巴「今夜大お泊り会を決行します!」 小蒔「わーい!」の続き
もしくは
照「…。どうしよう。なんか皆がおかしい…」の続きです。

ーーーーー臨海サイド
街路

智葉「…」オジョウモード
メガン「…」キョロキョロ
智葉「…」トテトテ
メガン「…」キョロキョロ

智葉「…。おいメグ」トテトテ
メガン「…」キョロキョロ
智葉「…」トテトテ
メガン「…」キョロキョロ
智葉「…」トテトテ
メガン「…」キョロキョロ

智葉「…。おいコラ」トテトテ
メガン「…」キョロキョロ
智葉「…」トテトテ
メガン「…」キョロキョロ
智葉「…」ピタ
メガン「…。OH。ありましたカ?」
智葉「…帰る」

メガン「なンデ!?」マイガ
智葉「なんでと聞くかよ」
メガン「待ってくださいヨ」
智葉「どんだけ歩かせるつもりだよ?」
メガン「だっテ、見つからないンですもン」
智葉「お前さん、本当に覚えてるのかよ」
メガン「ハイ!あのラーメンの味は忘れられないでース」
智葉「味は良いんだけどよ。大事なのは場所だろが」
メガン「場所?」
智葉「おいコラ」

メガン「HAHAHA!冗談でース」
智葉「」イラッ
メガン「この辺りなはずなンでスヨ?」
智葉「…。ん、をカタカナで発音するんじゃねえよ。池上遼一作品かよ」
メガン「…」

智葉「黙るんじゃねえよ。冗談だよ」
メガン「あンたの言ってることよく分からないでース」
智葉「分かりきってるじゃねえか」
メガン「HAHAHA!」
智葉「」イラッ

メガン「そんなに会場から離れていないハズでなンでスヨ?」
智葉「んなこと言って全然見つからねえじゃねえかよ」
メガン「なンデ?」
智葉「知るかよ」
メガン「AH!あのラーメンが食べたいでース!」
智葉「もう一旦会場まで行って、そこから思い出せよ」
メガン「その方が良いンですかネエ」
智葉「わかんねえけどもよ。そろそろ準決勝も終わってる頃だろ」
メガン「OH!もうそンな時間でスか?」

智葉「誰かさんのせいでな」
メガン「ハァ…。お嬢がいつにもまして冷たいでース」
智葉「うるさいよ。何時間歩かせてるんだよ」
メガン「今年も白糸台高校が勝ちあがりますよネ?」
智葉「あからさまに話を逸らしたなおい」
メガン「もう1校はどこになるンでしょうカネ?」
智葉「どうだろうな。白糸台1位通過は当然として…」
智葉「ま、よほどの事がなけりゃあ、千里山だろうな」
メガン「よほどの事…?」
智葉「ラーメン屋探して何時間も歩くとかそういうレベルのな」

メガン「モウ!ダカラワタシはネリーを誘ったンでース」
智葉「駄目だっつってんだろ」
メガン「なンデ?」
智葉「ありゃ、気づいてなかったんかよ」
メガン「エ?もしかして、ワタシネリーに嫌われてる?」
智葉「いやいや、そうじゃねえけどもよ」

智葉「お前さんとネリーが2人で歩いてたらな」
メガン「ワタシとネリーが2人で歩いてたラ?」
智葉「捕まるんだよ」
メガン「」
智葉「まあ、だから平和なんだよ、この国は」
メガン「OH…。ショッキングでース…」

ブロロー

智葉「ほれ、あの前にいる車見てみ」
メガン「クルマ?」
智葉「後部座席にちっちゃい子供が乗ってるだろ?」
メガン「OH!後ろ姿がキュートな子供でース」
智葉「あれを運転してるのが、屈強な男だったらどうするよ?」
メガン「OH!キッドナッパーかも」
智葉「そういうこった」
メガン「…。ワタシオンナでース!?」
智葉「ハッハッハ」
メガン「お嬢。今の発言アメリカだったら死刑でスよ」
智葉「…。すげえなアメリカは」

ブロロー ワハハー イケー

智葉「…?あの子供なんか見たことあるな…」
メガン「…。知り合いでスか?」
智葉「…。ん…。気のせいか…」
智葉「それよりもよ、ラーメン屋だよ」
メガン「OH!そうでシた。…でも、あれはラーメン屋って言うンですかね」

智葉「ん?オイ。今のは聞きとがめたぞ。何だって?」
メガン「ハイ?」
智葉「いやいや、え?ラーメン屋探してるんだろ?」
メガン「あれはラーメン屋って言うンですかね?」
智葉「聞いてんのはこっちだよ」
メガン「?」クビカシゲ
智葉「なんだそれ。可愛くねえよ」
メガン「お嬢。今の発言アメリカだったら死刑でスよ」
智葉「どんだけ死刑にするんだよアメリカはよ」

メガン「昨年のいンたーはいの時に…」
智葉「池上遼一っぽくするなよ」
メガン「?」クビカシゲ
智葉「だからよ可愛くねえんだよ」
メガン「お嬢。今の発言アメリカだったら…」
智葉「分かったよ。死刑でいいから話進めろよ」

メガン「昨年食べたラーメンの味が忘れられず…」
智葉「店に入ったんだろ?」
メガン「入ってませンヨ?」
智葉「あ?」
メガン「こう…なんて言うンですかネエ?」
智葉「なんだよ」
メガン「すみませーン。マッチする日本語が浮かばなくて…」

智葉「そりゃ、仕方ねえけどよ…。例えばで良いよ」
メガン「例えばでスか?」
智葉「似たようなのはねえのかよ。死刑大好きなアメリカにはよ」
メガン「hmmm…」
智葉「…」
メガン「A lemonade stand in Park?」
智葉「…。food cart?」
メガン「OH!YES!」
智葉「屋台じゃねえかよ!」

メガン「OH!ヤタイ!それでス!」
智葉「馬鹿かよ!去年食った屋台って、そりゃ今はねえよ」
メガン「お嬢。今の発言アメリカだったら…」
智葉「行かねえから大丈夫だよ!アメリカにはよ!」
メガン「国際試合はどうするンですかー?」
智葉「気をつけるよ!で池上になるなよ!」
メガン「?」クビカシゲ
智葉「いい加減にしろこらああああ!」
メガン「HAHAHAHAHA!」

prrrr

智葉「テメエ、いい気になってんなよコラアメリカコラ」
メガン「お嬢。電話電話」
智葉「ああ?」
メガン「電話鳴ってまース。電話にでンわ。なんつってHAHAHAHA!」

prrrr

智葉「…」
メガン「…」

prrrr

智葉「…」
メガン「…スミマセンデシタ…」
智葉「…。わかりゃあ良いよ。わかりゃあよ」

ピッ

智葉「はい。辻垣内で…」
照『やっほー。てるてるだよー?』
智葉「…ムフッ」
照『…』
智葉「…宮永か」
照『…はい。宮永ですけど』
智葉「なんでこっちが電話かけたみたいになってんだよ」

照『…』
智葉「…」
照『…』
智葉「…ムフ。なんだよ喋れよおい」
照『えっとね。智葉助けて』
智葉「あ?なんだ藪から棒に」
照『なんかね、試合が終わってね』
智葉「あー、やっぱりもう終わったか。2位はどこだったよ」
照『ウチ』
智葉「ん?いや、お前らが勝ったのは良いんだ。2位通過はどこだったって…」
照『だから、2位通過がわたし達だった』

智葉「…あ?」
照『…』
智葉「負けたのか…?白糸台が」
照「負けてない。ただ…2位通過だった」
智葉「千里山か」
照『阿知賀』
智葉「阿知賀…?」
照『うん。完全に抑えられた』
智葉「力でか」
照『ううん。多分計算で』
智葉「そいつはまた…。おそろしいのがいたな」
照『ちょっと…。厄介かな…』
智葉「んで?助けてってのは?阿知賀対策を仲良く考えようってか?」

照『違うの。なんかね。皆がおかしいの』
智葉「うん?」
照『頭にね、SSとかアニメとか浮かんでてね』
智葉「はあ」
照『とにかくよく分からないんだよ?』
智葉「だよ?じゃなくてだなあ…」
照『たすけてえ』
智葉「今会場か?」
照『うん』
智葉「1人で出てこられるか?」

照『一番近くのコンビニまでなら』
智葉「ちょうど良い。今そこら辺りまで来てる」
照『ほんと?』
智葉「ああ、ちょっとラーメン探訪でな」
照『…お腹も空いてる』
智葉「知らねえよ。とにかく合流しろ」
照『わかった。向かう』
智葉「じゃあな」
照『ま、待って』
智葉「んあ?」
照『電話つないだままで良い?』
智葉「…。分かった。このままな」フフ
照『うん。今行くね。それでさっきね…』

カン!

その9へ続く!

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