怜「おもちは柔らかそうなくせしてなあ」玄「ねー」の続きです。

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松実館 合宿部屋 その2

数絵「まさかの二部屋目とは…」
藍子「流石にここまで人数増えるとね」
透華「お支払はしてますわよ?」キョトン
数絵「あー、そういうことじゃなくてですね」
藍子「感謝の気持ちは忘れちゃダメでしょ?」
数絵「それです」ウン
透華「…よくわかりませんわ」
藍子「うーむ」

マホ「疲れました…」グデー
優希「なかなかハードだじぇ」グデー
淡「ふははは!そうだろうそうだろう」
真佑子「なんであんたが偉そうなのよ…」
淡「お手伝い筆頭だからね!」ドヤァ
真佑子「いつの間に」
淡「わたしゃねえ」
真佑子「なにそのキャラ」
淡「褒められるのが大好きなのだよ!」アワー

淡「お手伝いすると玄先輩褒めてくれるから好きー」アッワイアッワイ

真佑子「…そゆとこ偉いわねあんたは」
淡「えへへ!」

由華「初日から全部やるとか言わなきゃいいものを」
優希「甘く見てたじぇ…」
由華「でもまあ、強制されてる訳じゃなし」
由華「辛かったらお休みしてもいいからね」
マホ「頑張ります…」
淡「明日は5時起きだからな!」
優希「じぇええ!?」
マホ「ごごごごじ!?」
淡「なのではるるなぞは既に寝ております」

春「zzz」

優希「なんというか…自由だなー」
由華「あはは。合宿ってよりは住み込みだね既に」
由暉子「ところでお二人…全員で四人ですけど…」
優希「ん?」
由暉子「修行をしにいらしたんですか?」
由暉子「わたし先程のお話聞いてなくて」

優希「先程ってーと…」
由華「ほらユキちゃんとわたしはご飯別だったでしょ」
マホ「そういえば…」
由華「お手伝いで時間ずれたんだよね」
由暉子「なので詳しいお話を知らないんですよ」

優希「おー、理解したじぇ」
優希「えっと、まずこのマホがのどちゃんと…」


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松実館 合宿部屋


和「そんにゃおかると…」ムニャムニャ
竜華「ふふふ」ナデナデ
怜「変態がおる」
竜華「なにがっ!?」

煌「今日はこの辺りでお開きにしましょうか」
玄「そうだね」
玄「和ちゃんのお布団直しますね」ヨイショ
竜華「そやなあ、よろしくなー」
玄「おまかせあれ!」ビシ
竜華「ふふふ」
玄「あ、部屋割りどうしましょ」
竜華「明日朝当番の子ぉらと分けたら?」
玄「あー、なるほどなるほど~」

怜「あ、そうや。すばらちゃん?」
煌「はいはい?」
怜「ちょっと問題な」
煌「ほう。なんでしょうか」

怜「さっきの両面すばらちゃんなら落とす?」
煌「玄さんがいる前提で、ってことですか?」
怜「そや」
煌「んー。そうですねえ」

煌「…落としませんね」

竜華「お?」
怜「なんで?玄ちゃんに集まらんかもしれん言うこと?」
煌「いえ、それはまず無いでしょう」
怜「ふむん」
煌「それにそういう前提で、でしょう?」
怜「まあそやな」
煌「なら落としません」

竜華「ほんならなんで?」
竜華「片涸れやで?」
煌「いえ、両面ですよ」
玄「…」

煌「玄さんがドラを切るかもしれませんから」

怜「ほぉん…」
玄「そうだね」
煌「実際切ったじゃないですか」
怜「あれしんどかったな」
煌「ま、暗槓されたらその時また考えますかね」
怜「よしよし」
煌「?」

怜「すばらちゃん。参謀役決定な」

煌「はい?」


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松実館 合宿部屋 その2

淡「ほほー」
藍子「なかなかアツいことやってんだねえ」
優希「まったく困ったもんだじぇー」
マホ「すみません…」
優希「気にすんな気にすんなー」グリグリ
マホ「ひえええ」グラレグラレ

由華「でも教えたのはかっこいいマントの羽織り方…」
優希「見せてやれ!」
マホ「マントがありません!」
優希「さっきもらった松実館スタッフ半纏で!」
マホ「はい!」ファッサー
淡「あっ、かっこいい!」
藍子「wwwww」
優希「だろだろー?」

由暉子「そうしたら私たちも教えるべきなのでしょうか?」
マホ「是非!」
優希「花田先輩はそのつもりだと思うじぇ」
藍子「そっかぁ」

数絵「どれくらいいる予定だったの?」
優希「それがさっぱりだじぇ」
数絵「えー?」
優希「花田先輩次第というか」
優希「ここに今日来たのも花田先輩の思いつきだしなー」

透華「あなたたちはなんでそう思いつきで行動しますの?」
透華「全く清澄は…!」
優希「そんなこと言われても…」
透華「ウチのはじめを攫っていったのは忘れませんからね!」
優希「それは咲ちゃんに言って欲しいじぇ…」

由華「じゃあ、まあ持ち回りで教えていこうよ」
藍子「そうしよっか」
マホ「いいんですか!?」
由暉子「よいんじゃないでしょうか」
由華「わたしはなに教えられるかー、って感じだけどね」
藍子「じゃあ今日ポンちゃんね」
数絵「…はい?」
マホ「お願いします!」
淡「何教えるのかなー」アッワイアッワイ

数絵「え、えー…」

数絵「東場は勝てない!」
数絵「南場は勝てる!」
数絵「以上です」フンス

マホ「ゆーき先輩に全く逆の事を言われました!」

数絵「だよね」
優希「うむ」

\ブーブー/

数絵「もはや観客!?」
優希「そこですかさずマントの羽織り方を教えたわけだ」
数絵「マントねえ…」
数絵「うーむ…」

数絵「あ」
優希「お?」

数絵「皆さん…。お腹すきませんか?」
優希「一体何だじぇ?」
数絵「実は、玄さんのお食事管理が結構厳しいんだよここ」
淡「あんまり変な時間にお菓子食べると怒られるんだよ」

数絵「…実はですね、ここにカップラーメンがあるんですよ」つカップラ

淡「あっ!」
藍子「それは…それは食べたい」
由華「いいですね」

数絵「ちょうど今玄さんもいませんし…」
数絵「カップラーメンの3分を待つ時に2分半でそろそろ食べるという…」

フスマバーン!

怜「おらー起きとるかー」
数絵「うわあああ!」
怜「おん?」
竜華「あっ、ポンちゃんワルやなあ」
怜「玄ちゃんー?ワルがカップラーメン食おうとしとるでー?」

\エー/

数絵「あっ、やめ…」
玄「誰がそんな…!って数絵ちゃん!めっ!」
数絵「あ、いやそれははい」
玄「こんな時間にダメでしょ!お腹すいてるの?」
数絵「や、そういうことでは…」

玄「えーっと…今日のお夕飯が…明日の…」ムムム
玄「…!」ピコーン
玄「寒天でお菓子作ってるから、それで我慢して?」
玄「食べる人ー?」

\ハーイ/

玄「はいはいーちょっと待っててね」
淡「あ、手伝うー」
由暉子「わたしも行きますぅ」
玄「ほんとー?いつもありがとね」ナデナデ
淡「うへへ」
由暉子「うへへ」

マホ「あ、わ、わたしも…!」
玄「マホちゃんは今日来たばっかりなんだからお休みしてていいよ」
マホ「で、でも」
玄「また今度ね、手伝ってね」
マホ「はい!」

藍子「えー」ジトメ
由華「これは擁護できない」ジトメ
数絵「…カップラーメンは30秒くらい早く食べはじめても問題なし」
数絵「覚えておくように」
マホ「…はぁ」

カン!

その6へ続く!

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