湧「あら?マホちゃんはまだ分かんないかなー?」 マホ「うう…。分かんないです」の続きです。


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六女仙の離れ入り口

煌「ほほぉ~こんな建物が」
巴「結構自由に使わせてもらえてるんだよー」
霞「お泊りもできるようになっているから」
霞「もしあれだったら…」
煌「あらら、良いんですか?」
煌「わたしあまりこういう時遠慮しませんよ?」キラン
巴「是非是非!」
マホ「わ~ありがとうござます~!」
霞「うふふ。一緒にお風呂に…」ウズウズ
巴「駄目!」
霞「最後までも言わせてもらえないのね」クスン
巴「予想できたもの」

霞「なんか巴ちゃん元気よねえ」
霞「なんでかしら?」
巴「なんだろう?何故かすばらちゃんの声を聞くと…」
巴「元気が出るんだよねえ」
煌「あらあら、それは光栄です」
マホ「マホも花田先輩に元気をもらってますよ!」
煌「うふふ」ナデナデ

巴「なんかねえ、すばらちゃんの声を聞くと…」
巴「こう、心が、騒ぐというか、そわそわ?いや…」
巴「わくわく?でもなくて…」
霞「東北の方には、ばさくさするって言い方もあるらしいわよ」
巴「あっ、とても近くなった気がするけど…」
巴「ちょっと違うなあ…」

煌「…わさわさ」
巴「!!」ハッ!
煌「…わさわさ…する?」
巴「あっ!それだ!」
巴「すばらちゃんの声を聞くと、わさわさする!」

霞(なんかこれ以上触れてはいけない気がするわ…)

ワサワサ ワサワサ

霞「ほらほら行きましょうね」
霞「今日は他にもお客様がいるから」
霞「賑やかね」
マホ「他にも…?」
霞「ええ、ほらここまで声が聞こえるでしょ?」

ハイドーン!ハネマンヤ! ワー!ナンデスカソレー!

煌「むむ?薄墨さんと…」
マホ「関西弁が聞こえますね」
巴「早速やってるね」
巴「今日はマホちゃんの先生がいっぱいいるよ!」
マホ「…??」


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六女仙の離れ大広間

フスマカラカラ

霞「やってるかしら?」
セーラ「おう!やってるでー!」
初美「三麻は北家が無いからやだって言ってるのにー!」ワーン
尭深「オーラスまでもたない…」ズズズ
煌「あらら、珍しい組み合わせで…」
セーラ「お!なんや新道寺の花田やんかあ」
煌「お久しぶりです江口さん」
煌「それに渋谷さんも」
尭深「あんまり久しぶりな気もしないね…」
煌「ええ…。それはもう」チラ

霞巴初美「「「…」」」

霞「そのことは一旦忘れましょうね」
巴「そうだね」
初美「それが良いですよねー」

煌「…もしやこの3人で…?」
セーラ「せや!わっかりやすいやろ?」
煌「ええ、うわっ、っていう感想ですね」
セーラ「wwwww」
初美「ちょっとこの人よく分からないけど強いですー」
セーラ「なんやそれwww」
尭深「白糸台にはいないタイプですね」ズズズ
セーラ「おうおう。褒めろ褒めろ」
尭深「褒めてはいない」
セーラ「なんでやねん!褒めろや!」
尭深「偉いねー」
セーラ「そういうんじゃないわwww」

初美「それでそっちのちっちゃい子は誰ですかー?」

煌(ちっちゃい?)
巴(ちっちゃい?)

セーラ「お前が言うなwww」
尭深「ブフォッwwww」ゲッホッゲホ

マホ「あ、わたしは夢乃マホって言います!」
マホ「中学2年生です!」
マホ「わたしに、麻雀を教えて下さい!」ペッコリン
セーラ「ほへ?」
煌「実は…」


……………。
…………………………。


煌「…と、まあこういう訳でして…」

マホ(あれ…?)
マホ(ああ…こういうことか…)


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回想

マホ「全部は言わない?」
煌「ええ、麻雀を教わる時に、ですが」
煌「相手に今回の事。全部は説明しません」
煌「マホの経歴についても、です」
マホ「なんでですかー?」
煌「内緒です」
マホ「えー?」
煌「マホのためでもあり…」
煌「ひいては…わたしのためですかね」
マホ「うー、難しいです」
煌「マホにもきっとすぐに理由は分かりますから」
煌「その時はわたしに任せておきなさいね?」
マホ「わかりました!」


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煌(…)チラ…
マホ(…)コクン

セーラ「ほぉん!麻雀の勉強かあ」
マホ「はい!」
初美「ちっちゃいのに頑張りやさんなんですねー」
セーラ「せやから、お前が言うなwww」
尭深「ブフォッwwww」ゲッホッゲホ
尭深「ちょっと…エッフ…その流れもうやめて…」ゲッホゲホ
セーラ「お前も確実に吹くタイミングで茶ぁ飲むなやwww」

煌「それで…。基礎が云々とかは置いておくとして…」
煌「できれば皆さんが一番得意とする麻雀を」
煌「見せて…教えてあげて欲しいのです」
セーラ「ふぅん。まあ…。オレは特に問題なしやけども」
セーラ「こいつらは…」
尭深「いいよ。問題ない」ズズズ
セーラ「この度胸や。オレが気に入ったんは」ケラケラ
初美「良いんでしょうか?」チラ
巴「良いでしょ?」チラ
霞「…。ま、良いんじゃない?」ニコ
巴「じゃあ、かすみんもよろしくね!」
霞「…わたしも…?」
巴「協力してねって言ったでしょ?」
霞「ああ…。こういうこと…」
巴「ね?」
霞「分かったわ…」

セーラ「おっしゃ!じゃあ…。どうすればいいのん?」
尭深「意気込んでそれ…?」
セーラ「だって、よう分からんもん」
セーラ「つーか、渋谷ってツッコミなんな?」
尭深「フフフ。王者白糸台を舐めてはいけない」
初美「王者ってこないだの…」
尭深「それ以上いけない」
初美「…はい」

巴「じゃあ…指導対局っていう体で」
巴「江口さんと渋谷さんとはっちゃん」
巴「それとかすみんが卓に入ろうか」
霞「わたしも?」
巴「それで、マホちゃんは順番に皆の後ろについて」
巴「色々教えてもらおうか」
マホ「はい!」

セーラ「えーと、それやと本気になられへんかもしれんから」
セーラ「石戸以外の3人で賭けしてもええ?」
霞「賭け?」
セーラ「オレ勝ったらリーダーな?」
初美「なんか認めたくないんですよねー」
セーラ「せやったら勝てばええやん」

尭深「じゃあ…。わたしが勝ったら」
尭深「江口さんには巫女服を来てもらおう」
セーラ「はぁ!?」
尭深「で、リーダーは別に江口さんで良い」
セーラ「待て待て、それやと賭けになら…」
初美「じゃあわたしもタカミーと同じで良いですよー」
セーラ「だから…。ちょい待とうや…」
霞「あら、じゃあわたしも同じで」
セーラ「なんでお前が入ってくるねん!?」
煌「じゃあ、はじめましょーか」
セーラ「すばらああ!?」


【江口セーラ先生の場合】

セーラ「なんや変な事になってもうたなあ…」カチャカチャ
マホ「お願いします!」
セーラ「おう!ビシーッと教えたるからな!」
マホ「はい!」
セーラ「ふむ。配牌がこうやと…どこ切りたい?」
マホ「えーと…。これですかね」ユビサシー
セーラ「ふむ。なんで?タンヤオつけたいん?」
尭深「ブフォwww」ゲッホゲッホ
初美「言っちゃ駄目でしょー」
セーラ「あ、そうか。まあええわ」
セーラ「今は夢乃に教える番やしなー」
マホ「あわわ、すみません」
セーラ「気にすんなー。んで何やったっけ?」
霞「一九字牌を切る所」
セーラ「ああ、さよか…。ってなんで分かってん!?」
尭深「www」

セーラ「まあええわ。えーと…」
セーラ「これビシー!切るとするやんか?」
マホ「はい!」
セーラ「まあこっちがガー!入って欲しいところやけど」
セーラ「こっちがドーン!入ったらアチャー!やん?」
マホ「は、はい」
セーラ「絶対アチャー!にならんのがない場合は」
セーラ「アチャー!のレベルが低い方がええよな?」
マホ「…はい」
セーラ「今がそうやな」
セーラ「せやからこっちやなくてこっちドーン!」
マホ「は、はい」


……………。
…………………………。


セーラ「で、ほれ、あっこの捨て牌がグワッ!としてるやん?」
セーラ「やからこれドーン!切ったらダーン!やられんねん」
セーラ「という訳でこっちバーン!やってジッ!と耐えると」


……………。
…………………………。


セーラ「ほらな!さっきのんがグッ!グッ!と来てるやん」
セーラ「ほんで、この待ちよりこの待ちのがシュッ!としてるやんか」
セーラ「ほんならここでブワー!リーチやんな!」
セーラ「んで、ここでビャー!つもってドーン!や」

セーラ「な?」
セーラ「わかったやろ?」
マホ「わかりません!」
セーラ「そかー。ちょっとレベル高すぎたんかなあ」
尭深「wwwwww」

セーラ「せっかくやし格好良い人の呼び方でも教えたるわ」バスガキタデー
マホ「あっ!格好良いです!」
セーラ「お、さよか。じゃあもっかい」バスモウスグデルデー
マホ「こうですか!」バスガデルデー
セーラ「ええやん!」
尭深「wwwww」


【薄墨初美先生の場合】

初美「ちょっと言葉が不自由な人は置いておくとしてー」
セーラ「なんでやねん!」
初美「北家になったので次はわたしが教えますよー」

煌(ふむ。ここからが本番ですね…)

初美「配牌は…。ふむふむ。2枚づつですねー」カチャカチャ
セーラ「絶対捨てへん」
尭深「捨てへん」
霞「あらあらうふふ」
初美「ちょっとー指導にならないでしょー!」
セーラ「知らんがなwww」
尭深「あらよっと」ペーステー
初美「あっポン!」
セーラ「なんで捨てるん!?」
尭深「本当に持ってたか…」フム
セーラ「うわーwwww」

マホ「あっ。これって…」
初美「フフフ。そうなんですよー東南西北集めるのですよー」
マホ「ふむふむ…」
セーラ「普通は集めるのですよで集まらへんねんぞー」
マホ「ふむふむ…」

巴(あれ…この子…?)


……………。
…………………………。

初美「自摸ぉ!小四喜ですよー!」
セーラ「ギャー!」
尭深「役満自摸ってとんでもなく削られる…」
セーラ「お前が言うなwwww」
初美「っと、分かりましたかー?」
セーラ「分かるわけないやろ…」
マホ「分かりました!」
セーラ「ほ?」
マホ「後でやってみます!」
霞「ふんふむ…」


【渋谷尭深先生の場合】

尭深「ついにオーラス…」
セーラ「もうどうにでもせえや…」
マホ「オーラスだと何かあるんですかー?」
尭深「ハーベストタイム!」
マホ「わあ!格好良いです!」
尭深「ウフフ」
初美「タカミーが物凄く嬉しそうですよー」
セーラ「別に言わんでもええんやろ?」
尭深「言わないことがないから分からない」
セーラ「いつも言うてるんかいwww」

尭深「今回は7枚…最小枚数でのチャレンジです」
初美「基本は大三元狙いなんですかー?」
尭深「鳴いてもOKで、9枚集めれば役満ですからね」
マホ「集める?」
尭深「各局での第一打がオーラスに集まるの」
セーラ「集まるの、じゃあらへんわwww」
マホ「ふわぁ~!凄いです!」
尭深「では配牌をば…。ふむ」カチャカチャ
マホ「わあ!本当だ!」


……………。
…………………………。

尭深「自摸…。大三元」
セーラ「いやああああ!」
初美「あっさり取り返されたのですよー…」
尭深「分かった?」
セーラ「やから分かるはずあらへん…」
マホ「分かりました!」
セーラ「ほ?」

煌「じゃあマホ。次は入ってやってみましょうか?」
セーラ「やる?」
マホ「はい!」ズオオオオ!

巴霞初美「「「!!!???」」」ゾクゥ!

巴「え…?これって…」
霞「あらあらうふふ」
初美「ちょ…。なんですかこれー?」


……………。
…………………………。

マホ「あんまり上手くできなかったです…」
尭深「…」ポカーン
初美「…」アングリ
セーラ「いやいや十分おかしいわwwwwwww」

巴「ちょっとすばらちゃん…」
煌「はい」
巴「この子一体…」
煌「ええ。自慢の後輩ですよ」

霞「じゃあ、次はわたしが教えちゃおうかな」
マホ「お願いします!」
霞「あ、その前にセーラちゃん」
セーラ「なん?」
霞「巫女服に着替えてね?」
セーラ「いやあああああ!」

カン!

その5へ続く!

【咲-Saki- 夢乃全国行脚SS】Index