霞「タテホンツモオモバンバンね」 湧「タテホン?」 マホ「オモバンバン?」の続きです。


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六女仙の離れ大広間

煌「すばらなお湯でしたっ!」ホカホカ
マホ「ですねー」ホカホカ
巴「はーい、スイカだよー」
マホ「わー、マホスイカ大好きですー」
煌「あらら、何から何まで…」
マホ「ありがとうございます」
巴「いいよいいよー。ここにお友達が来るなんてあんまり無いしね」

セーラ「狩宿はお友達やけど…」
巴「ん?」
セーラ「こいつとか石戸はちゃう…」
巴「え?」
尭深「ん?」ボイーン
煌「ああ…」
巴「あはは…」

煌「おもち、ですね」キラン
尭深「おもち?」
煌「ええ。阿知賀の松実玄さんに教わったのです」
セーラ「ドラローちゃんに?」
煌「ええ」
マホ「おもち、ってなんですか?」
煌「ええ、なにやら、おもちはおもちらしいですよ」
セーラ「…なんか分かるわあ」

カラカラ

良子「グッドイブニングー」ホカホカ
巴「え?」
良子「良いお湯でした」ホカホカ
煌「わ、戒能プロ!?」
マホ「うわー、本物です!」
巴「え?良子さん?どしたの?」
良子「遊びに来たというか、逃げてきたというか…」
煌「…わさわさ」ボソ

良子巴「「!!」」ビビクン

セーラ「またお友達ちゃうのんが増えた…」
セーラ「これがおもちか…」

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松実館

玄「お姉ちゃん大丈夫かなあ…」
玄「1人で新幹線なんて…」
玄「他所様にご迷惑かけて無いかなあ…」
玄「うう…。心配だよ…」

玄「…」
玄「お仕事しよ…」

玄「ええと、ご予約の整理っと…」
玄「おーもちーもちーおーもちぃー♪」フンフン
玄「…ん?あれ???」
玄「…えっ、なんでこの人…?」

玄「!!」キュピーン

玄「何か、何かおもち的なイベントが」ソワソワ
玄「どこかで起こっている気がする!」ソワソワ
玄「…」ソワソワ
玄「…」ソワソワ
玄「おねえちゃー…は…いないんだった」ソワソワ

玄「…」ソワソワ

玄「自選おもち集でも見よう、かな」ヨッコイショ
玄「…ええと」
玄「じゃあ…。81巻にしよっと」

玄「おーもちーもちーおーもちぃー♪」ペラペラ


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六女仙の離れ廊下

霞「くっ…。良子さんが来るとは…」
初美「突然すぎますよー」
湧「聞いてなかったんですか?」
初美「なんで急に来たんですかねー」
霞「あの人はわたし達を驚かせるためだけに」
霞「そういうことをする人よ」グヌヌ

明星「お姉ちゃん…」
霞「ん?」
湧「あれ、明星ちゃんどうしたの?客間で」
明星「シー」
湧「え?シーなの?」
明星「ちょっとこっちへ…」コイコイ
霞「明星ちゃん?」
明星「シー」コイコイ
霞「ふんふむ…」

霞「じゃあ、初美ちゃんと湧ちゃんは先に戻ってて?」
初美「え、ずるいですよ。良子さんの相手を…」
霞「ね?」
初美「…はーい」
霞「ありがと」
初美「今夜は霞ちゃんの隣で寝ますからね」
霞「はいはい」
初美「ふふーん」
湧「えっ?」

初美「なんでもないですよー」
初美「十曽ちゃん広間に戻りますよー」フンフン
湧「あ、はーい」トテテ

霞「…それで?なにをやらかしたの?」
明星「来てくれたら分かるから」コイコイ
霞「もぅ…。この子は…」

カラカラ

霞「…え?」


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松実館

玄「やっぱりいいなあ…。石戸さん…」ホゥ…
玄「この…。下から…。この…上への…」ハフゥ…

玄「!!!!」キュピーン

玄「これは…」
玄「どこかでおもちとおもちが出会った衝撃!」
玄「似た感覚が…。この間の大会であったような…」

玄「……」
玄「結構皆…。積極的に動いているのかもね…」

玄「…わたしはどうしようかなあ…」


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六女仙の離れ客間

明星「ということで拾った」
和「拾われました」
優希「えっ…」

霞「…マホちゃんのことなのよね?」
和「はい。でも…」
霞「ん?」
和「わたしのため、でもあります」
霞「ふんふむ…」
和「すみません」ペッコリン

明星「お姉ちゃん…」
霞「…分かったわ。内緒にしておく」
和「ありがとうございます」
優希「感謝するじぇ」
霞「夏にもお世話になったしね」
和「ああ…その節は…」

霞「巴ちゃんには話してある?」
明星「ええ」
霞「だったら大丈夫ね」
明星「巴さんに内緒にするのは怖かったし」
霞「フフ。確かにね」

和「マホには…。なにか教えてくださりました?」
霞「ええ、説明しておいた方が良いかしら?」
和「できれば」
霞「分かったわ。お食事でもしながら説明するわね」
和「ありがとうございます」

霞「えっと、ゆーきちゃんだったかしら?」
優希「ん?そうだじぇ?」
霞「ちょっと、こっち来てもらえるかしら?」
優希「なんだじょ?」トテトテ
霞「そのまま後ろ向いて?」
優希「ん?」クル
霞「ふんふむ。ほんのちょっと高いわね…」
優希「ん?なにが?」
霞「背が」オモチノセー

優希「んんんん????」


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六女仙の離れ大広間

良子「ふんふむ。なかなかのなかなかですね」
良子「マホちゃん、でしたっけ?」
マホ「はい!」
良子「ははぁ…。こんなところにもこんな逸材が…」
マホ「???」
セーラ「やっぱり戒能プロから見てもそうです?」
良子「イエス。育て方によっては…」
良子「…」

煌「マホは今日皆さんに色々教わってどうでした?」
マホ「皆さんかっこ良かったです!」
マホ「マホもこんな風にできたら、って思いました!」キラキラ
セーラ「それで真似できるから凄いわ…」
尭深「確かに」ズズズ

巴「ねえすばらちゃん」
煌「はい」
巴「黙ってることあるでしょ?」
煌「…。バレてました?」アララ
巴「ま、ねえ」
セーラ「ん?なんやなんや?」

巴「江口さん気にならなかった?」
セーラ「ならへんかったよ?」
巴「…。分かってないでしょ」
セーラ「はい」
巴「…。マホちゃんの経歴っていうか麻雀歴」
巴「それで、なんでこの時期にここまで来たのか」
セーラ「ああ。それかあ」
尭深「言わないから、聞かれたくないのかと思ってた」
煌「あらら、皆さんお気付きだったわけですか」
煌「すばらくなかったですね…」

マホ「花田先輩は悪く無いです!」

煌「説明させてもらいますね…」


……………。
…………………………。

セーラ「ははぁ…。なるほどなあ」
尭深「このやってしまった感」
煌「すみません」
マホ「え、なにがですか?」
マホ「マホ何か悪いことしちゃいましたか?」
セーラ「いやいや、夢乃は悪くあらへんけどな」
セーラ「夢乃の麻雀の先生って、原村やったんやろ?」
マホ「はい!だけど…。和先輩は…」

セーラ「…花田」
煌「はい」
セーラ「なんか埋め合わせせえよ?」
煌「それはもう」
セーラ「確信犯かいな」
煌「はい」
尭深「言葉本来の意味でね」
マホ「???」

セーラ「花田、まだ終わらせるつもりあらへんのやろ?」
煌「ええ。次の約束はまだしてませんが…」
セーラ「いやいや、結構な悪巧みやな」
良子「グッド。ベリー後輩思いだとアイシンク」
巴「良子さん無理矢理じゃない?それ」
良子「イエス。ファーストコンタクトですからね」
良子「インパクトを残してやろうかと」
巴「十分インパクトある登場だったと思うけど…」

セーラ「せやったらここで答え出したらあかんと思うけど」
煌「お任せします」
セーラ「えー、ほんまやっかいなこと言うなあ…」
セーラ「渋谷にまかせてええ?」
尭深「ここはリーダーにお任せします」
セーラ「おふ。これはまいったわ…」
セーラ「うーん…」
セーラ「夢乃」
マホ「はい!」

セーラ「近くにいると、そん人の凄さは分からんようになるもんや」

マホ「…はぁ」
セーラ「こんくらいでええ?」
煌「十分です」
マホ「え…」
煌「マホ。今の言葉、しっかり覚えておくのですよ?」
マホ「…はい」
煌「すぐに意味はわかると思いますから」


……………。
…………………………。

霞「他の皆は寝たかしら」
巴「はっちゃんに捕まってたね」
霞「いつもはあんなことないのにねえ…」
巴「アハハ。嫉妬してるんだよ、きっと」
霞「そうなのかしら」
良子「あらあらうふふ」
霞「真似するのやめて!」

良子「ホワイかすみんはわたしを苦手にするのです?」
霞「だって…」
煌「狩宿さんは、そんなことないんですか?」
巴「んー。そうだね。わかんないや」
良子「むしろ、わたしが巴を苦手としているのです」
煌「えっ?そうなんですか?」

良子「リーズンはわかりませんが」
巴「あ、今日ね。それわかったかも!」
良子「ホワット?」
巴「わたし良子さんの声を聞いてると…」
巴「わさわさするんだよ!」
良子「!」ビビクン

煌「あー、なんででしょう。わたしもですね」
良子「オウ。なにかわたしもわさわさと…」
良子「What's up?」

ワサワサ ワサワサ

霞「この話はもうやめにしましょうね」

霞「そういえば、良子さんはどうしてここに?」
霞「逃げてきたって言ってたけど…」
良子「んー。瑞原プロがまた…」
巴「なんか悪巧んでるの?」
良子「巻き込まれる前にトンズラこいたった」
巴「あらら…」
良子「バット…。グッドタイミングでしたね」
巴「ばれてる?」
良子「モチのロン」
巴「アハハ…」

煌「ええと、それでこれはどのような?」
巴「フフ。すばらちゃんには協力したから…」
巴「すばらちゃんにも協力してもらおっかなあって」
煌「すばらです!」
煌「わたしにできることであればなんでも…」
良子「ん?今なんでもするって」
巴「やめなさい」
良子「ソーリー」

霞「本当にやるの?」
巴「うん。一応ね。準備しておこうと思って」
煌「準備?」
巴「マホちゃんが寝てるから大丈夫だよね」
巴「3対3の秋季大会の、さ」
煌「出場されるんですか?」
巴「わたしもかすみんも出る気は無かったんだけど…」
巴「出ないとならなくなるかもしれないから」
煌「ん?」
巴「準備だけしとこうってさ」

良子「わたしがいない時に暴走したらどうするつもりだったのです?」
巴「エヘヘ。良子さんが来てくれたから安心だね」
良子「意外とモストはっちゃけガールですね。巴は」
煌「わたしはなにをすれば良いんですか?」
巴「麻雀するだけだよー」
煌「ほ?」

巴「うちの姫様の事は知ってるでしょ?」
煌「神代さんですよね?もちろんですよ」
巴「神降ろしについては?」
煌「…やっぱりそういうことなんですか?あれは」
巴「かすみんが悪いのを引き寄せて…」
巴「わたしが祓うんだけどね」
煌「はぁ」ポカーン

巴「実は祓う方法が2通りあってね」
霞「危険なのだけどね」
煌「あ、もしかして…」
巴「知ってる?」
煌「いや、聞きかじりの知識なのですが…」
煌「祓い師が一旦、自分の中に取り込むとかなんとか」
巴「それそれ」
煌「えっ」
巴「祓い師って、そういう耐性が必要なんだよね」

良子「巴は試合ではそれを使って麻雀しませんでしたからね」
煌「それを、使う?」
巴「試したことはあるんだけどね」
霞「だから…。もしそれを使うのであれば…」
霞「巴ちゃんは、わたしの後にオーダーされるべきだったのね」
煌「えっと…。もしかして…」
霞「巴ちゃん本気出したら怖いのよ?」

巴「最初はマホちゃんにも見せようとおもったんだけど…」
霞「それは駄目って止めておいたから」
煌「はぁ…」
巴「良子さんもいるから…」
巴「ちょっと思いっきり試すけど…」
巴「すばらちゃんも付き合ってね?」ニコ


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霧島神宮

マホ「お世話になりましたっ!」
煌「…。お世話に…。フフフ」
マホ「花田先輩どうしたんですか?」
煌「いえいえ、なんでも…。ちょっと寝不足でフフフ」
煌「とんでもすばらな夜でした」
マホ「???」

巴「アハハ。ごめんねえ」
湧「マホちゃんまたね!」
マホ「はい!」
湧「わたしは来年から高校生だから…」
湧「1年早く全国デビューしちゃうからね!」
マホ「はい!マホも2年後です!」
湧「負けないからねー」
マホ「わたしもですよー」

霞「小蒔ちゃんには連絡しておいたからね」
煌「お手数おかけします」
マホ「小蒔さん?神代さんですか!?」
煌「ええ、次はそこへ向かいます」
マホ「お願いします!」

煌「ではお名残惜しいですがこれで…」
マホ「はい!」
巴「あ、すばらちゃん」コイコイ

巴(片岡さんには伝えておくからね)ヒソヒソ
煌(はい、よろしくお願いしますね)ヒソヒソ

マホ「??」
煌「さ、行きますよ!マホ」
煌「いざ、東北へ!」


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辻垣内邸

憩「お邪魔しますーぅ」ゴソゴソ
照「いつみても綺麗な部屋」ゴソゴソ
智葉「入った途端部屋を漁るな!」
憩「なんもないならええやんかー」ゴソゴソ
照「そうそう」ゴソゴソ
智葉「そういうことじゃねえよ!」

prrrrrr…

照「ん?メールだ…」トリダシー
照「結構たまってたな…えーと…」
照「…」ヒュッ
照「ウワアアアアアアァァァァァアッ!!!」

憩智葉「「!!!」」ビクッ

照「オイヒソオオオォォォアアア!」ゴロンゴロン

智葉「どうした急に!?」
憩「照やんがでんぐり返りまくっとる!?」
智葉「今のメールか!?」バッ

ヒイイイヤアアアア!!! ゴロゴロゴロゴロ

智葉「ピンク?って、誰だ?」
憩「どれ?あ、清澄の原村和ちゃんやない?」
智葉「ああ、原村か」
憩「めちゃメール来とるやん」

憩「かるかんおいひいです」
憩「ちゃ~まるおいひいです」
憩「かるかんとちゃ~まるとスイカと。アリですね」
憩「全部満面笑顔の写真付きや…」

スイカハヤサイイイイ! デモアマイイイイ! グルングルン

智葉「かるかんって鹿児島のだよな」
憩「なにやってるんやろ、あの子」

ウリィィィィヤアアァァァ! ゴロゴロ

智葉「とりあえず宮永を止めるか…」

カン!

その7へ続く!

【咲-Saki- 夢乃全国行脚SS】Index