一「はいはい。お終いお終い」 漫「え?何が起こったん?」の続きです。

-------------------
車中

京太郎「ん…ふあぁ…」
ハギヨシ「お目覚めですか?」
京太郎「ん…。あれ?俺なにやって…」
京太郎「あ!」
ハギヨシ「思い出されました?」
京太郎「すんません。爆睡してました!」

ハギヨシ「いえいえ、結構ですよ」
ハギヨシ「自分の運転する車で寝てもらえるのは」
ハギヨシ「相手に信頼されている証ともいえますからね」
京太郎「そんなもんなんですか?」
ハギヨシ「ええ。寝られると嫌だという方もいるようですがね」
京太郎「すんません」
ハギヨシ「いえいえ。退屈でしょうから」
京太郎「そんな…」チラ
京太郎「え!?」

ハギヨシ「どうされました?」
京太郎「えっ、これ高速ですか?」
ハギヨシ「はい」
京太郎「時間…。もう3時間くらい経ってません?」
ハギヨシ「ハッハッハッハ」
京太郎「え、今なんで笑ったんですか」

ハギヨシ「須賀くん」
京太郎「はい」
ハギヨシ「男はね」
京太郎「はい」
ハギヨシ「つらい時にこそ、笑うんです」
京太郎「はぁ…」
ハギヨシ「ハッハッハッハ」
京太郎「え、今つらいんですか?」

ハギヨシ「…飛ばします」

ブロォォォォ!

京太郎「いみがわからなああああ…」


-------------------
姫松高校

桃子「上重さん逃げちゃいましたね」
姫子「どげんしよ?追いかけちゃる?」
恭子「まあ、漫ちゃんの行動範囲は大体分かるわ」
恭子「大して遠くまでは行かれへんはずや」
桃子「だったら別にいいっすかね」
姫子「あーね。申請はしたんやし」

咲「…」ムー
一「ちょっと恭子のせいで咲ちゃんむくれちゃったよ」
恭子「え?あ、スマンスマン」
咲「…恭子りんさん、上重さんの方が…」ブツブツ
恭子「なんや機嫌直してえな」
咲「…」ツーン
恭子「どないしよ…」

桃子(あーあ。上重さんには協力したいっすけど…)
桃子(嶺上さんがむくれちゃうのは…。駄目っすね…)
桃子(ここはひとつ…)

桃子「嶺上さん、そんなんだと…」
桃子「末原さんにチーム組んでもらえなくなっちゃうっすよ」
咲「えっ…」
桃子「そうっすよね。末原さん」
恭子「うん?ああ、まあ…」
咲「うう…」ジワワ
桃子「あーあ、末原さん、嶺上さん泣かしたっすー」
恭子「あんたどっちの味方やねん」
桃子「んー。どっちかというと…。嶺上さんっすかねえ」
恭子「なんやねんな…」

咲「ううう…」
恭子「…はぁ…。咲」
咲「はい…」
恭子「…。あんたわたしと組んで…」
恭子「勝てる思うんか?」
咲「勝ちたいから…」
咲「勝ちたいから恭子りんさんなんです」
恭子「…」

恭子「天江衣にも?」
咲「はい」
恭子「原村和にも?」
咲「はい」
恭子「荒川憩にも?」
咲「はい」
恭子「高鴨穏乃にも?」
咲「はい」
恭子「宮永照にも?」
咲「はい」

恭子「…小鍛治健夜にも?」
咲「…はい」

一桃子姫子(((えー…)))

恭子「うそやん。いけるんか」
咲「いけます」
恭子「そか。ムフ。自分で言うててわろてもうたわ」
恭子「分かった」
恭子「行くとこまで一緒に行こか。咲」
咲「…はい!」パァァァ!
恭子「フフフ」オデコナデナデ
咲「ん…///えへへ」

キャッキャ

一「え、ええと…。良い雰囲気の所悪いんだけど…」
一「ボクはまだ…」
咲「ええっ!?」
恭子「なんやこいつ。ひとでなしやなあ咲」
一「えー」
恭子「咲が可哀想やろー」
一「なにこの変わり身の早さ」
一「だって咲ちゃんボクに手品させるつもりで…」
咲「違うんですってばー」
一「違うの?」
咲「違います」
一「だったらなんなのさー」
咲「うーん…」
一「そこで考えるの!?」

恭子「…ふむん」
恭子「なんとなく、咲が言いたいことは分かるんやけども」
一「えー」
恭子「確証持ってるんではないんよな」
恭子「せやから…。半荘打ってみいひんか?」
一「え?」
恭子「多分。それで分かると思うわ」
咲「恭子りんさん良いんですか?」
恭子「だって、咲は上手く説明できひんのやろ?」
咲「うーん…。難しいんですよね」
恭子「せやったらわたしが代わりになったるよ」
咲「恭子りんさん…///」
恭子「フフフ」オデコナデナデ
咲「ん…///えへへ」

キャッキャ

一「いや、だからさ…」
姫子「良かもんやね」
桃子「いいっすね」
一「味方がいない!?」
恭子「咲が抜けて4人でええな」
姫子「え?わたしもです?」
恭子「あんた東横のんもあんま知らんやろ?」
姫子「まあ…」
恭子「それに、白水抜きでやるんやろ?」
恭子「それやったら…。あのけったいなん使えへんやんか」
姫子「ぬぐぐ…」
恭子「東横は、さっき言うたこと気にしてみ」
桃子「はいっす」

一「普通にコーチしてる…」
恭子「あ…」
咲「うふふ。恭子りんさんはすごいなあ」ニコニコ
一「駄目だ。こっちはなにも聞こえていない…」
姫子「リザベーション抜きで戦う…」
一「…じゃ、はじめよっか」
恭子「はじめだけに」
一「えー」

……………。
…………………………。

ユラ…

姫子「えっ、なんこれ?」
恭子「ムフ。あかん。やっぱ見えへん」
一「…」

桃子(んー。末原さんが言ってた視点って…)
桃子(はじめさんが見てる所が他人とは違うって意味っすかね…)


……………。
…………………………。


一「…」チラ
桃子「!!」ギョッ

桃子(えっ…。なんすか今の…)
桃子(やっぱり、見えてるっすか…?)

姫子「見えんwwwww」
恭子「アホやろこいつwwww」
一「…」


……………。
…………………………。


恭子「…ふむ…」
姫子「…ぐぬぬ」
一「…流局だね」

桃子「テンパイっす」
恭子「ノーテン」
姫子「ノーテン」
一「…ノーテ…」
咲「テンパイですよね?」
一「…テンパイ」


……………。
…………………………。


姫子「なるほどー」
桃子「こんな感じっす」
恭子「こんな感じっすちゃうやろ。せやから攻撃の…」
咲「恭子りんさん」
恭子「ムグ。なこと言うたかて…」
桃子「いや、いいっす。自分で気づかないと…」
恭子「そか。なんや偉いなあ」オデコナデナデ
桃子「ん…///エヘ。そっすかね」テレテレ
姫子「そいはでけんたい!」
桃子「あ!そうでしたっす!ちょ、末原さん!」
恭子「うん?」
桃子「こ、この…。女ったらし!っす!」
恭子「えー」
咲「分かります」
恭子「えー」

一「まあ、これっくらいしか…」
恭子「はじめ」
一「ん?」
恭子「咲の言いたいこと分かったわ」
一「えー」
恭子「…はじめ、本気で打ってないやろ?」
一「え」ギク
恭子「その手錠やな」ジロ
姫子「ほほう…」キラン
一「な、なにが?」
恭子「なんやイカサマでもしたことあるん?」
一「う…」
恭子「なるほど。やっぱりなあ…」

恭子「…でも、はじめの本気ってイカサマちゃうやろ」
一「…」
恭子「そのあたりごっちゃにして誤魔化しとるんやな」
恭子「既に本気で勝とうとする麻雀が…」
恭子「自分でも分からなくなってへんか?」
一「…」

恭子「前やってもうたんのも、本気で勝とうとして」
恭子「力を使う方向間違っただけやんか」
恭子「それ自体恥とちゃうんやで?」
一「それは…」
恭子「それを恥と思うことで」
恭子「自分が本気で勝とうとすることを恥と勘違いしてない?」
恭子「いや、ちゃうな…。そう勘違いさせとる奴がおるんやな?」

一「ちが…。透華は…」
恭子「透華?ああ、そうか。龍門渕透華か」
恭子「…なるほど。…はじめ」
一「なに…?」
恭子「それもちゃうやろ?」
一「え」
恭子「はじめがさっき言うたような勘違いをしていると…」
恭子「龍門渕透華に思わせようとしとるな?」
一「うぐ…」ギクリ
恭子「その繋がりの証が…。その手錠か」
一「だって透華は…」
恭子「はじめ」
一「…なにさ」

恭子「あんたと龍門渕透華の繋がりに」
恭子「口を挟む気ぃは無いけどな」
恭子「その先に行かなあかん」
恭子「お互いに誤魔化し合ってるその先にや」
一「誤魔化し…あってる…?」
恭子「おそらく…。龍門渕透華やって気づいてる思うで」
一「えっ。そんな…」
恭子「いや、分からん。分からんけど」
恭子「はじめを大事に思うなら」
恭子「きっと気づいてる思うわ」
恭子「ほんであんたが本気で麻雀打つビジョン」
恭子「見えてるんちゃうかな?」
一「…」

恭子「だから咲は気づいたやろ?」

一「咲ちゃん…」
咲「はじめさん…。恭子りんさん…」
一「…でも…この手錠の鍵は透華が持ってるし」チャラ
姫子「ん。これ外せばよかと?」カチャカチャ
一「ん?」
姫子「ふんふむ。これはなかなかの手錠やね」カチャ…
姫子「はい。外れたと」チャラン

一恭子咲桃子「「「「…………」」」」

一「わあああああああああああ!!??」

姫子「うわわ」
一「ちょっと!?なにしてるのさ!?」
姫子「えっ。やって…」
一「っていうか、なんで外れるのさ!?」
姫子「…経験やね///」ポッ
一「分からないよ!頬を染める意味が分からないよ!」
姫子「聞きたか?」
一「いらない!」
姫子「教えちゃるよ?」
一「いいってば!」
姫子「安くするっちゃよ?」
一「有料!?」
姫子「コンテンツ的にはそうやね」
一「アダルト禁止!」

恭子「ほほう…。キレッキレやね」
一「そういう観点で見ないで!?」
恭子「ノンストップやなwww」
一「誰のせいさ!」
桃子「だーれのせいでもありゃしな」
一「古い!」
姫子「この鎖で封印されしツッコミ能力が」
一「いらないよ!そんな能力!」
咲「じゃあ、わたしとチーム組んでくれるかな?」
一「いいとも!って…」
咲「やったー」ワーイ

恭子「良かったなあ咲」
咲「はい!」
一「えー…」
桃子「はじめさん。年貢の納め時っす」
姫子「これもろうてよかやか?」チャラ
一「えっと、それは駄目だけど、同じの送ってあげるよ」
姫子「ほんなこつやか?」キラキラ
一「うん。いいよ」

ワーイワーイ

一「フフ…。もう仕方ない、かな?」

一(だけど…。恭子ってホント凄いな)
一(なんで気付けるんだろ…)

一「でも咲ちゃん?」
咲「はい!」
一「イカサマはしないよ?」
咲「もちろん!はじめさんに騙して欲しいのは」
咲「1人、いや…。1つ?ん?」アレ
恭子「なんや、またか」
咲「ええとですね…。うーん…」
一「なにを騙せばいいの?対戦相手?」
咲「違います」
一「ん?カメラ?」
咲「違います。あ!そうか」
恭子「なん?」
咲「はじめさんには…」

咲「牌を騙してもらいます」


========================エントリーNo.015

末原恭子(姫松高校3年/チームリーダー)
国広一(龍門渕高校2年)
宮永咲(清澄高校1年/特別招待選手)

チームコンセプト:
このメンバーで…。全員ゴッ倒す!

==

恭子「待て待て待て待て待て!!」
咲「え?」
恭子「危な!まだ送ってへんな?申請まだやんな?」
咲「はい、今から送ろうかと」
恭子「良かったー。ちょ、待てや!」
恭子「これやとわたしがゴッ倒す!言うてるみたいやんか」
一「リーダーだしね」
恭子「それも!なんでわたしやねんな」
一「恭子がリーダーでいいと思う人」ハイ

咲桃子姫子「「「はい」」」キョシュー

恭子「関係あらへん!そこの2人関係あらへんやんか!」
一「圧倒的多数により末原恭子がリーダーとなります」パチパチ
恭子「多数決ってイコール数の暴力なん知っとる?」
恭子「ちょ、端末貸して。わたしが申請出すわ」
咲「はーい…」
恭子「なんでわたしがちょっと悪いみたいに…」
一「いや、これは恭子が悪いな」
恭子「なんでやねん!」


========================エントリーNo.015

末原恭子(姫松高校3年/チームリーダー)
国広一(龍門渕高校2年)
宮永咲(清澄高校1年/特別招待選手)

チームコンセプト:
お手柔らかによろしゅうたのんます。

==


一「いやいやいやいやいや!」
恭子「え?」
一「弱気すぎる!なにこれ!?」
一「咲ちゃんがいるんだしいくらなんでも…」
桃子「逆に嫌味っすよね…」
姫子「あーね」
恭子「もー、じゃあ、どないやねんな…」
一「えーとね…」


========================エントリーNo.015

末原恭子(姫松高校3年/チームリーダー)
国広一(龍門渕高校2年)
宮永咲(清澄高校1年/特別招待選手)

チームコンセプト:
魔王と眷属。とにかく行く先を邪魔しないでね。


==


咲「えっ、ちょっとはじめさん?待って待って」
一「え?駄目?」
咲「魔王とかやめましょ」
一「でもこないだのインハイで…」
咲「やめましょ?」ゴッ
一「や、やめようか」ゾクゾク
桃子「でも、勇者か魔王かと言われれば…」
咲「なにかな?」ニッコリ
桃子「ワオ。な、なんでもないっすよー」
恭子「行く先を、って咲だけにってか、やかましわ」
姫子「言うてなかちゃ」
咲「勇者が良いなあ。小鍛治プロは大魔王なんだし」
桃子「わかったっす!」
恭子「だから東横がなんで入ってくるねん!」
桃子「全部混ぜれば良いんすよ!」
姫子「なるほどなるほど~」ピッピッ

恭子「えっ、なんであんたらが…」
桃子「おっいいっすねえ」
姫子「良かやろー。はいできたばい!」デンワポチー

一咲恭子「「「え…!?」」」

桃子「よっし、終わったっす!」
姫子「ずいぶんと手間のかかる子たちやったね」フゥ
桃子「じゃあ上重さん探しに行くっすよー!」
姫子「あーね。そいやい、お邪魔しとったー」

ガチャ バタン

一咲恭子「「「…」」」

恭子「えっと…。今申請出しよったやんな…?」
咲「…はい」
一「…咲ちゃん、特別招待選手だから…」
恭子「…公式見てみよか…」

一咲恭子「「「…」」」

一咲恭子「「「wwwwww」」」

恭子「なんやこれwww」
一「フフwwwまあ良いんじゃない?」
咲「クフフフ。クフフフフwwwww」
恭子「なんや、咲めちゃウケやんか」
咲「だってwwwこれを恭子りんさんが言ってると思うと…」
一「フハ。確かに恭子がこれをwwww」
恭子「ムフ。やめえや。ムフフ」

一「ああ、そう言えば…」
恭子「なん?」
一「わたしが東横さん見えるのってどうしてか分かった?」
恭子「ああ、そのことかいな」
恭子「さっきはあの2人いたから言わへんかったけどな…」
咲「クフフ。ウフフフ」
恭子「ムフ。楽しそやな」
恭子「はじめが見てるんは、影と反射」
恭子「たぶん東横そのものは追いかけてない」
恭子「目線はそうやったで」
一「あー、スフィンクスかあ」
恭子「???」

一(確かに基本的なネタだから意識してないな…)
一(やっぱ凄いなこの人…)

咲「クフ。えと、改めて…」
恭子「ふむん?」
一「ん?」
咲「よろしくお願いします!」ペッコリン
一「うん。よろしくね!」
恭子「うん…。それはまあええけど…」
一「どしたの?」
恭子「いや、今のお辞儀で変な思い出が…」
咲「ええっ!?」

恭子「いやいや、ええわ」
恭子「普段はこんなチンチクリンやもんな」
一「フフ。まあね」
咲「…。この中ではわたしが一番背大きいもん」ボソ

一恭子「「あ?」」

咲「えっ?」
恭子「なんか言うたか?」グリグリ
一「気のせいかな?気のせいかな?」グリグリ
咲「きゃー、ごめんなさーい」

キャッキャ


========================エントリーNo.015

末原恭子(姫松高校3年/チームリーダー)
国広一(龍門渕高校2年)
宮永咲(清澄高校1年/特別招待選手)

チームコンセプト:
勇者と仲間?魔王と眷属?
とにかく行く先を(咲だけに)邪魔するなら
全員ゴッ倒すからね。よろしゅうたのんます。

=======================================


カン!

その15へ続く!

【咲-Saki- 3on3SS】Index