春「あっ…やべ」 初美「はるるどうしたのですよー?」の続きです。

ーーーーー千里山サイド
ホテル竜華と怜の部屋

泉「…ほんますいません…」クスン
竜華「もうええゆうてるやん。何度目や」
セーラ「もう30回は言うてる思うで」
泉「…。だってえ…園城寺先輩も…」グシュ
怜「こうして戻ってきてるやん」ゴロゴロ
竜華「よく出てこれたなあ」ナデナデ
怜「なんやこっちの病院と地元の病院と連絡取り合ってくれたらしくてな」
怜「多少無理言ったけど、落ち着いてきてたし」
怜「監督も口利きしてくれてな」
怜「それに…みんなと一緒にいたかってん」
竜華「無理はしないでなー?ほんま?」ナデナデ
セーラ「なんや、東京の病院にもええ人いるもんやなあ」
怜「病院さまさまやで」ゴロゴロ
泉「…ウグ。…。ヒック」

浩子「なんぼなんでもひつこいで泉」
セーラ「せやなあ」ケラケラ
浩子「あんたが泣いたってどうにもならんのやで」
セーラ「フナQも泣いてたやん」ケラケラ
浩子「監督の手前です」キラン
竜華「でた~。真っ黒浩子や」ケラケラ
浩子「なあ、泉ぃ。そりゃ悔しいのは分かる。わたしも泣いたし。でもな今あんたが泣いてるのは自分のためやん」
泉「…!そんな…」グシュ
浩子「先輩たちの事考えるなら、泣き止み」
泉「…う」グス
浩子「そんなグジグジされたら鬱陶しくてかなわんわ」

怜「…厳しいなあ、フナQは。わたしが後輩やったらどんだけ言われるかわからんわ」ゴロゴロ
セーラ「フルボッコやろなあ」
怜「…。あかんわ。想像したらなんやフナQのことむかついてきたわ」ゴロゴロ
浩子「なんでですのん」
怜「ひゃー。助けて竜華ぁ。フナQ先輩がいじめてくるねん」ゴロゴロ
竜華「あの先輩怖いからなあ。ウチも猛ダッシュで逃げるわ。ごめんなあセーラに頼んでえ」
怜「セーラ助けてえ」ゴロゴロ
セーラ「うそん。無理やん。オレフナQ先輩にこないだ呼び出されて腹パンされてん」
怜「マジかいな。一発ですんだん?」ゴロゴロ
セーラ「すむわけないやん。連打や連打」
浩子「せえへんわ、そんなん」

セーラ「しかもワンツーちゃうねん」
竜華「え?なんそれ?」
セーラ「右左ちゃうねんな。なんや右右左、右右左やったんよ」
怜「なんでやろな」ゴロゴロ
セーラ「右に自信があるんとちゃう?」
竜華「逆に左なんちゃう?左がとどめやろ」
怜「てゆうか、右右左2セットやったら6発いかれてもうてるやん」ゴロゴロ
セーラ「うわ、ほんまや。なんやねんあいつ。腹立つわあ」
浩子「いつまで続けますの。それ」

泉「…。ムフ。ムフフフ」

セーラ「フナQ先輩、あいつわろてまっせ」
怜「なんや馬鹿にされとりまっせ」ゴロゴロ
竜華「見せて下さいよ、幻の右右左」
セーラ「いつのまに幻になってん」
竜華「ウチら見てへんしなあ」
セーラ「シャドーでも良いから見せて下さいよ先輩」
浩子「しゃあないなあ。あんまりやらへんでこんなん。右右左!」シュシュ シュッ
セーラ「おっそwwwwww」
怜「あかんわwwwそれやったらわたしとそんな変わらへんでwww」
竜華「あかんwwwツボったwwwマジ顔やったやんwww」
セーラ「ほんでその遅さwww」
浩子「自分でもびっくりの遅さですわwww」
怜「えwwwもうちょっといけると思てたんwww」
浩子「流石にwwwもうちょっとはいけると思てましたわwww」
セーラ「何が原因なんwww」
浩子「多分普通にワンツーした方まだマシですわwww」
怜「えwwwじゃあなんでそもそも右右左にしたんwww」
浩子「左に自信がwwwあったんですけどwww」
竜華「じゃあ、もう左だけでええやんwww」
セーラ「そもそも右右左wwwってwww言いにくいやんwww」
竜華「たwwwしwwwかwwwにwww」
怜「フナQスペシャルやなwww」
セーラ「だっさwwwださすぎるやろwww」
浩子「フナQスペシャル!www」シュシュ シュッ
竜華「もうやめてwww」

泉「フフフ。アッハッハッハ!」
泉「アハハハハ」

セーラ「ちょwww爆笑ですよフナQ先輩」
怜「これはあれするしかないですわ」
竜華「フナQスペシャルwww」
浩子「」シュシュ シュッ
セーラ「無言www」

泉「アハ、アハハハ。もう。もうやめてください。アハハハハ」
泉「もう、泣き止みますから、すいま、すいません」


竜華怜セーラ浩子「「「「wwwwwwww」」」」


セーラ「テンダラーwww」
怜「wwwwwww」
竜華「まさかの10$www」
浩子「すいますいません言うなやwww」
怜「wwwwwww」
竜華「あかんwww怜ツボリすぎて死にそうやwww」
セーラ「何巡先みてんねんwww」
怜「wwwwwww」

……………。
……………………。

怜「いやあ、死ぬかと思たわw」
セーラ「大分楽しんだなあ。フナQスペシャルw」
怜「久々にめちゃくちゃワロタわw」
浩子「すいますいません」
セーラ「やめろやwww」
竜華「後輩に気ぃつこた結果がこれやで、あー疲れた」
泉「すいませんでした」
怜「すいますいませんじゃないんやw」
泉「あ」
セーラ「いや、ええてもう。それで正解でええやんw」
竜華「ま、そういうわけや泉」
泉「はい」
竜華「来年の千里山は任せたでwww」
怜「わろてるやんwww」
セーラ「良いこと言うたのになあwww」

泉「任せといてください!」
セーラ「おーおー、さっき泣いたカラスがなんとやらやなあ」

prrrrr…
浩子「あ、おばちゃんから電話ですわ、ちょい失礼します。はい浩子ですー」ヘヤノスミヘ
セーラ「泉。でも、ほんま頼んだで?」
泉「はい!…でも、来年船久保先輩が部長でしょ?」
竜華「まあ、そうなるやろうけどな。ほら、浩子は監督の親戚やんか?」
泉「そうですけど…」
竜華「監督とその親戚の子ぉが中心やったら、外からあることないこと言われるやんか」
竜華「そもそも部内でも不満とか出てくるかもしれへんしなあ」
泉「そっか…」
セーラ「せやろ?だから泉。来年からお前が麻雀部しょって行くんやで」
泉「なんや大変そうやけど、やります!」
怜「ほんまに分かってるんやろか、この子は」ゴロゴロ
泉「いや、正直よく分かってないですけど、任せてください!」
セーラ「どっからその自信がでてくるんやろか」
竜華「まあ、そのくらいでちょうでええよ。頼んだで?泉!」
泉「じゃい!…あ」
怜「wwwwww」
セーラ「じゃいてなんやねんwww」
泉「wwwいや、なんか、噛んでまいましたwww」
セーラ「早速カラマワッテンナーwww」
竜華「あかんwwwこの子にはもう頼めへんわwww」

浩子「ただいまですー」
セーラ「監督なんやって?www」
浩子「何わろてますのん?また泉がやらかしましたん?」
泉「なんでウチですのん。そうなんですけど…」
竜華「話進まへんわwww監督なんやって?」
浩子「なんや、洋榎姉と絹ちゃんとご飯食べるらしくて、わたしにも来いて」
セーラ「でた~。愛宕一族のお食事会や」
浩子「来たい人いたら連れてきてええゆうてましたけど」

竜華怜セーラ「「「いやや」」」

浩子「でしょうねwww」
泉「ウチもちょっと…」
竜華「泉は行かなあかんわ」
泉「えー、なんでですのん」
セーラ「さっき言うたやろ」
泉「え?」
竜華「これからの千里山の顔はあんたになるねんで」
泉「はあ」
怜「絹恵ちゃんも来るんやったら、バシッとやってこなあかんな~」
竜華「もう既に来年の姫松との代理戦争は始まってるんやで」
浩子「姫松まだ負けてませんけどね」
セーラ「まあ、普通に次厳しいやろ姫松も」
浩子「ですねえ。2回戦の牌譜見る限り、清澄の化物ぶりは恐ろしいですわ」
泉「でも、清澄ってレギュラーに1年生が3人もいるじゃないですか」
竜華「…。あかんわ泉」
泉「え?」
怜「その辺り監督と洋榎姉あたりに聞いてき」
泉「え?え?」
浩子「ほな、わたしと泉は監督のところ行ってきます」ズルズル
泉「え?」ヒキズラレ
セーラ「おーう。愛宕一族によろしく言っといてえ」
浩子「はいな。先輩方も一応、外出する時とチェックインした時メールでええんで、連絡してください」
竜華「りょーかーい」
怜「ほななー」

竜華「さって、ウチらどうする?怜がつらいんなら、ルームサービスでもええけど」
怜「そやなー。せっかくやし、どっかいこか?」

prrrrr…
セーラ「ん、なんやオレのか?お、新子憧ちゃんからや」
竜華「え?阿知賀の?」
怜「誰?」
竜華「ほら、阿知賀の中堅の。ギャルっぽい子ぉいたやん」
怜「あーあー。ああいう子好きやなあ。セーラは」
竜華「なー」
セーラ「ええやん。可愛いやん。なんか。はいはいーオレやでー。セーラやでー」

怜「阿知賀頑張ってほしいなあ」
竜華「あの子ぉら、強かったよなあ」
怜「でも、大将の子ぉのことほんまなん?」
竜華「穏乃ちゃんな。せやで、あの子は…やばいかもしれんわ」
怜「玄ちゃんよりもかいな」
竜華「ありゃ、玄ちゃんは覚えてるんや」
怜「戦友やしなあ。可愛いやん玄ちゃん」
竜華「空気読めへんて切れてたやんwww」
怜「まあ、よく考えたら相手がチャンピオンやし、しゃあないわ」
怜「すばらちゃんが空気読めすぎてたのが問題やったね」
竜華「あれ、すばらちゃんやったっけ?なんか違うような」
怜「すばらちゃんやろ」
竜華「せやな、すばらちゃんやな」

セーラ「ちょお待ってなー。聞いてみるわー。なーなー」
竜華「んー?」
セーラ「なんかな。憧ちゃんが、飯食わへんかー、言うてるわ」
怜「なんやデートかいな。ヒューヒュー」
セーラ「ちゃうねんて。阿知賀5人ともいるらしいわ」
竜華「どないしたんよ?討入?」
セーラ「それやったらオレらが討ち入る方やろ。なんや怜の事も気にしてるらしいわ」
怜「なんや優しい子ぉらやなあ」
竜華「まあ、麻雀やってて倒れられたら誰でも心配するわ」
怜「前代未聞やったろうからね。やったったわ」
セーラ「やらんでよろしわ。で、どないする?」
怜「膝枕してくれるんやったら行くわ」
竜華「阿呆か。阿知賀って個人戦出る子ぉいるん?いるんやったら避けといた方いいかもしれんけど」
セーラ「あー、そやなー。聞いてみるわ。憧ちゃん?あんなー?」

竜華「ん。なんやいいひんみたいやね。さて、せやったらそろそろ準備しよか」
怜「ん。分かったわ」オキアガリー
セーラ「んー。ちょお待ってな。個人戦には誰も出てへんみたいやな」
竜華「よっしゃ、じゃあ阿知賀とご飯やな」
怜「おー」
セーラ「なんや聞いてたんかいな。オッケー。憧ちゃん?こっちはええでー」
セーラ「わかったー。じゃああとでなー。よっしゃ行くかあ」

竜華「しかしまた、阿知賀全員個人戦で負けたんかいな」
怜「それやったら奈良県もずいぶんと魔境やなあ」
セーラ「いや、なんか元から個人にはでてへんかったみたいやで」
竜華「へえ、それまたなんでやろな」
怜「ま、後でそこらへんも聞いてみたらええやん」
竜華「そやね」
セーラ「あ、じゃあ監督に連絡しないとあかんな。竜華やっといて」
竜華「え、めんどくさいわ。後でええやん」
怜「あかんわ、監督にしばかれるで」
セーラ「愛宕スペシャル」シュシュ シュッ
怜「wwwwww」
竜華「やめえやwwwほな行くかあwww」

カン!

その3に続く!

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