衣「うむ。褻と晴と、隔てる存在なのやも」 洋榎「日本語使えや」の続き
もしくは
透華「そうですわ!熱湯をぶっかければ…」 純「ゴキブリじゃねえんだからよ…」の続き
もしくは
淡「エサにタコスつければいける!」 誠子「そうかあ…?」の続きです。


ーーーーー劔谷高校サイド
劔谷高校ホテル

美幸「…ふぅん…。ってことは…」
澄子「はい」
美幸「莉子ちゃんが脱走したのが原因ってこと?」
莉子「えっと…。省略しすぎな気が…」
美幸「でもそういうことでしょもー」
友香「先輩方も気にしないでって言ってるでー」
莉子「でも…」

美幸「梢ちゃんと澄子ちゃんが探しに出かけて…」
澄子「はい」
美幸「新道寺の皆は花田さんを迎えに出かけて…」
仁美「そうそう」
美幸「梢ちゃんと澄子ちゃんが」
美幸「途中で、とんでも無いことになっている渋谷さんを見つけて…」
尭深(本編)「…」ズズズ
尭深(SS)「…」ズズズ

美幸「…」
美幸「し、新道寺の皆とばったり出くわして…」
美子「そうやね」
美幸「こりゃあたまらん、とホテルに戻ってきたと…」
姫子「そん通り」
美幸「…あれ?」
姫子「どげんしたと?」
美幸「莉子ちゃんは?」
莉子「はい。ここに」

美幸「違うのよもー」
美幸「莉子ちゃんはどこで合流したの?」
莉子「ええと…」
友香「莉子はホテルにいたんでー」
美幸「えっ?」
澄子「完全に翻弄された」
莉子「すみません…」
梢「無事だったから良しとしましょう」

美幸「それで…。渋谷さんは…」
尭深(本編)「はい」ズズズ
美幸「なにがどうなってそうなったの?」
尭深(本編)「分からない」ズズズ
美幸「ふ、ふうん…」
美幸「…」
美幸「なんで皆そんなに落ち着いてるのよもー!!!」
友香「先輩落ち着いて欲しいんでー」
美幸「だーかーらー!」
哩「うっさい」ペシ
美幸「あいた」

姫子「こら!さっきから!」オシリペシペシ
哩「んー」
美幸「…えー」
尭深(本編)「考えても仕方無さそうだから」ズズズ
仁美「やけん、なんか起こっとるのは確かやろ」チュー
仁美「あ、冷めたら美味しい」チュー
美子「煌ちゃんにも連絡つかんし…」
美子「渋谷さんも白糸台の皆に連絡つかんとやろ?」
尭深(本編)「はい…」
仁美「ふむ…」
美幸「あ、江崎さんがそういう…?」
仁美「ん?」
美幸「いや、そういう担当なのかあ、って…」
尭深(本編)「ブフォッ!」ゲホゲホ

友香「あー!確かにあんまり…」
澄子「お黙り」クチオサエー
友香「モガモガ」
美子「ああ、確かに仁美ちゃん頭使わなそうやしね」アハハ
仁美「ん?」
美子「やけど、うちらん中じゃ、仁美ちゃんが一番」
美子「考えるん得意とよ」
友香「見えなモガ…」
仁美「ああ、そういうってそういう…」
仁美「ま、能ある鷹はなんやらって奴やな」
仁美「しかし、電話繋がらんなー」デンワイジリー

莉子「ひっ…」

仁美「ん?どげんしたと?」
莉子「い、いやっ…」アタマカカエー
澄子「あっ…」
友香「ストラップ…」
美幸「一筒…」
梢「…」
莉子「うう…。すみません、すみません…」

哩「一筒で振り込んだんやったっけ?」オキアガリー
姫子「あ、ぶちょー」
哩「安福」
莉子「…うう…」フルフル
友香「莉子…」
哩「安福。こいば向きない」
莉子「はい…」
哩「うちん目ば見んしゃい」
莉子「う…」
哩「目ばそらすな」
莉子「…」

哩「安福。よかやか?」
莉子「…」コクン
哩「自惚れんな」
莉子「!」
哩「ウチも負けたとたい。やけんそいは姫子んせいじゃなか」
姫子「ぶちょー…」
哩「団体戦ん負けは全員ん負けたい」
哩「そいば、なし1人の背負おうっちしゅるけんか」
哩「そげん先輩の信じられんけんやか?」

莉子「…。そんなことない…!」

美幸「莉子ちゃん…」
友香「莉子…」
澄子「莉子ちゃん…」
梢「安福さん…」

哩「なら…」
哩「胸ば張れ。きさん劔谷ん大将ぞ…」
哩「大将の俯いてどげんするんやか!」

莉子「…」

姫子「ぶちょー…」
仁美「そんなに言えるなら」
美子「なしけんさっきうちに言わせたん…?」

哩「…」ベッドニモドリー
哩「…」ネソベリー
哩「んー…」

美幸梢澄子友香「「「「えっ?」」」」

仁美「フハッwww」
美子「使いきったんやね…」
姫子「ちょ、このタイミング!」オシリペシペシ
哩「んー…」グデー

尭深(SS)「●REC」ジー
尭深(本編)「そのカメラ…」ズズズ

仁美「ん…。見てみちゃろ」


ーーーーー蒲原智美サイド
車中

ブロォォォォ

智美「ワハハー、さあて、どうしようか…」
洋榎「どうしようやあらへんがな」
浩子「予備のガソリンとか無いんです?」
智美「流石に用意してないなー…」
衣「ころもも余分なお金は持てないんだ…」
泉「それやったら、もう諦めましょうよ…」

絹恵「浩子ちゃん。もし…」
浩子「ん?」
絹恵「車動かんくなったらどうなる?」
浩子「どうなるもなにも…」
絹恵「今優先するべきは何?」
浩子「…。加治木さんとの合流やと思う」
智美「ワハハ。そうだなー」
絹恵「合流地点はどこ?」
智美「大会会場だなー」
絹恵「仮にそこで合流できて…」
絹恵「その時点で車動かなかったらどうなります?」
洋榎「…」

智美「うーん。正直分からないな」
浩子「車がなくても大丈夫かも知らんし…」
浩子「車がなくちゃどうしょうも無いかも知れんし…」
浩子「てところやね」
絹恵「それやったら、合流前にガソリン補給せなアカンやんな」
浩子「できるんやったらね」
智美「ごめんなー…」
洋榎「いやいや、智美が謝ることやあらへんやろ…」

絹恵「蒲原さん!」
智美「なんだー?きぬちん」
絹恵「そこのスタンド行ってください!」
智美「でも…」
絹恵「良いから!」
智美「ワハハー、分かったぞー」

ブロオオオオ

洋榎「…。あいつら見えなくなってもうたな」
衣「絹恵。これで後戻りは出来ないぞ」
絹恵「浩ちゃん。いけるんやろ?」
浩子「…。大丈夫やと思う」

洋榎(うわあ、絹の奴こうなるとホンマ…)
洋榎(オカンそっくりやわあ…)

智美「セルフスタンドかー。ちょっと行ってくるけど…」
泉「ウチも手伝いますわ…」
衣「ころもも行く!」
智美「お金あるぶん入れても大した距離走れないぞー?」
絹恵「金ならある!」トリダシー
浩子「それ。おばさんにもろた…」
洋榎「やっぱこうなるかー…」
浩子「えー、嘘ん。それ使うんか?」
絹恵「なん?」
浩子「…。いや、それでええよ」

浩子(うっわー。絹ちゃんこうなるとホンマ…)
浩子(監督そっくりやわあ…)

智美「ワハハ。良いのか?使っても」
絹恵「ええ、使ってください」
智美「ありがたく、使わせてもらうぞー」ワハハ

洋榎「オカンもアホやなあ…」ボソ
洋榎「絹に金持たしたらこうなんねん…」ボソ


ーーーーー大お泊り会実行委員会支部 攻撃隊サイド
路上

久「静かなものね」
巴「久ちゃんどうするの?」
久「そうね…。わたし達がやることは1つ」
久「本体を叩く」
春「本体…。というと…」
久「おそらく、宮永照の分裂人格」
久「彼女が元凶」
久「そして、彼女が狙うのは…」
久「咲、でしょうね」

巴「咲ちゃんはどこにいるかわからないんだよね?」
久「分からないわ…。公園で聞いた話だと…」
久「国広さんと一緒にいるはずだけど…」
久「…考えろ…。咲だとすると…」ブツブツ
久「…そうかも…。きっと…だとすれば…」ブツブツ
巴「久ちゃん…」

久「一旦宿舎に戻りましょう」
春「清澄の…?」
久「ええ。咲がこっちで知っている場所と言ったら」
久「宮永照の家と、宿舎だけなはず」
巴「照さんの方に行っている可能性は…?」
久「無いわ」
久「さっきまで白糸台が試合をしていたのは知っているはずよ」
久「それに…。咲はわたしに言わないで勝手なことはしない」
久「なんてね」

巴「じゃあ…」
久「ええ、宿舎に行くわよ」


ーーーーー大お泊り会実行委員会支部 迎撃隊サイド
仮説支部

純「宮永照が?」
胡桃「そう!エイちゃんが見つけたの!」
胡桃「公園の中まで来てる!」
未春「ほ、他には誰か来てるんですか!?」
胡桃「それが…。よく見えないんだよね」
胡桃「ウムァが邪魔してて…」

ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!
ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!
ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!


未春「ウムァって…」
睦月「すみません…」
純「誰か視力の良い奴は…」ミマワシー
純「あんまりいなさそうだな…」
まこ「…」トテトテ
純「…?」

まこ「…宮永照と…」マドカラジー
純「ん?お前…」
まこ「姫松の末原…。荒川憩…」ジー
まこ「あと奈良晩成の小走がおる」ジー
まこ「こん4人の知り合いってこん中におる?」
胡桃「姫松とは戦ったけど…」
胡桃「末原さんは大将だったから…」
エイスリン「ジホウデシタ!」
エイスリン「マコニマケタ!」

まこ「アハ。そりゃそうやけど…」
まこ「となると…」チラ
煌「すばっ?」
まこ「すばらさんが宮永照にコンタクトをとるんが一番かもか…」
煌「わ、わたしがですか!?」
まこ「あん中んのと直接戦ったんはあんさんだけじゃ」
煌「確かに…」

まこ「幸い向こうもこっちの窓には気づいてるみたいじゃ」
まこ「…。上手くやれば…」
まこ「まずは腹ごしらえかの?」
エイスリン「オナカペッコリンデス!」
純「お前さん…。近視じゃねえのか?」
まこ「ん?そうじゃけど?」
純「それなのに…。見えるのか?」
まこ「まあ…。久にさっき言われたけんね」
まこ「ずぅっと、言われた通りにしてたんよ」
純「さっき言われた?え?何を?」


ーーーーー宮永照サイド
公園

キュゥイィィィン!!!イクデトキチャン!
ドゥッ!ドゥッ!

憩「はぁ、とんでもない事になっとるね~」
恭子「や、ちょっとは慌てた方ええんちゃう?」
やえ「慌ててどうなるもんでもないだろう」
やえ「それよりも…」
照(本編)「ぐぬぬ…」
やえ「こっちのチャンピオンを何とかしないと」

照(本編)「これ…。いや、こっち、か。いやいや…」
憩「もう全部あげたらええんちゃう?」
照(本編)「ええ!?」ガビーン!
やえ「結局恭子りんのお腹すいたよ、が正解だった訳だ」
恭子「恭子りん言うなや」
やえ「向こうの合図であの窓に投げ入れれば良いんだろ?」
照(本編)「って、すばらちゃんが言ってたと思うんだ…けど…」グヌヌ

憩「ある程度重みが無いと投げても届かへんやろ?」
やえ「しかし、あの群衆の中大丈夫なのかな?」
恭子「あっちから合図出すてことは、なんか秘策があるんやろ」
恭子「誰がいるか分からへんけど…。なかなかのなかなかやね」
照(本編)「このチョコは…。プリン…。これは駄目だ」
憩「も~ええからはよ決めてくださいよ~ぅ」
照(本編)「ぐぬぬ…。だって…」
恭子「もー、後で買うたるから、今はええやんか」
照(本編)「ほんとに?」
恭子「買うたる買うたる。せやからはよ準備しとこ」
照(本編)「分かった。しばしの別れだ。お菓子たちよ」

やえ「で。誰が投げるんだ?」
恭子「え?」
憩「あー…。えー」ミマワシー
照(本編)「モグモグ」
やえ「食ってる場合か!?」
憩「SS竜華姉さんにたのも…」


ーーーーー大お泊り会実行委員会支部 迎撃隊サイド
仮説支部

まこ「…」ジー
まこ「…今!」
煌「はい!宮永さーん!」スケブバッ!
透華「窓を開けてくださいまし!」
胡桃「はいよ!」

ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!ウムァ!

ドザアッ!

優希「おー!届いたじぇ!コンビニ袋!」
未春「すごい!上手くいった!」
透華「窓をお閉めになって!」
胡桃「はいはい!」
まこ「なーんか…。千里山の大将もおったな…」
煌「エイスリンさんのスケッチブックが活躍しましたね!」
エイスリン「イエス!」

純「な、なあ…」
まこ「おん?」
純「清澄の部長になんて言われたって?」
まこ「ああ、さっきの話かい」
純「ああ。なにやってたんだ?」

まこ「見てて、って」
まこ「久、言うとったろ?」

純「…。言ってたな」
まこ「やけん、見とったんよ」
まこ「ずぅっと、あいつらの動きやら、なんやら」
まこ「多少癖はあっても、パターンはあるじゃろ思うてな」
純「…フフ。なるほど…」
まこ「ん?」
純「いや、なんでもねえよ」
まこ「そか?」

純(なんて繋がり方してやがるんだ…。こいつら…!)

優希「ふんふん。チョコとー、ポテチとー…」
未春「あ、プロ麻雀せんべいだ」
睦月「ウム!?」
透華「なっ!?中に入ってきましたの!?」
未春「違うよ!今のは本物の津山さんの…」
睦月「す、すみません。つい…」

煌(…本物の津山さん…?)
煌(ん?なーんか引っかかりますね…)
煌(なんでしょ…?)
煌(ま、良いです。何かつまませていただきましょ…)ゴソゴソ

睦月「プロ麻雀せんべいカード集めが趣味なもので…」
睦月「とても好きなんですよ」
優希「とても…」
胡桃「好き…?」
睦月「はい!USRの小鍛治プロなんて出た日には…」
エイスリン「USR?」
睦月「あ、ウルトラスーパーレアのことで…」
透華「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
睦月「は、はい?」
透華「その…。USR小鍛治プロカードが大好きなんですの?」
睦月「大好き…。というか、実物を見たことも無いんですけど…」
睦月「そうですね。憧れみたいなものですかねえ」

透華「それは、あの分裂人格をも消去できるほどに?」

睦月「ウム!?」
未春「あ!そうか!分裂人格の消去条件!」
胡桃「大好きな人か物と同時に触る…」
純「…。チャンピオンが買ってきたんだよな、それ」
未春「いけるかも…」
透華「なーにを馬鹿なこと言ってますの?」
透華「誰が買おうが確率は変わらな…モガ」
純「はいはい。黙ってようぜお嬢様」
純「おい、開けてみろよ。もしかしらもしかするぜ」
睦月「ウ、ウム…」ソワソワ

睦月「…」パッケージアケー
睦月「…」カードパッケージトリダシー
睦月「…」チョットダケアケー

透華「プハッ…」
透華「そんなことやっても確率はモゴ」
純「良いんだよ!儀式みたいなもんだろ?」
純「作法だよ作法」

睦月「…」カードノフチダケミテー
睦月「ウム!?」
胡桃「ど、どーだった!?」
睦月「このカードの縁は…。レア仕様です!」
エイスリン「OH!」
優希「一気にいってみるじぇ!」
睦月「ウム!」ビリイ!
睦月「…」

未春「SR藤田プロ…。だね…」

睦月「ウムァァァァ!」ユカニバッシィ!
睦月「ムァァァァァ!」アタマカカエテゴロゴロー!

純「そんなにまでも…」
優希「不憫だじぇ…」
未春「まあ、そんなに簡単には…」

煌「あ、あのー…」
まこ「どうしたんじゃ?」
煌「ええと…。わたしも…」
優希「あ!花田先輩もプロ麻雀せんべいカード食べてたのか?」
煌「ええ。あの、すみません。話を聞いていなかったもので…」
まこ「ええけええけ。どのみちUSRなんて…」
煌「この…。わたしが開けたカード…」
煌「USRって書いてあるのですけど…」

エッ!?

睦月「ウム?」ピタ
煌「これなんですけどね…」ピラッ

キラキラキラキラキラー

睦月「ウム?ウム?ウム!?ウム?!」
優希「ついにおかしくなったじぇ」
煌「これが…。USR小鍛治プロカードなのでは、と…」

睦月「ウムムァァァァァアアアアアア!!!!!」
睦月「くく、ください!いや、さ、触らせて!」
睦月「いやいや、見せて見せてもらえるだけでも…」
煌「いえいえ、別にわたしはカード集めしてませんし」
煌「このお菓子もそもそも宮永さんから皆さんへの差し入れですし」
煌「差し上げますよ?」
睦月「ウム?ウム?ウム!?ウム?!」
煌「すばらです!」

優希「眩しすぎるじぇ…。花田先輩…」
純「開けるやつが開ければ出るもんなのか…」
透華「そ。そんなことありえませんわ!」
智紀「いや、あるよ」
純「ともきー?」
智紀「透華は信じないかもだけど、確かにそういうのは、ある」
智紀「ほぼカオス理論だけど」
透華「そんなこと…」
智紀「ともあれ、これで…」

睦月「ワーイ!ワーイ!」ピョンピョン

智紀「あの分裂人格を一掃できるってこと」キラン
まこ「戦局が動くって、訳じゃな」
智紀「わたしは、もうちょっとかかる」カタカタ
まこ「任せたけえ…」

まこ「次の一手は…どうすれば良い?久…」

カン!

その26へ続く!

【咲-Saki- ドッペルSS】Index