煌「…わさわさ」 巴「!!」の続きです。


-------------------
霧島神宮

優希「ふわあ…。なんか凄いとこだじぇ」
明星「うふふ。そうですか?」
優希「うん!なんか、壮大で…。心がなんというか…」
和「ふぉんふぁおあふぁると…。モゴモゴ」
優希「またなんか食ってるのか!?のどちゃん!?」
明星「ちゃ~まるです」
優希「ちゃ~まる?」
和「モゴモゴ。ちゃ~まるおいひいです」

明星「霧島茶を使用したおかしですね」
優希「ふぅん」
和「モゴモゴ」
明星「今日はお茶が大好きなお客様が来ていらしているんです」
優希「お茶が大好き…。なんか聞いたことある気が…」
和「あ、ゆーきゆーき写真とって下さい!」デンワワタシー
優希「はいはい。あ、あきせちゃんも入るといいじぇ」
明星「えっ?わたしも、ですか…?」
優希「はいはい」チャーマルホオリコミー
明星「モゴモゴ」
優希「いくじぇー」
和「モゴモーゴ」ニッコリ


-------------------
六女仙の離れ大広間

マホ「えっと江口さんは本当に…?」
初美「もちろんですよー」
霞「今、別室で巴ちゃんが着付けしてるわ」
マホ「な、なんかマホのせいでとんでも無いことに」
尭深「あれは自業自得…」

フスマカラカラ

煌「む?」キラン
湧「終わりましたー」
初美「なんだ十曽ちゃんですかー」
湧「えっ?ひどくないですか?」
マホ「お疲れ様です!」
湧「マホちゃんだけだなあ。優しいの…」
霞「お掃除終わったの?」
湧「はい!明星ちゃんが帰ってくるの待ってようかなと思ったんですけど…」
霞「あら、そういえば遅いわね…」
煌「明星ちゃん?」
湧「ええ、石戸明星ちゃん!」
煌「石戸…。というと…?」
霞「うふふ」

湧「あれ?江口さんは?」
初美「今巴ちゃんが巫女装束を着付けてるですよー」
湧「えっ!?何がどうなってそうなったんですか!?」
渋谷「罰ゲーム…」
湧「は、ははぁ…」
霞「そうそう。今マホちゃんに麻雀を教えてるの」
湧「えっ、そうなんですか!?」
霞「十曽ちゃんも一緒に教わったら?」
湧「はい!そうします!」

マホ「十曽さんも麻雀を…?」
湧「うん。なんというか…」
マホ「…?」
湧「切っても切れない、みたいな…」
マホ「はぁ…」
湧「麻雀強くならなきゃないんだ」
マホ「マホもです!」
湧「一緒にがんばろっか」
マホ「はい!」

煌(うふふ。良い傾向ですね…)


チョホンマニイクン? ダイジョウブカワイイヨ


初美「お!ついに来たですかー?」


フスマカラカラ


巴「できたよー」
セーラ「…」ハッチャンミコフクキセラレー
煌「すばらっ!」
セーラ「い、いうとおもたわ…」モジモジ
霞「あらあらこれはなかなか」
セーラ「うう…」
初美「可愛いじゃないですかー」ニヨニヨ
尭深「ほほぅこれはなかなか」カシャ
セーラ「渋谷!何言うてんの!アカン!堪忍!」モジモジ
渋谷「…」カシャ
セーラ「違うわ!無言でやったらオッケーとかやなく!」

マホ「わぁ素敵ですねー」
湧「似合うじゃないですかー」
霞「うふふ。十曽ちゃんにちょっと似てるわね」
湧「そうですか?」
初美「髪がちょっと外に跳ねてるとことかですねー」
湧「そうかなあ…」カミノケイジリー

セーラ「服も似せてや…」モジモジ
霞「同じよ?」
セーラ「うそやん!なんで、こんな下短いん…」モジモジ
セーラ「普通くるぶしまでとかやんか!」
巴「はっちゃん仕様にしてみたよ!」
セーラ「なんでやねん!」
巴「いえい」ブイ
セーラ「いえいやあらへん!」
初美「動きやすいじゃないですかー」
セーラ「なんやもう色々丸出しやん…」モジモジ

カシャカシャ

セーラ「渋谷!せやから…」
煌「あ…」カシャ
セーラ「…」
煌「…」
セーラ「すばらぁぁぁぁ!」


……………。
…………………………。


セーラ「はぁ。まだこれやったらええわ」フツウノミコフクキセラレー
巴「うふふ。良かったね」

尭深「これはもしや…」ヒソヒソ
霞「さすが巴ちゃんと言ったところね」ヒソヒソ
尭深「やはり…」ヒソヒソ
初美「どういうことですかー?」ヒソヒソ
煌「最初に強烈な要求をすることで…」ヒソヒソ
湧「後の要求を通りやすくするということですか」ヒソヒソ
マホ「え、そんな策略が…」ヒソヒソ
霞「いえ、巴ちゃんは…」ヒソヒソ
初美「あれを天然でやるのですよー」ヒソヒソ
煌「す、すばら…」ヒソヒソ

巴「ん?皆どうしたのー?」
霞「い、いえなんでもないのよ」
巴「???」
初美「じゃ、じゃあ次は霞ちゃんが教える番ですよー」
霞「あ、そうだったわね…」

巴「えーと…。そしたらかすみんの後ろに…」
霞「マホちゃーん。膝の上に…」
巴「かすみんの後ろ!にマホちゃんが行ってね」
霞「クスン…」
湧「あ、わたしもマホちゃんと一緒に」
巴「あ、そうだね。後はさっきと同じで良い?」
セーラ「せっかくやから、狩宿とすばらもやったらええやん」
巴「え?わたしも?」
煌「わたしもですか?」
尭深「そうだね。わたし達ははっちゃんの後ろにいる」
初美「フフフ。初のチーム打ちですよー」
セーラ「そそ。それの練習もしたいし」

マホ「チーム打ち…?」
煌「マホには後で教えますね」
マホ「…はーい」
巴「じゃ、お邪魔しようかなあ」
煌「そうですね」
霞「うふふ。じゃあはじめましょうか。」


【石戸霞先生の場合】


霞「最初っからやっちゃっていいのかしら?」
煌「お願いします」
霞「苦手分野なのだけどねえ」ニコニコ

巴(…嬉しそうに…)
初美(絶対嘘ですよー)
セーラ(あれ嘘やんな)
尭深(あれは嘘をついている顔…)

ゴッ!

煌「…うっわー」
セーラ「出たーwww」
尭深「これはひどいwww」
セーラ「お前が言うなやwww」
霞「うふふ」
初美「うう…。最初から絶一門ですよー…」
湧「べ、勉強の役には立たない…」ボソ
マホ「…。ふむふむ…」

巴(…ふんふむ…)
巴(…やっぱりこの子…)
巴(…。後で試しちゃおうかなあ…)

煌(おろ?狩宿さんが何かを企んでいますかね…)チラ


……………。
…………………………。


霞「絶一門で1種類を独占して、後は字牌が来るから…」
マホ「ふんふん」
セーラ「独占して来るからちゃうやろwww」
尭深「あっさり言うのがさらに恐怖を倍増させる」
初美「字牌は独占されないのが救いなのですよー」ボソ
巴「はっちゃん。あんまりばらしちゃ駄目だよー?」
初美「はーい」

煌(字牌ともう2種類…。ふんふん)コクコク
巴(あら…。もしかしてすばらちゃん…)
煌(ふんふん…)コクコク


……………。
…………………………。


霞「ツモ」
初美「ぎゃーですよー!」
セーラ「ははぁ…。こうなるわけかあ…」
尭深「…なるほど」ズズズ
マホ「なんとなく分かりました!」
湧「えっ…」
巴「ふむ。やっぱりかぁ…」

霞「タテホンツモオモバンバンね」
湧「タテホン?」
マホ「オモバンバン?」
巴「あっ…!」
霞「えっ…。あ!しまっ…」
尭深「ブーーーッ!wwwww」ゲッホゲッホ
セーラ「バンバンwwwいつの時代の人間やwwwww」

初美「か、霞ちゃん…」
霞「いや、ちが!あっ…。家族麻雀の癖で…」
マホ「なんですか?それ?」
湧「聞いたこと無いです」
セーラ「戦後かwwww」
尭深「ブフォッwwwww」
霞「い、いやああああああ!!!」


……………。
…………………………。


セーラ「うう…」モジモジ
尭深「なんでわたしまで…」モジモジ
霞「自業自得」ニッコリ
煌「うわー…」
セーラ「また薄墨仕様やんか…」モジモジ
尭深「これはひどい…」モジモジ
初美「動きやすいじゃないですかー」
初美「そんなに恥ずかしがらなくてもー」
セーラ「いやいや、無理やん…」

湧「でも、この間霞さんは全然大丈夫そうでしたよね?」
初美「そうそう」
セーラ「えっ…?」
尭深「石戸さんが…。これを…」
霞「あらあら」
初美「ポーズまで決めてくれましたよー」

セーラ「いやいや、石戸はあかんやろ…」
セーラ「渋谷でも十分破壊力あるんに…」
尭深「上を隠すか、下を隠すか…」モジモジ

巴「可愛かったよね!」
煌「ほほう」キラン
巴「写真あるから、後で見せるね」
煌「すばらです!」

マホ「えーと…それで…」
巴「あ、そうだね!さっきの説明しなきゃ…」チラ
霞「巴ちゃんお願いできる?」
巴「あ、うん。良いけど…」
霞「ちょっとこの2人にお仕置きを…」

セーラ尭深「「い、いやあああああ!!」」


-------------------
六女仙の離れ入り口

イヤアアアア!

優希「えっ、なんだじぇ?」
明星「…。気にしないでください」
優希「えー…」
明星「でも、本当に良いのですか?」
和「ええお願いできますか?」
明星「部屋はあるから大丈夫ですけど」

明星「夢乃さんや花田さんに会わなくて」

和「今は、まだ…」
和「会っても何もできませんから」
和「むしろ…。ここでマホが花田先輩と」
和「何をして、何を考えるのか…」
和「それを、わたしは知りたいのです」
明星「…分かりました」
和「ありがとう」ペッコリン

明星「ではこちらへ…」
和「モゴモゴ」

優希(…。一瞬まともになったと思ったら…)
優希(まあ良いじぇ…)
優希(のどちゃん。どこまでも付き合ってやるじぇ…)


-------------------
六女仙の離れ大広間

【狩宿巴先生の場合】

巴「じゃあ、わたしがさっきの説明を…」

煌マホ湧「「「お願いします!」」」ペッコリン

巴「えーとね…。まず…タテホンだけど」
湧「そうそう。それなんですか?」
巴「すばらちゃん分かる?」
煌「聞いたことはないですが…。あの形から察するに」
煌「門前混一色の事かと…」
マホ「メンゼンホンイツ…。メンホンです!」
湧「メンホンならなんとなく分かる!」
巴「門前で鳴いてないから、牌が立っているので」
巴「タテホン、タテチンとか言うらしいけどね」
湧「あー、なるほどー」

巴「そうそう。まあ…。あがり役申告だから」
巴「同卓している人が全員わからないといけないんだけど…」
巴「逆に全員分かっちゃってれば、略したりしちゃうんだよね」
巴「競技ではやっちゃ駄目だよ?」

マホ湧「「はーい」」

巴「まあ、そもそも競技麻雀では」
巴「本来点数申告のみであがり役申告はしなくても良いんだけど」
巴「言って悪いことは無いからね」

マホ湧「「はーい」」

巴「じゃあおさらいね」
巴「上がった時は2種類。ツモかロンか」
巴「これは良いよね?」
マホ「はい!」
湧「もちろん!」
巴「よしよし。それじゃあ…。子のツモあがりの時」
巴「点数を言う順番は親子?子親?」
マホ「確か…。子親です!」
巴「そうそう。300・500とかね」

湧「でも…。じゃあゴミ手ってのは」
巴「うん。ロン。ゴミです。なーんて」
巴「ちょっとこなれた感じの言い方に聞こえるけど」
巴「これは実はだめー。親子の順番だしね」
マホ「親子じゃ駄目な理由ってあるんですかー?」
巴「うーん。聞いたことはあるんだけど…」
巴「すばらちゃんは知ってる?」

煌「確かではないかもしれませんが…」
煌「子の30符2翻の時に間違えやすいからと聞いたことがありますね」
湧「えーと…。2000点の時?だから…」
マホ「500・1000ですね!」
巴「わたしもそう聞いたなあ。逆にしちゃうと」
マホ「1000・500…。あ、1500点に聞こえちゃいますね!」
巴「っていうこと、らしいけどねえ」

湧「それで…。あの」
マホ「オモバンバンがさっぱり…」
巴「ああ。えっとねえ。オモの反対がウラって言えば分かる?」
湧「ウラ…。え、もしかしてドラですか?」
巴「そそ。裏ドラの反対で表ドラ。略してオモ」
煌「わたしもはじめて聞きましたよこれ」
巴「あはは。だよねえ…」

マホ「ええと。門前混一色、ツモ、ドラ…」
湧「やっぱりバンバンが分からないよー」
巴「えっとねえ。はっちゃーん?」
初美「はいはーい。ありましたよー」
巴「ごめんね」
初美「いえいえ。わたしもこれで覚えましたからー」スッ

湧「これは…」
煌「点数表のようですね…」
マホ「凄く古そうですよー」
巴「フフ。わたしもこれで覚えたんだけど…」
巴「変な所無いかな?」
煌「変な所…。あれ?」
湧「えー、分からないです。別に点数が違うとか無さそうだし」
マホ「あ、あれ?これ…。1翻と2翻が無いです!」
湧「え?こっちか!あ、ホントだ!」

巴「そそ。麻雀の点数計算式を考えるとね」
巴「基本となる点数は符×2の(翻数+2)乗で」カキカキ
巴「100点単位で10の位を切り上げなんだけどね」カキカキ
マホ「ふむふむ」
巴「この+2の部分が場ゾロって言うんだけど」
巴「この部分がバンバンの正体なんだ」
湧「んん???」
巴「だよねえ…」

巴「例えばさっきの30符2翻で500・1000の場合ね」
巴「基本点は30符×2の4乗」
巴「十曽ちゃん2の4乗は?」
湧「16!」
巴「そそ。なのでー。480点」
巴「10の位を切り上げて500点。これが子の払いなのね」カキカキ
湧「あ!そういうことなんだ!」
巴「で、基本点の480の倍は?マホちゃん」
マホ「960です!」
巴「これを切り上げて1000点。これが親の払いなの」カキカキ
マホ「あー、なるほどー」
巴「ロン上がりの時は基本点に4をかけるのね」カキカキ
巴「親の基本点に2をかけても良いよ」
マホ「えーと…。1920ですね!」
巴「それを切り上げてー、2000点、と」カキカキ
湧「おー!」

巴「切り上げてから倍にしちゃ駄目だからね?」
湧「え?どっちでも同じじゃないですか?」
巴「それが違うんだなー。ほら30符3翻」
巴「この表でいうと30符5翻ね?」
マホ「3900。1000・2000です」
巴「そそ。計算してみる?」

巴「30×2の5乗は30×32で960」カキカキ
巴「だから子の払いが1000」
巴「親の基本点は960×2で1920。切り上げて2000だよね?」
湧「あ、そうか。1920×2は3840だから…」
マホ「ロン上がりの点数は3900です!」
巴「そ。切り上げてから倍にしちゃうと4000点だから」
巴「100点多く申告しちゃうことになっちゃうの」
湧「なーるーほーどー!」
巴「フフ。分かったかな?」
マホ「はい!」
巴「でも、毎回計算するのは大変だから…」
巴「こういう早見表があるわけだけど…」

初美「むかーしむかしは場ゾロは無かったんですよー」
湧「え?そうなんですか?」
初美「それで場ゾロが出来て、さっきの計算式が出来て…」
初美「逐一計算してた名残でそういう表ができたんですねー」
巴「今は、一般化してるから、1翻は1翻で計算してるけどね」
煌「えっと…。つまり…」
マホ「むかーしむかしの人達が使う言い回しを…」
湧「霞さんがしていたと…」

霞「そういうことねえ」ウフフ

湧マホ「「うわああああ!!」」

霞「わたしは特にお祖母様から麻雀を習ったものだから…」
霞「その言葉の使い方で覚えちゃったのよねえ…」
巴「大会とかでは大丈夫なんだけどね」
霞「ええ、この離れで打ってたから…」
霞「ついいつもの癖が出ちゃってね」
霞「恥ずかしいわ…」

初美「ええと…。あの2人は…」
霞「境内のお掃除を頼んだわ」
煌「えっ…」
マホ「あの格好で…?」
湧「さっきわたしが掃除を…」

霞「ん?なにかしら?」

煌「いえ…」
マホ「なんでも…」
湧「ありません…」

霞「うふふ」

カン!

その6へ続く!

【咲-Saki- 夢乃全国行脚SS】Index