慧宇「およ?ワタシも同じだよ?」  明華「あらら?」の続きです。


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松実館

由華「えっとじゃあ、そういうことでよろしくね?」
玄「はい!お任せあれ!」ビシ!
由華「フフ。それ可愛いよね」
玄「エヘヘ」
由華「でも…。本当に良いのかな?」
玄「良いですよー?お父さんも良いって言ってくれてますし」
由華「なんか悪いなあ…」
玄「いえいえ!お部屋を開けておくより全然」
玄「それに由華さんにはお手伝いしてもらってますし!」
由華「だったら良かった」ニコ

玄「むしろ…。由華さんのチームメイトさんが…」
由華「いいよいいよー。だって格安にしてもらってるし」
由華「お手伝いくらいするよーきっと」
由華「合宿みたいで面白いと思うよ!」
玄「お父さんなんか、専用の合宿所にしちゃうかーとか言ってましたよ」
由華「でも一般のお客様もいらっしゃるでしょ?」
玄「はい!夏休みの吉野を満喫するなら」
玄「是非松実館をご利用ください!」
玄「なーんて」エヘヘ
由華「アハハ」

クロチャーンコッチオワッタデー アンタナニモシテナイデショ!

由華「あ、呼んでるね」
玄「はいはーい!今確認に行きますねー!」
由華「じゃ、わたしは駅まで迎えに行ってくるね!」
玄「お父さん送迎するって言ってましたけど…」
由華「いやいや、流石にそこまで甘える訳にはいかないよ」
玄「良いんですか?」
由華「うん。お散歩がてら色々案内してくるよ」
玄「お昼ご飯も本当に大丈夫ですか?」
由華「うん。お昼はこっちで食べるよ」
由華「玄ちゃんは本当に心配症だなあ」アハハ
玄「うう…。だってー」
由華「大丈夫だってば、ありがとね」
玄「…じゃあ、お夕飯とお風呂ですね?」
由華「そだね。よろしくね!」

クーローチャーン!ヒザマクラー

玄「はいはーい!って膝枕!?」
由華「じゃ、行ってくるねー」フリフリ
玄「あ、はーい。お気をつけてー」フリフリ


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姫松高校

咲「ええと…。そしたらですね」カチャカチャ
恭子「あ、あの。咲?」
咲「はい?」
恭子「あの説明してくれるんはええんやけど…」
咲「はい」
恭子「あの2人いてもええのん?」
咲「???」
恭子「???やなくてな…」

桃子「え?出て行けってことっすか?」
漫「えー。なんでですのん」
恭子「や、一応な。ほれ。秋季大会では敵になる訳やんか?」
一「なーんだ」
恭子「うん?」
一「なんだかんだ言って、恭子りんやる気なんじゃん」ニヤ
恭子「あ…」
咲「恭子りんさん!」パァァァ!
恭子「いやいや、んー。まあ、なんや」
恭子「あれや、恭子りん言うなや」

咲「説明しますね!」ニコニコ
恭子「お前人の話きいてへんやろ?」
咲「だって嬉しくて!」ニコニコ
恭子「お…。そか。そらなにより…」
咲「はい!」ニコニコ
一「で?恭子は、この2人に聞かれたくないの?」
恭子「ムフ。恭子てお前…。先輩やぞ…?まあええけど…」
漫「!?」

桃子(あらら…)

咲「あ!そういうことですか!」
恭子「やっと分かったんかい!?」
咲「そっかあ。考えてなかったや…」
桃子「じゃあ、1局打ってみるっすか?」
恭子「ふむん?」
桃子「わたしのも見せてあげるっす」
咲「え?いいの?」
桃子「こっちだけ相手の情報を知ってるのは」
桃子「フェアじゃないっすからねえ」
漫「いやいや。待て待て」
桃子「えっ?」
漫「そらアカンやろ」

桃子「大丈夫っすよ。わたしのは…」
桃子「知ってれば対処できるって訳じゃないっすから」

一「あれ、東横さんってそんなキャラだったっけ?」
桃子「ま、わたしも成長してるってことっすよ」
一「1局で良いの?1半荘じゃなくて?」
桃子「十分っすよ」ニヤ
一「あらら…。いつの間に…」

恭子漫「「??」」

咲「恭子りんさん、それなら良いですか?」
恭子「ん、まあ。それなら…。ええか」
恭子「ん?ええんかな…?」
一「まあまあ、いいからやっちゃおうよ」
咲「えっと、じゃあはじめさん抜けてね?」
一「えー?」
咲「それも説明の内だから…」
一「そうなのー?つまんないなー」
咲「1局だけですから」
一「はいはい。分かったよー」
咲「じゃあ、恭子りんさんと上重さんお願いします」
漫「はいな」
恭子「どうすればいいん?」

桃子「1局普通に打ってくれればいいっす」ユラァ…


……………。
…………………………。

スゥゥゥゥッ…

漫「あ?」
恭子「え?なんやこれ?ムフッ」
咲「うわー、こんなに早く…」
漫「嘘やん。なんで?東横どこいったん?」
恭子「wwwwこれは無いwww」


……………。
…………………………。

漫「いや、これ隙を見てトイレ行ったんちゃうん?」
一「山減ってるじゃん」
恭子「ほんまやwwwあ、これアカンわ」
漫「長野はどないなっとんねんホンマ…」

桃子「それロンっす」

恭子漫「「wwwwwww」」


……………。
…………………………。

スゥゥゥゥッ…

桃子「こんなんっす」
漫「おったんかいwwww」
恭子「ムフッ…。アホか。なんやこれwwww」
一「…」フム
咲「…恭子りんさん、どうですか?」
恭子「ちょっと待っとってな…」ンー
咲「…」
漫「え?ずっとそこにいたん?」
桃子「いたっすよ?」
漫「ほえー…」

恭子「東横」
桃子「はいっす」
恭子「…アンタ、今のん攻撃と防御どっちにつこうとる?」
桃子「…!」
漫「へ?どういう意味ですか?」
恭子「決めてへんやろ?」
桃子「…1回で気づくっすか…」
恭子「というか、攻撃特化の方向で考えてへんやろ?」
桃子「実はその通りっす…」
恭子「せやろな。ええか?それやったら相手の…」
咲「恭子りんさん」
恭子「ん?」
咲「駄目ですよ?敵を強くしたら」
恭子「あ…」

桃子「ちょっと嶺上さん!」
桃子「ずるいっす!そこまで言わせておいて」
咲「だめー。恭子りんさんはわたしのだよー」
漫「…!」
恭子「いつからやねん…」
咲「ウフフー」
一「…」フム
咲「でも…。はじめさんには見えてるよね?」

恭子桃子漫「「「え?」」」

一「うん。気を抜くと見失うけどね」
桃子「あれ?そういえば長野の駅でも…」
一「咲ちゃんがぶつかった時?」
桃子「そうっす」
一「なんでだろうね?」
漫「自分でもわからへんのかいな」
一「そうだなあ」
咲「それがはじめさんの強さなんですよー」
一「うん?」

咲「恭子りんさんも今のが強さですよ?」
恭子「ん?よう分からへん」
咲「うーん。やっぱり難しいなあ…」
恭子「え?これで終わらすつもりやったん」
咲「ええ、まあ、どうしようかなあ…」
恭子「嘘やん」
咲「うむむ…」ムーン
一「本気悩みだね…」

咲「!」ピコーン
咲「恭子りんさん」
恭子「ん?なんか思いついたん?」
咲「小手返しできます?」
恭子「小手返して…。これ?」チャチャ
咲「それです!」
漫「あ、ウチ得意やで」チャチャ
咲「何枚飛ばしくらいできますか?」
恭子「何枚?」

咲「あ、えっと。普通自摸牌と一番右の牌を入れ替えますよね?」チャチャ
恭子「あ、そういうことか…」
咲「何枚目くらいまでいけます?」
恭子「んー。3枚目かな」チャッチャ
漫「5枚目くらいまでいけますわ」
恭子「やってみいよ」
漫「はい」チャチャチャッ…カッチャカチャ…カチャ
恭子「バレバレやんかwwww」
咲「はじめさんは13枚いけますよね?」
一「えー」
恭子「13枚!?」
漫「いやいや、それは無理やろー」

咲「やってやって!」
一「んー。嫌な予感しかしないなあ…」
一「じゃあ、東横さん変わってもらって良い?」
桃子「はいっす。あ、後ろで見ててもいいっすか?」
一「いいよー」

一「えーと、じゃあ…。これ自摸牌ね」ヒョイ
一「わかりやすいように裏返すね。白か…」クル
一「で、手牌の一番右に入れる」スッ
一「…と、一番左に白がいるよね」ハイ

恭子漫桃子「「「…」」」

恭子漫桃子「「「んんん???」」」

一「はい。終わり」
咲「すごいすごい!」
恭子「え?ちょ、待って?」
漫「何したん?」
一「いや、小手返しだけど…」
恭子「え?東横?」
桃子「後ろから見てたけど、分からないっす…」
一「はいはい。お終いお終い」
漫「え?何が起こったん?」
一「でも、これって麻雀の強さとは関係ないし…」
咲「あります!」
一「えー」
恭子「…。なんとなく咲が言おうとしてること分かったわ…」
一「えー」

漫「さっぱり分からへん」
桃子「同じくっす」

咲「多分…。上重さんも東横さんも」
咲「そういう打ち方、をするからだと思うな」
漫「そういう」
桃子「打ち方っすか…?」
恭子「視点ってことやんな…?」
咲「!そう!それです!」
恭子「なるほどなあ…」

漫桃子「「??」」

一「…恭子どうする?」
咲「…」
恭子「…。もう組んでるつもりやったわ」
咲「!!」パァァァ
恭子「はじめは?」
咲「…」ドキドキ
一「わたしは…」
一「正直、まだ、かな」
咲「…!」
一「手品を使うつもり…無いし…」
咲「いや!違いますよ!そうじゃなく…」


バアアアン!

?「着いたとーーーー!!」
漫「わあ!なんや!?誰や!?」
桃子「あ。お疲れ様っすー」

咲一「「あ!」」

恭子「…。ちょっと、こっち来て座り…」
?「ん?」チョコン
恭子「ちょい、髪あげておでこ見せて?」
?「こうとですか?」カミアゲー
恭子「ん。遠い所ご苦労さんやったね」
?「ちかっぱ遠くて…」
恭子「うん」デコピン!
?「いたあぃい!」ビビクン!
恭子「でも、他校やし、挨拶はちゃんとせなアカンわなあ」

恭子「鶴田?」

姫子「うう…。ヒリヒリすると…」オデコスリスリ
恭子「鶴田?」
姫子「すみませんでした…」
恭子「ん。分かったらええわ」
恭子「痛かったか?」オデコナデナデ
姫子「んっ…」ビビクン!
姫子「ちょい痛気持ちいい感じで…///」
漫「むむむ…!」

姫子「あ、清澄の大将に…。あ!龍門渕の?」
咲「あ、こんにちは。はじめまして」ペッコリン
一「あれ、ボクの事も知ってるの?」
姫子「去年のインハイと…。あとこないだの夏の…」
咲「あ、その節は、お手数を…」
姫子「よかよか。花田んほうが大変やったはずやし…」
一「ああ、そうだね…」

桃子「これで3人揃ったっす!」
恭子「あ、やっぱ鶴田が3人目なん?」
漫「うん?」
桃子「じゃあ、申請をしとっくす!」デンワポチー
漫「え?待って?ウチOKしてへんやんか?」
桃子「うええええ!?今出しちゃったっすよ?」
漫「えええええ!?」
姫子「お、モモちゃん行動が早くてよかよかよー」
漫「ちょ、待って?コンセプトとかもよう分からへんし…」
桃子「あ、今こんなので申請出したっす!」
桃子「公式にはまだ出ないだろうから、申請画面で見て欲しいっす」

ドレドレ?


========================エントリーNo.014

東横桃子(鶴賀学園高等部1年/チームリーダー)
鶴田姫子(新道寺女子高校2年)
上重漫(姫松高校2年)

チームコンセプト:
先輩LOVEっす!大好きっす!だから…
他の誰でもない、わたし達が先輩達を倒してあげるっす!

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姫子「ん。バッチリやね!」
桃子「フッフッフ!」
漫「…なにゃ???」
桃子「分かってるっす。上重さんの気持ち…」
姫子「伝わっとるよ。漫の気持ち…」
漫「え?ちょ、ま…」

恭子「ふぅん」ニヨニヨ
恭子「そうかあ。漫ちゃんはわたしが大好きなんかあ」ニヨニヨ
咲「むー…」
一「妬かない妬かない」

漫「いや、全然そんな…」
桃子「分かってるっす」
姫子「伝わっとるよ」
恭子「そーなんかー」ニヨニヨ

漫「……」

漫「いやああああああああ!!!」


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吉野駅

数絵「結局わたしの方が先に降りてしまったな」
数絵「あの3人。宮永咲、国広一、東横桃子…」
数絵「どこまで行ったんだろ…」

数絵「えっと…。ここで良いのだろうか」キョロキョロ
数絵「多分、あってる…。と、思うんだけど…」キョロキョロ

?「あのー、すみません」

数絵「は、はい?わたしですか?」

?「もしかして…長野平滝の南蒲さん?」
数絵「はい、そうですけど…。って…」
数絵「あ、あなたは…!」

?「由華ちゃんに呼ばれたんだよね?」
数絵「そうです…。巽さんに…」
?「そっかあ。やっぱりねえ」
数絵「あなたも巽さんのチームに…?」
?「うん。あの子もずいぶん思い切ったこと考えたなあ…」

数絵「松庵女学院の…多治比真佑子さん!」

真佑子「ふふ。知っててくれたんだねー」
数絵「それは、こちらの台詞ですよ!」
真佑子「とりあえずー」
数絵「?」
真佑子「なんか飲もうか?」
真佑子「由華ちゃん来るまで、お喋りしよ?」

カン!

その14へ続く!

【咲-Saki- 3on3SS】Index