恒子「いやらしい?エッチな?」健夜「ではなく」の続きです。


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大阪会場 中継席


えり「ここで愛宕選手自摸和了りだー!」
咏「1000・2000。リー棒ついて5000点。続いたね」
えり「前局と同じ和了点ですね」
えり「東発の龍門渕選手、そして先程の大星選手からリーチ棒が出ていますね」
咏「もう大星ちゃんのダブリーなんて関係無いんだね」
えり「ダブルリーチというのは…。よくあることなんでしょうか」
咏「まあまあ、無くは無いよねぃ」
えり「そんなものですか」
咏「そんなもんだよ」

咏「さぁ、大事な親番だけどどうなるかねぃ」


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大阪会場 チームNo.002控室


絹恵「お姉ちゃん…」ハラハラ
浩子「親番…!」


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大阪試合会場


東3局0本場 親 愛宕洋榎


No.032 龍門渕透華 21000
No.013 大星淡 21000
No.002 愛宕洋榎 35000
No.012 渋谷尭深 23000


カチャカチャ


淡(やるじゃんこのタレ目!)カチャカチャ
淡(カニさんみたいな髪型してるくせにね!)カチャカチャ
淡(ふはははは!)カチャカチャ

淡(まあまあ、またリーチしちゃおっかなあ)カチャカチャ

淡(…あ?れ?)

淡(テンパってないぞお?????)

コオオォオオ…

淡(ん?なんか寒い…?)


透華「…」コオオォオオ


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大阪会場 チームNo.032控室


竜華「あ!なんや透華ちゃんおかしなってるで」
玄「あっ!ホントですね」
竜華「あれ、冷たくなっとるんとはちゃうよな」
玄「違いますね。あれは…」

玄「東発リーチで目立ったのに東2局で何も出来ず…」
玄「そのショックで心ここにあらずな顔です!」ババーン!

竜華「それや!」
竜華「いや、それや!ちゃうわwww」
竜華「もー!透華ちゃん…。ちゃんとしてえよ…www」

玄「あ。でもそのまま打ってますね」
竜華「うせやん…。どないすんのん…」

玄「お」
竜華「お」


透華『ロン。7700』

尭深『…はい』チャラ

透華『…』ハッ!

透華『…』パチクリ


竜華「和了ったwww」
玄「点棒のやりとりの最中に気づいたみたいですね」
竜華「なんやねん。もうそのままでもええわwww」


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大阪試合会場


洋榎(足りひん…)


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大阪会場 応援席


東4局0本場 親 渋谷尭深

No.032 龍門渕透華 28700
No.013 大星淡 21000
No.002 愛宕洋榎 35000
No.012 渋谷尭深 15300


漫「ああー親番流れてもうた」
姫子「横移動ならまだええんやなか?」
桃子「ゆってもチッチーっすよ。」
姫子「あーね」

恭子「さっきのんが冷たい透華とかいうやつ?」
咲「や…。あれは…」
一「あれは、ただ集中してない透華、かな?」
恭子「なんやねんそれwww」
一「まあ、あの透華ならまだ好きな部類かな」
咲「む」
恭子「ほぉん。あ」
咲「…」ムス

恭子「はじめのせいで咲がぶーたれとるで」
一「えー。おーい咲ちゃん」ホッペツンツン
咲「…」ムス
一「さーきーちゃん」ホッペムニムニ
咲「…」ニヘ
恭子「ちょろっ」

一「冷たくなった透華は…ほんとあんまり見たくないんだよね」
咲「わたしもできれば」
恭子「しかしほんまなんか?咲と天江と藤田プロぼこした言うんは」
桃子「ほんまっす」
姫子「モモちゃんもいたんやもんね」
一「改めて聞くとめちゃくちゃなメンツだけど…」
咲「あれは…凄かったですね」
恭子「ほんまアホちゃうか長野」

桃子「そして嶺上さんはもっと甘やかすんすよ」
恭子「お前はなんやねんwww」
雅枝「甘やかしたり」
恭子「とんでもないところからも!」

漫「あ!」
恭子「おっ、倍満自摸ってるやん」
漫「主将やばいわぁ」
恭子「長女は甘やかさんのですか?」
雅枝「んー?」

雅枝「まだ足りひん」


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大阪試合会場


洋榎(まだ全然たらん…)
洋榎(トップはどこやぁ…)


洋榎(まだ全然見えてへんわ!)


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大阪会場 中継席


えり「倍満炸裂ー!」
咏「また大星ちゃんのダブリーは不発だったね」
えり「ここで南入となりましたが…」
えり「点数状況はこうなっております」


No.032 龍門渕透華 24700
No.013 大星淡 16000
No.002 愛宕洋榎 52000
No.012 渋谷尭深 7300


咏「ほうほう。かなり面白くなってきたねぃ」
えり「勝ち抜けチームにも直結するこの半荘ですが…」
咏「お、じゃあ使ってみようかねこれ」
えり「使ってみましょうか」

えり「皆さん点数表をそのままご覧ください」


No.032 龍門渕透華 24700(35900)
No.013 大星淡 16000(82100)
No.002 愛宕洋榎 52000(-14100)
No.012 渋谷尭深 7300(-3900)


えり「さあ、括弧内がこの試合のトータルスコアということですね」
咏「…なんか思ってたより見づらいね」
えり「…そうですね」
咏「最終的にはこの半荘のウマオカもあるから…」
えり「ウマオカも仮で足していくとか」
咏「それアリだね」
えり「というか、これ。今会議してしまっているのでは」
咏「ナシだね」

えり「失礼いたしました」

えり「南入です!」


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東京会場 中継席


恒子「ごまかした!www」
健夜「えー、聞こえますかぁ?」

咏『おねえさっ…!げふげふん。すこやんー?』
健夜「wwwそだよ」
えり『えっ、東京と繋がってますか?』
恒子「どうもー。大会プロデューサーのぅ。福与恒子ですぅ!」

えり『…』

恒子「無視っ!?」

健夜「えー、東京会場は決着いたしまして」
咏『もう?』
健夜「むしろ終わってからかなり繋いでたんですが」
恒子「こっちに繋いでしまったと。うまい!」

えり『…』

恒子「再度無視っ!?」

えり『わちゃわちゃしておりますが、試合は続いております』


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大阪会場 No.013控室


怜「なんやねんこれwww」ゴロゴロー
藍子「面白いですけどね」
怜「しかしまあ、洋榎姉やん爆進やな」
藍子「というか…。あわあわ大混乱の方が」
怜「ンフフフフwww」
藍子「笑ってて大丈夫ですかー?」
怜「んまあ…。あわあわと洋榎姉やん当たったらこうなるわなあ」
藍子「…園城寺さんの言うとおりかもしれませんね」

怜「んー」
藍子「あわあわは一度ここでけちょんけちょんにしてもらいましょう」
怜「はぁ…。鞭ってのも大変やな」
藍子「鞭が強すぎて勝ち抜けられなかったら問題ですけどね…」
怜「そうなったらなったで…。ま、しゃあないわな」
藍子「公式戦で、ってのが大事ですから」

怜「あわあわは…。なんちゅうか…ちゃんと考えられる子やねん」
藍子「あら珍しいこと言いますね」
怜「そう?わたし褒めるとこは褒めるんよ?」
藍子「そういうとこありますね」
怜「どないやねんwww」

藍子「え、それで?」
怜「や、らんらんあっこで鳴かせたやん」
藍子「急に言われてもwww」
怜「なんでやねん。分かるやろぉ。東4で」
藍子「あー…。はいはい」
怜「あっこでずぅーっと首かしげてたんよあの子」
怜「んー?んんー?とか言うて」
藍子「ふふwww言いますね」
怜「まあ、かわいくてなあ」
藍子「んふふふwww」

怜「や、そういうとこあんねん」
藍子「え、その疑問には答えてあげたんですか?」
怜「らんらんに聞け言うたわ」
藍子「そういえば、なんか聞こうとしてた気が」
怜「うん。その調子やとちゃんと聞かれては無いみたいやんな」
藍子「ま、いいでしょう。次への課題です」
怜「ん。次やな」

怜「勝ち抜ける程度にボコされてきいや」
藍子「難しい注文ですねwww」
怜「ほんまやなwww」

藍子「あら?」
怜「お、カンまでいってるやん」
藍子「和了っちゃいそうですね」
怜「まあ、焼き鳥までは…お?」
藍子「うわ」
怜「うせやろwww」

怜「りゅーもんちゃんwww」


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大阪会場 チームNo.032控室


玄「うわわ」
竜華「おーい透華ちゃんー!?」

玄「リーチぶつけましたよ!?」
竜華「ほんで和了られてるやんけ!www」
玄「裏までちゃんと乗りましたね…」
竜華「跳満…」

竜華「や、確かに言うてたけども…」
玄「カンして自摸る1巡で追いかけるって?」
竜華「そうやねん」
玄「一体なんで…」
竜華「ほれ、あわあわのんはダブリーして角っこでカンして次巡で自摸、やん?」
玄「ですね」
竜華「透華ちゃん曰くな」
玄「はい」
竜華「カンしたら次巡自摸確定言うんは違うはずやと」
玄「…はぁ」
竜華「まあ、よう分からんけど、カンした後も抜けられるみたいな」

玄「…練習ではできなかったんでしたっけ?」
竜華「どうやったんかなあ?ほんでも今試したってことは…」
玄「そのシーンにならなかったんですかね」
竜華「多分…」
玄「えー…」

竜華「まあまあ!リー棒取られへんかったから!」
玄「確かに!」

玄「…あと何か言ってたりします?」
玄「淡ちゃんのやつで…」
竜華「や、それが言うてたんよ」
玄「…い、一体何を…」
竜華「や、でも言うてるだけで流石にそれは…」

玄「あ」
竜華「え」


透華『ダブルリーチ!ですわ!』
えり『親番を流された龍門渕選手掟破りのダブルリーチ返しだー!』
咏『よく行ったね。大星ちゃん親番だけど…』


玄「ダブルリーチにダブルリーチをぶつける、とか…?」
竜華「…正解」
玄「直撃だとトビますけど…」

竜華「あかん…。このチームハラハラしっぱなしや!」


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松実館


由暉子「ちょおおお!?」ゴロゴロゴロゴロー
真佑子「いや、これはこうなっても仕方ない」
由華「直ったらトビだよ!?」
真佑子「ここでトンだら…」
数絵「ウマオカ計算すると…3着になっちゃいますね」

由暉子「ひぃやあぁああぁあ!」ゴロゴロゴロゴロー

真佑子「いや、ちょっと待って…」
真佑子「え?なんでダブリーできるの?」
数絵「テンパってたからでは」
真佑子「そうじゃなくって!」

真佑子「配牌五向聴は?」


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大阪会場 応援席


恭子「なんやこれ…なんなんや」
一「なんか気になることでもあったんでしょ」
恭子「分からへん…。それを今試すか?」
一「んー。試したくなったんじゃない?」シレッ
恭子「えー…」
咲「恭子りんさんも姉帯さん相手にやってた…」ボソ

恭子「おん?」
咲「似たようなことやってたなあって」
恭子「あれはトバへんもん。龍門渕とはちゃうもん」
一「なんでかわいく言うのwww」
恭子「ンwww」

咲「トバない自信が…あるんじゃないですかね」
一「どうだろ。あっさりトンじゃうのも透華らしいけど」


カン!

大会編その17へ続く!

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