雅枝「アホやからなあ」浩子「アホですからねえ」
の続きです。

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松実館 合宿部屋

煌「…なるほどこういうことですか」

和「うわあぁあぁん」ジタバタゴロゴロ
和「そんなオカルトありえないんですぅうう」ゴロゴロゴロー

玄「あーもうまた」
玄「和ちゃん転がるならお布団にしないと危ないからね」

和「むぅぅぅ!」ゴロモフゴロモフ

竜華「まあこら、見せられんわなwww」
怜「…なるほどなぁ」

===============回想
松実館入り口 

和「さて、ではいきましょうか」

\コレハコウデスノ?/\ホウキツカッタコトナイトカー/

煌「おんや?この声は」
優希「わたしも聞き覚えがある気がするじぇ」

淡「これはこうしてこうサッサッ」
透華「こうしてサッサッ」キラーン
淡「なんで優雅なアレンジをするの」
透華「それは当然ですわ!」
透華「わたくしを誰だと…だ…」
和「あら」

透華「ふぁらむらのどかああああ!?」
優希「あっ龍門渕の」
マホ「透華さんです!」

淡「あれー、すばらとタコスだ」トテテ
煌「あら大星さんもここに?」
煌「というかその格好は…」
淡「えっへっへー、かわいいでしょー」クルクルー
煌「すばらですね!」
淡「なんだっけ、ええっと壬生義士?」
煌「…浅田次郎ですか?」

竜華「二部式や二部式」
淡「おう、それだー」ポスン
竜華「おっとっと」ウケトメー
煌「清水谷さん!…も着てるんですね」
竜華「すばらちゃん来たんやなあ」

煌「ええ、しばらくご厄介に…」
煌「清水谷さんと龍門渕さんはいると思いましたが…」
煌「もしや他にも?」

竜華「んー。まあ千客万来松実館へようこそおいでやす!」
煌「えっ、もしかして早くも就職を…」
竜華「ちゃうわwww」
竜華「まあ、ほれでもええかあ思うくらい居心地はええなあここ」
竜華「なもんで、今はえーと…4チームか」
煌「10人超えてるんですね」
竜華「ほんまやなぁwww」
煌「大星さんがいるとなると、もちろん園城寺さんも…」
竜華「おるよ。今はボイラー室やったかな?」
煌「ぼっ…!?」
竜華「あったか~い言うてると思うわww」

透華「ハッ…!あまりの衝撃に…」
透華「…あらあら、夢乃さんもいらしてたのね」
マホ「こんにちは!透華さん!」
透華「はい、こんにちは。…全く玄ったらわたくしに内緒にしてましたのね…」

竜華「…あれが例の夢乃マホちゃんかぁ」
煌「例の…って、なにか聞いてるんです?」
竜華「まあ、ちょいちょいな」
竜華「ほれ、ここ来る前透華ちゃんのお家経由したから」
煌「…ふむん?」
竜華「あっこに今藤田プロおんねん。佐久の」
煌「あらま。…とすると後回しになって正解かもですね」
竜華「まあまあ、積もる話もあるやろし」
竜華「いつまでもここにおったらアレやから入りいな」
煌「それもそうですね」

竜華「ポンちゃーん!お客様やでえ」
煌「ポンちゃん…?」

トテテ

数絵「もうその呼び方決定しちゃってます?」
優希「おおお!?」
数絵「ふおお!?」
優希「びっくりしたじぇ…。数絵じゃないかー」
数絵「片岡さん…と原村さんもいるんですね」
優希「ゆーきちゃんと呼べと言ってるだろー」
数絵「皆様お部屋までご案内しますね」
優希「無視されたじぇ…」


===============回想
松実館 合宿部屋

怜「ほんなら東風赤なしで試合開始ー」ゴロゴロ

和「…ではお願いします」ペッコリン
玄「うん!よろしくお願いします」ペッコリン
竜華「よろしゅうな」ペッコリン
煌「よろしくお願いします」ペッコリン

カラカラカラ

怜「…うん」
怜「…まあ。見届人なんて大層なこと言うてみたけど…」
怜「めっちゃ暇やんなこれwww」ゴロゴロ

和「すみません」
怜「ちゃうわ、ええんやってそういうのは」
和「はぁ…」
怜「のどちゃんは堅いなあ」

怜「おもちは柔らかそうなくせしてなあ」
玄「ねー」
怜「なー」
和「うるさいですよ」マクラナゲ
怜「うっふ」ボスン

竜華「今のんは怜が悪いわwww」
怜「玄ちゃんも言うたやんけ」
竜華「玄ちゃんはええんや」
和「玄さんは良いんです」
怜「なんでやねん」

竜華「でも良かったん?」
煌「何がです?」
竜華「や、マホちゃんとかゆーきちゃんとか…」
竜華「なんなら他の面子も…」
和「…これはわたしの我儘ですから」
和「それに…」
和「いえ、なんでもありません」
竜華「意味深やなぁwww」

怜「まあ、チームから2人づつやし」
怜「秘密特訓としてはええんちゃうのん」

竜華「しかしまあ見届人とは…」
竜華「徹底しとるんやなあ」

和「…イカサマが無いかどうかだけで良いんです」
和「園城寺さん、お願いしますね」

怜「はいはいー」
怜「まあ、ゆうてもなあ…」
竜華「玄ちゃんのドラはー、なんちゅうかこう…」
竜華「ウチらもそんな数見てないけどな?」
怜「全国で戦ったんはわたしとすばらやけども…」
煌「わたしは園城寺さんより少ないですからね」
煌「あとはゆーきと…」
怜「…テルテルかぁ」
竜華「ガイトちゃんもやな」

怜「あ、もーちゃんもやんけwww」
竜華「あ、ほんまや」
玄「越谷の新井ソフィアさんもですよー」
怜「ドレッドなwww」
竜華「あれインパクトあるよなあwww」

怜「ん?なんの話やったっけ?」
竜華「えー、玄ちゃんと戦った子?」
怜「あ、そうやそうや」
怜「まあ、なんちゅうか、こう…」
怜「黙るしか無いわな」
竜華「それやな」

和「そうなんですよ」
煌「ん?」
和「おそらく…。玄さんと打った回数はわたしが一番多いはずなんです」
玄「うん。そうかもね」
和「こども麻雀クラブの誰よりも玄さんと打ったんです」
玄「だからわたし和ちゃんに凄い負けたんですよー」
怜「どんくらい負けてたん」
玄「えー。9割くらい?」
怜「…負けすぎやろwww」
玄「和ちゃん意地っ張りだから」
怜「ふむん?」

和「それでも」
玄「…うん」
和「玄さんが切らない限り、わたしにドラは一度も来なかった」
玄「うん」

和「…例えば今ドラは9ピンですよね」
怜「せやな」

和「玄さんが6ピンをボンしてます」
竜華「赤なしやしなあ」

和「花田先輩が57から6ピンをチーしてます」
煌「ラス牌ですしね」

怜「ああ、そういう…」

和「この…」カチャ
和「78の両面…落としますか?」

和「…ありえません」
怜「単純に考えれば片枯れのドラ待ちやからな」
竜華「…条件が増えてるいうことか」

玄「和ちゃんは絶対に落とさないんだよね」

和「…常にドラが全て集まる…」
和「そんなオカルトは認められません…!」

怜「…あ、ほんならもしかして」
怜「2回戦の副将戦も同じか」
竜華「臼沢ちゃんと薄墨ちゃんのアレかぁ」

和「…部長にも言われました」
煌「竹井さんに?」

和「持っているかもしれないと警戒することは必要だと」
怜「まあ、そら竹井が正しいわな」
和「…それは、分かるんです」
怜「あ、そうなんや」

和「持っているかもしれない、これは良いんです」
和「持っているはずだ、これは計算が狂います」
和「必ず持っている…。ありえません」

怜「…ははぁ~。のどちゃんはほんま堅いなあ」
怜「おもちは」
和「はい?」
怜「なー」
玄「ねー」
和「えい」マクラナゲ
怜「うっふ」ボスン
怜「言うてへんやんけ!」

和「わたしは、わたしの信じる打ち方を続けるしか無いんです」

竜華「ええやん!」
和「…はい?」
竜華「や、ええと思うわ~。そういう意地っ張りなんめっちゃ好きやなあ」
和「…そうでしょうか」
竜華「うんうん。なんやのどちゃんはクールやなくて熱血やったんかあ」
和「…はぁ」

竜華「ええなあ、下級生が頑張る姿」
竜華「おいでおいで、膝枕したるわ」コイコイ
和「いえ、あの…」
竜華「頭ナデナデしたるわ」
和「えーっと…」

怜「おっと竜華のなんやスイッチ入れてしもうたな」
玄「竜華さんたまにああなりますね」
怜「あの子ああいうとこあんねん」

竜華「や、でも玄ちゃん全部9ピン持ってるやろ」ハイタオシー
玄「あ」
和「あ」
竜華「…これやもん。9ピン4枚持ってるやん」

和「やっぱり持ってるううう!」ゴロゴロジタバタ

竜華「えっ」
怜「あー竜華はそういうとこあるなあ」
竜華「うせやん」
煌「こ、これは…」

玄「わたしと二人きりになるとたまにこうやって…」
玄「駄々っ子みたくなっちゃう時が…」

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松実館 合宿部屋

煌「…なるほどこういうことですか」

和「うわあぁあぁん」ジタバタゴロゴロ
和「そんなオカルトありえないんですぅうう」ゴロゴロゴロー

玄「あーもうまた」
玄「和ちゃん転がるならお布団にしないと危ないからね」

和「むぅぅぅ!」ゴロモフゴロモフ

竜華「まあこら、見せられんわなwww」
怜「…なるほどなぁ」

\ウワーァ/

煌「こんな姿はじめて見ました…」
怜「あらん、すばらも見たことないのん」
煌「この子は…常に気を張ってるみたいな子ですから」
竜華「幼馴染の玄ちゃんには甘えてるってことなんやなあ」ウンウン
玄「こうなったら手におえないんですよね…」

和「…そんなオカルト…」クスン スヤスヤ

怜「泣き疲れて寝てもうた…」
竜華「あら、かわええ。膝枕したろ」イソイソ

煌「和は言ってましたよ」
煌「ここで、自分の麻雀に対する考えが作られたって」
玄「うふふ」
玄「和ちゃんはわたしと同じで…」

玄「頑固ですからね」

和「むにゃむにゃ」スヤスヤ

カン!

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2015年10月16日の更新は長期お休み中でしたのだ!


2014年10月16日の更新記事はおさぼりしましたのだ!


2013年10月16日の更新記事

麻雀においての「デジタル打ち」とは一体なんぞや、という話