えり「多少はするものじゃないんですか?」咏「普通はね」の続きです。



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大阪会場 チームNo.002控室


絹「薄墨さんが北家やな」
洋榎「ん」
絹「またあのごっついのん来るやろか」
洋榎「言うて絹も十分対応しとったやろ?」
絹「あれは…。臼沢さんおったしな」
洋榎「その分原村もおったやんけ」
絹恵「あの子なあwww」
洋榎「ふwww」

絹恵「でも…。お姉ちゃんならどう打つん?」
洋榎「おん?」

絹恵「東とか北とかひいたら閉店?」


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大阪会場 チームNo.012控室


セーラ「渋谷とちごうて対子になってるタイミング分からへんからな」
尭深「縛ることはできるね」
セーラ「まあ…。縛ったところでな」
尭深「はっちゃんは他のことしないからね」


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某ホテル


明華「あら、どうしました?」
塞「…なんか色々思い出して」メガシラオサエー
明華「薄墨さん?」
塞「ふふふwww」メガシラオサエー
エイスリン「サエガブッコワレタ!」
明華「あらまあ」
塞「あれは大変だった…」トオイメ

由子「いっくら抑えても横から漏れてたのよ~」
華菜「清澄は空気読まないですからねえ」
やえ「お前もだろうに」
華菜「ええっ!?」

やえ「や、しかし厄介だよ薄墨は」
やえ「特にあいつがいるこの状況じゃ」


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大阪会場 中継席


えり「さて…。薄墨選手が北家となっておりますが」
咏「ね」
えり「確かに、字牌が多く目立ちますね」


初美『…』カチャカチャ


咏「誰が言ったか裏鬼門ってね」
えり「はぁ。しかしありうるのでしょうか」
咏「ありえるんじゃね?しらんけど」

えり「…」
えり「ここで、小鍛治選手から頂いた…」

咏「やめて!マニュアルはやめて!」
えり「じゃあ解説してくださいよ」
咏「やりづらいねえ…」

咏「まあ、データとして、だよねい」
えり「信用する他ないと」
咏「んー。信用してもバチは当たらない?」
えり「はぁ」
咏「あくまでデータとして考えると、って意味でね」


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大阪試合会場


浩子「…」ツモ

浩子(うっわwww)
浩子(東やんけ!)
浩子(よりによって…)

浩子(ほんでよりによって親やし…)
浩子(東はいけへん)


初美「…」


浩子(はぁ…)


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大阪会場 チームNo.002控室


洋榎「座ってみんと分からん」
絹恵「そらそうや」


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大阪会場 チームNo.013控室


淡「んー?んー?」クビカシゲー
怜「なによ」
淡「や、どうするのかなーって」
怜「…どうするんやろな」
淡「えー」

怜「やって分からんもん」
怜「あわあわは分かるんかいな」
淡「んー。わかんない」
怜「んふふふwww」

淡「だってわたしはリーチしてるだろうからね!」
怜「ほんなんわたしやって視えてるからな」

淡「wwww」
怜「wwww」


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大阪会場 中継席


えり「船久保選手。東を手牌に入れましたね」
咏「減点の可能性は減らす。判断としては間違っちゃいないね」
えり「とにかく東を北は捨てない、と」
咏「まあまあ、捨てられないよね」

えり「あっ?」


初美『ポンですよー!』


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辻垣内家


霞「あらあら」
穏乃「うわっ!」
智美「鳴かせちゃったぞ」
穏乃「やらかすとしたら玄さんかと思ってたのに…」
誠子「なんだそれww」

穏乃「百鬼さん…?」

莉子「霞さんこれ…。片方鳴いたらオッケーって訳でも無いんですよね?」
霞「そうねえ。ただ片方でも動くことは動くわね」
莉子「うごく…?」


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大阪会場 チームNo.013控室


淡「あれーっ!?」
怜「うっわ。らんらんちゃん動いたで」
淡「えっ、ここからなにかできるの?」
怜「…や、これは…」


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大阪試合会場


初美「自摸ですよー」パタン


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大阪会場 中継席


えり「小四喜自摸!」
咏「や、お見事だねい」
えり「とはいえ…。東も北も…百鬼選手から出てしまいました」

咏「まあ、あそこで捨てるのは不自然って訳でも無いけどね」

えり「さてここで南入となりますが点数は…」


No.032 松実玄    15600
No.013 百鬼藍子    15800
No.012 薄墨初美    52900
No.002 船久保浩子 15700


えり「となっております」
咏「やっぱり役満ってなでかいねえ」


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大阪会場 チームNo.012控室


セーラ「おっしゃ。やったったわ」
尭深「ここで終わっていいのに」
セーラ「無茶言うなwww」
尭深「www」

セーラ「まあ、ドラローちゃんいるから打点も低い…」
セーラ「こんままやで…」
尭深「オーラスで押してくれればさらに」
セーラ「それこそ万々歳や」


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松実館 合宿部屋


由暉子「ひやあああ!」ゴロゴロゴロー

由華「玄ちゃんがいる卓で役満でちゃうと…」
真佑子「…逆転は厳しいね」

由暉子「…」ピタ
由暉子「玄さんがいます!」フンスフンス
由華「まあそれなんだよね」
真佑子「3回…。いや2回和了れば十分」
由暉子「射程圏内です!」

数絵「でも百鬼さんも…」
もこ「うん。死んでない…」
真佑子「んー。おっと…?」
春「南1は流局しそう」

藍子『チー』カシャ

数絵「うまい」
由華「最後に現物残して…」
真佑子「はぁ…。あそこからひとり聴牌に持っていったの」

数絵「プラス3000。安手を和了るより大きいですからね」


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大阪会場 応援席


桃子「引きずってるっすかね」
姫子「そんなメンタル弱くないような」
姫子「咲やあるまいしー」ツンツン
咲「うう…」ツツカレ
一「ウチの咲ちゃんをいじめないでくださーい」

漫「しかしまあ、百鬼は細かいことやりますね」
恭子「や、上手いわ」
漫「真似出来ひんわあ」
恭子「そらそやろ。漫ちゃんアホやし」オデコペシ
漫「あいた」

恭子「ゆうてあれで4000縮まってん」
漫「あっ、こないだみたいにオーラスで親に連荘さすとか」
恭子「トップ目でほんなんするかあ?」
漫「…しないですね」
恭子「それ狙えるんは東場か、オーラスで薄墨が2着以下条件やなあ」
桃子「厳しそうっすね」

姫子「お、また和了った…けど…」
一「トップ目からだけど2000は2300…」
恭子「場流しみたいなもんやな」

桃子「南場もサクサク進むっすね」
桃子「もう南3っすよ」


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辻垣内家


穏乃「うー。玄さぁああん…」ゴロゴロゴロー
誠子「転がるな転がるな」
利仙「南3局で2着とも30000点差…」
利仙「これはこのままいきますかね?」
穏乃「玄さんがいるぅぅぅ…」ゴロゴロゴロー
誠子「どこまでいくwww」

霞「初美ちゃんはあんまりそういうの関係ないわね」
莉子「それはどっちの意味で…?」
霞「うふふ」
莉子「えー」

智美「おいおい、これやばいんじゃないかー」
霞「え?」
智美「えーっと、百鬼さん?」
誠子「うわ…」
莉子「これはテンパったらダマですか?」

利仙「裏ドラ期待は出来なくても一発はありますから…」
穏乃「えっと、チャンタ三色で…」
智美「一発ツモれば倍満かー」

誠子「うーわ、テンパった」


藍子『リーチ』


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大阪会場 チームNo.013控室


淡「おー」
怜「まあ即リーか…」
淡「…怜先輩はねえ」
怜「一発つけるからわたし」
淡「うるさいよ」

怜「一発はー…。ナシ!www」
淡「普通無いんだよ!」

怜「や、でもドラ真ん中やからな」
怜「山も寄ってるやろ?」
淡「まあ…」
怜「自摸れるやろこれは」

淡「あっ」
怜「来たでこれ」


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大阪会場 中継席


えり「ここで百鬼選手の跳満自摸!」
咏「綺麗にまとめたねえ」
えり「ドラがひとつでも絡めば倍満手でしたが…」
咏「まあ、ドラなしで跳満は立派な手だよ」
えり「ということは…あのリーチも裏ドラではなく?」
咏「一発狙いだったろうね」

えり「あわや倍満という和了りでここで大きく差を詰めました」
咏「次オーラスだからねえ」


No.032 松実玄    11600
No.013 百鬼藍子    30800
No.012 薄墨初美    43600
No.002 船久保浩子 14000


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大阪会場 チームNo.032控室


透華「くぅうううろおおぉぉぉお!」
竜華「いやあ和了れへんなあ」
透華「ハラハラします!ハラハラしますわあ!」
竜華「原村ちゃん?」
透華「ハラムラァァアア!」
竜華「ちょ、落ち着いてwww」

透華「はぁはぁ…」
竜華「流局と自摸和了りで削られてるけども」
竜華「玄ちゃん振り込んでへんからな今日」
透華「…そういえばそうですわね」
竜華「ほんで焼き鳥や」
透華「あーもう!」プンスコ!

竜華「トップ目との差が32000差…」
竜華「2着との差が19200差」
竜華「ほんで浩子が親」
竜華「薄墨ちゃんが北家や」

透華「…倍満自摸で2着目ですか」
竜華「もしくは浩子から以外でな」

透華「玄ならいけますわ」
竜華「ドラ次第ってところか…」
透華「…そうですわね」

透華「賽がふられますわ」
竜華「ここやで…」


カラカラカラ…

カチャカチャ…


竜華「…おん?」
透華「…あら?」

竜華「この配牌…」ゾクゾク
透華「来ましたわ」ゾクゾク

竜華「ドラ表示牌で取り合いや」


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大阪試合会場


カシャ

浩子(…おん?)

浩子(ドラ表示が…)

浩子(東…!?)


初美「!!」


南4局0本場

ドラ 南


玄「…」ゴッ!


カン!

大会編その11へ続く!

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