめてよー」キラキラ
憧「怖がるか聞きたがるかどっちかにしなさいよー」
豊音「怖いのは苦手だけど興味はあるんだよ!」

霞「分裂人格が怪我をしても本体には影響はなさそうでしょ?」
灼「ピンピンしてる…。」
霞「おそらく、分裂人格がこちらで死ぬようなことがあっても」
霞「本体には影響しないと思うのよ」
初美「ちょっと想像したくないですよー」
霞「…。だからね、もしかしたら…だけど…」

霞「こちらがわの人間が殺したいほど憎んでいる人間がいて」
霞「その人間が分裂することがあったら」
霞「それを知った上で…その思いを晴らすために…」
霞「分裂人格を殺そうとするかもしれない」
霞「…なんてね…」

…シーン…

初美「…そんなこと」
霞「もちろん無いと思いたいけど…」
白望「…。分裂人格だと勘違いして、本体に手を出したりしたら」
白望「最悪なことになるね…。ダル…」
塞「ちょ、やめなさいよ!」

穏乃「させないよ!そんなこと!」
憧「シズ…」
穏乃「最悪なことを考るのは意味がないですよ!」
穏乃「だってそんな事、考えたって最悪だから!」
穏乃「考えるなら最高なこと!」
穏乃「こうなったら良いなって思ってないと!」

怜「ええこと言うたなあ」アハハ
霞「そうね…。変なこと言ってごめんなさいね」

塞「そんな穏乃ちゃんは…。耐性持ちだよ」
穏乃「やったー!」
豊音「高鴨さんは身体能力高そうだから頼りにしてるよー」
穏乃「まっかせてください!」

塞「…。憧ちゃんはさあ。なんか巫女修行とかしたの?」
憧「え?したことないけど…でも実家は神社ですよ」
塞「あー。だからかあ。ねえかすみん?この子パターン1ぽい」
霞「奈良県の…新子…。もしかして望さんの?」
憧「望は姉ですけど…。知ってるんですか?」
初美「あ、あー。望さんの妹さんでしたか…」
憧「???」

塞「んー。でもパターン1と3が混ざってる感じなんだよね」ジー
憧「んん?ってことは分裂するかもしれないの?」
塞「なんだろ。巴ちゃんなら分かるのかなあ」
塞「どちらにせよ安心はできないかな」
憧「そっかー」

霞「そして白糸台高校だけど…」
白望「ここも、弘世さんに連絡したけどダメだった」
白望「しかも全員所在不明だったんだけど…」
初美「巴ちゃん曰く弘世さん、亦野さん、大星さん」
初美「この3人が清澄側と合流してるらしいですよー」
由子「ほんでインハイチャンプは恭子と一緒にいるのよ~」
白望「渋谷さんだけがどこにいるか分からないんだよなあ」
塞「白糸台は面倒な事に全員が分裂するよ」
怜「なんや、ここでも白糸台が厄介なんかいな」ケラケラ
竜華「大丈夫やろ。なんせこっちには阿知賀がいるからな」
セーラ「せやな。白糸台ボコるのは阿知賀に任せよ」
灼「また面倒なことを…」ジュウデンチュウ
霞「末原さん、宮永さん、辻垣内さん、ダヴァンさん」
霞「この4人が一緒にいるわけね」
怜「恭子りん大変やな」アハハ

霞「状況的にはそんなところかしら」
霞「もちろん他の高校についても」
霞「随時対応しないとならないけど…」
セーラ「オレらとかな」ケラケラ
初美「他にもわたし達が認識していないイレギュラーはあり得ますから」
初美「油断はできないのですよー」
塞「そだね。基本的には分裂人格があらわれないと対処できないもんね」

怜「あ、ひとつええかなあ?」
霞「なあに?」
怜「そのことなんやけどな。ちょっと試してみたいことあんねん」
怜「多分…。これである程度解決できると思うわ」
宥「怜ちゃんどうするの?」
怜「あんな…」


ーーーーー末原恭子サイド
路上

恭子「…」テクテク
照「ドーナツおいひい」モグモグ
やえ「ふむ。確かにおいひい」モグモグ
智葉「宮永、お前さん食い過ぎだろ」
憩「せやで照やん。甘い物に慣れ過ぎると次おいしくなくなるで~」
照「むう。憩が言うなら仕方ない」
智葉「なんだそりゃよ」
憩「あはは~。ガイトちゃんに勝ったで~」
メガン「ヤタイありませんネ」
智葉「まだ言ってんのかよ」

恭子「…」テクテク
やえ「しかし、辻垣内さん。すまないね」
智葉「ああ、気にすんな。元より荒川が泊まる予定だったんだ」
智葉「1人が2人になろうが大して変わらん」
やえ「そう言ってもらえると助かるよ」
憩「ほんま宿の事何も考えんでついてくるとかやめてや~」
やえ「うう…」ショボン
照「ふむ」サワサワ
やえ「なにをしゅる!」バッ
照「このクルクルがキュート」サワサワ
憩「あ~。照やんも気ぃついた~?この人かわええねんもう」サワサワ
やえ「あっ!やっ!さわりゅな!このニワカめ!」

恭子「なんで増えてんねん…」
恭子「もうなんやねんな…」
恭子「メゲルわ…」

カン!

その16へ続く!

【咲-Saki- ドッペルSS】Index