\前回のラブライブ咲-Saki-!/デェン

海未「穂乃果が唐突に持ち込んだ咲-Saki-」
海未「練習もせずに読みふけるだけでなく」
海未「ついにはみんなで麻雀をしようと言い出しました」

海未「結局わたしもことりの挑発に乗ってしまいました…」

海未「まずは作品を読む必要があると」
海未「穂乃果に借りた咲-Saki-」
海未「ついつい夜更かしをして読了してしまったのですが…」

海未「朝起きると見知らぬ場所に…」


ラブライブ✕咲-Saki-SS プロローグの続きです。


-------------------
???

スイッスイッ

おうどんさん:お疲れさんやん

そのだうみみ:何故か希にだけはLINE的なものが繋がるのですね

おうどんさん:スプリチュアル
おうどんさん:スピリチュアルやからね

そのだうみみ:ぷ?

おうどんさん:ぷなんて言ってないよ

そのだうみみ:ぷぷぷ

おうどんさん:ぷぷぷ

そのだうみみ:原理はよく分かりませんが繋がるなら良しとしましょう

おうどんさん:そうね

そのだうみみ:みんなもこちらにいるのですか?

おうどんさん:たぶんそう

そのだうみみ:どうやって帰りましょうかねえ

おうどんさん:わりと落ち着いてるね

そのだうみみ:なんか慣れましたね

おうどんさん:www

そのだうみみ:www

おうどんさん:うちは帰る方法とか調べるし
おうどんさん:海未ちゃんはまあエンジョイしといて

そのだうみみ:えんじょい・・・
そのだうみみ:まあ、してると言えばしてますかね・・・

おうどんさん:そういえば、海未ちゃんどこにいるの?

そのだうみみ:わたしはですね・・・


\ウミサーン/


そのだうみみ:おっとお迎えがきました

おうどんさん:あらん?もう仲良しできたん?

そのだうみみ:ええ、ではまた

おうどんさん:はいよーー
おうどんさん:ってどこいるか教えてええ

そのだうみみ:ああ、すみません


?「海未さん寝てるのー?」
海未「今行きますよぉ」
?「あ!起きてた!はいはーい」


そのだうみみ:奈良です


おうどんさん:奈良?
おうどんさん:ってことは・・・



海未「お待たせしました」
海未「穏乃」

穏乃「おはようございます!」
海未「ええ、おはようございます」
穏乃「では行きましょう!」フンスフンス
海未「ええ、行きましょう!」フンスフンス

海未「山頂アタックです!」





園田海未




イン




阿知賀女子学院

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松実館

海未「ただいま戻りました」
穏乃「ただいまあ」
玄「おかえりなさい。穏乃ちゃん、海未ちゃん」
海未「おはようございます玄」
穏乃「おはよう玄さん」
玄「はい、おはよう。うふふ」
海未「どうしました?」

玄「ううん。おはよう、よりおかえり、が先って変だなあって」クスクス
海未「ふふ。確かにそうですね」
玄「また登ってきたの?」
海未「ええ、もう日課ですからね」
穏乃「早起き慣れちゃいましたよ…」

玄「ふふ。ご飯用意してあるからね」
海未「ありがとうございます」
玄「穏乃ちゃんも食べるでしょ?」
穏乃「もちろん!」


……………………。
…………………………………………………。


穏乃「おいしい!」モグモグ
海未「おいしいです!」モグモグ
玄「いっぱいあるからねえ」
穏乃「へもふぇふ」モグモグ
海未「飲み込んでから喋る!」
穏乃「ふぁい」モグモグ
玄「ふふふ」

穏乃「でもですね」
海未「はぁ」
穏乃「なぁんか、やっぱりおかしい気もするんですよね」
海未「おかしい?ですか?」

穏乃「んー。海未さんがいつ頃松実館に来たかとか…」
穏乃「いつの間に仲良くなったとか…」
穏乃「そもそも今はいつだとか…」
穏乃「よく覚えてなくって…」

玄「そういえばそうだねえ」

穏乃「海未さんが違う世界から来たって言われても…」
穏乃「あんまり実感が沸かなくって…」

海未「…ふむ、穏乃は真面目ですねえ」
穏乃「えー?そうですかねえ」
海未「ええ、意外ときっちりしてますね」
穏乃「意外とって言われたっ!」
海未「ですからちゃんと下も履きなさい」
穏乃「動きづらい!」
海未「破廉恥です!」
穏乃「そんなことない!」
玄「まぁまぁ…」

海未「おそらくは咲-Saki-とはそういう世界なのでしょうね」

穏乃「へ?」
玄「ほ?」

海未「いえ、なんでもありません」
海未「わたしたちが来たせいで…」
海未「まあ設定やら時間やら色々ガバガバになったんでしょうね」シレッ

穏乃「ガバガバ…」

海未「いいですか」
海未「わたしたちの世界はお互いの呼び方はおろか…」
海未「学年から家族構成から…」
海未「自らの性格ですら…」
海未「気づいたら変わっていたりするんです」

穏乃「えっ。なにそれこわい」

海未「あれっ、この子同じ学年だったのに上級生になってる」
海未「みたいな」

玄「嘘だよお」

海未「本当なんですよこれが」


おうどんさん:海未ちゃんなんかうちのこと言ってるでしょ!


海未「ふふふ」

穏乃「怪談か何かですか?」

海未「兄弟姉妹がいつのまにか消えていたり…」
玄「…お、オネエチャー大丈夫かな…?」ソワソワ
海未「宥はいるから大丈夫です」
玄「だ、だよねえ!」

海未「双子だった姉妹の年齢がずれていたり…」

海未「それどころか増えていたり…」
穏乃「ふえっ…!?」

ガラッ

穏乃玄「「うひゃああああ!」」

憧「おっはよ…。って2人は抱き合って何してんの?」
海未「ふふふ。季節柄怪談、ですかねえ」
憧「ご飯中に?」
海未「なにがどうしてこうなったんでしたっけねえ」モグモグ

穏乃玄「「あわわわわ」」ガクブル

憧「そんな怖い話してたの?」ヨイショ
海未「わたしの世界の事を少々」
憧「はぁん。シズもクロも真面目だからねえ」
海未「憧は気にならないのですか?」
憧「気にしたってしょうがないっしょ。あ、これもーらい」ヒョイ
海未「こらっ!はしたないですよ!」
憧「ふっふーん」モグモグ

憧「あんまり違和感無いのもあるんじゃないかなあ」
海未「違和感が無いですか」
憧「そ。海未みたいにずっと敬語で喋ってた幼なじみがいたから」
海未「原村和さん、でしたっけ」
憧「およ、知ってたっけ?」
海未「ええ、存じてます」
憧「ふぅん、まあいっかあ」ヒョイパク
海未「また!」

海未「まあ、そういうことがあってわたしたちは多少慣れてるのですが…」
海未「色々ご迷惑をかけてすみません」
憧「まあまあ固いこということなし、ってアタシが言うのもアレだけども」
海未「玄と宥には…。この松実館さんにはお世話になりっぱなしで」

玄「きにしないでえ」ガクブル
憧「震えながらwww」
穏乃「あ…。憧がいつの間にか増えてる…」ガクブル
憧「増えてないわよ!さっき来たでしょwww」

海未「ありがとうございます」
海未「そしてごちそうさまでした」

憧「ん。じゃあかたして宥姉連れて…」
憧「部室行きましょ」

憧「海未に麻雀叩きこまなきゃ」

海未「お手柔らかに…」

穏乃玄「「部室アタックー」」ガクブル

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阿知賀女子学院 麻雀部室


海未「何故勝てないのですぅうう!」オーイオイオイオイ
灼「あーあー」
穏乃「や、だって…」
憧「海未顔に出過ぎ」
海未「顔にですか…?」クスン
灼「手詰まりの玄と同レベル。いや、もっとひどい」
玄「あれえっ!?」

宥「海未ちゃんがぁ、例えばこの手牌だとしてね」カチャカチャ
海未「はい」
宥「ツモで…えっとこの牌引いてきました。言っちゃ駄目だよ」
海未「この牌、ですね」ツモ
海未「…」チラ

海未「…」ショボーン

穏乃「自摸切り」
憧「自摸切り」
灼「自摸切り」

海未「…くっ!」トン
宥「じゃあ、もう一回~。今度はこれ」
海未「もう一度です!」ツモ
海未「…」チラ

海未「…」パァァァ!

穏乃「テンパった」
憧「テンパった」
灼「テンパった」

海未「何故分かるのですぅうう!」オーイオイオイ

灼「これはひどい」
憧「固いんだけどねえ」
穏乃「海未さん絶対振り込まないよね」
憧「それどころか相手に鳴かせもしないでしょ」
宥「理論はきちんとしてるんだけどねえ」

憧「海未は有効牌引いても喜ぶからねえ」
穏乃「あ、手が進んだなあって分かっちゃうもんね」
玄「振り込まないけど、相手の自摸和了りで削られちゃうんだよね」

穏乃「鳴かせないし、和了らせない」
灼「これは非常に強力」
憧「でも出和了もできない」
宥「自摸和了だけ狙う感じ…?」
灼「相手が立直してて手に蓋しちゃってれば出和了も…」

ケンケンガクガク

ドアバーン!


?「ふふふ、誰か忘れちゃいないかい?」


海未「赤土さんドアは静かに開けて下さい」
晴絵「あっ、すいません」

灼「ハルちゃん」
晴絵「ああ、オッケオッケ。お前らはそのまま会議続けてくれ」

\ハァイ/

晴絵「どうだ?麻雀は?」
海未「勝てないです」シュン
晴絵「まあ、そりゃそうだろうなあ…」
海未「そんなっ!?」

晴絵「まあ、覚えたてでこいつらに勝とうってのがそもそも間違い」
晴絵「わたしが言うのもなんだけど…」ヒソヒソ
晴絵「こいつら相当強いんだぞ」ヒソヒソ
海未「そう、なのですか…?」
晴絵「言うなよ。絶対調子に乗るから」ヒソヒソ
海未「ふふっ…」

晴絵「まあ、安心しろ」
海未「はぁ」
晴絵「麻雀は情報戦。相手を分析し勝ち抜ける」
晴絵「わたしがいる限り、お前は勝てる」ドヤァ
海未「しかし…」

海未「みんながどんな麻雀を打つのか分かりませんが」

晴江「…ん?牌譜とかは」
海未「そもそもどこにいるかもまだ分かりませんし」
晴江「…じゃあ無理」
海未「そおんなああ!」

穏乃「赤土先生!」
晴江「ん?」
穏乃「合宿!地獄の鬼合宿で海未さんの修行を!」
晴江「それ採用!」
穏乃「おっしゃあ!」
海未「修行と聞いたら黙っていられません!」

ヤイノヤイノ

宥「赤土さん…」
晴江「ああ、頼んでたやつか」
宥「ええ海未ちゃんの牌譜。そんなに数は無いですけど」
晴江「ふん。これだけあれば十分」

晴江「勝たせてやる」

海未「とりあえず山頂アタックです!」
穏乃「賛成!」
憧「なんで!?」

海未「やりますよお!」


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園田海未
阿知賀女子学院

能力1:ギリギリまで絞るプラン
相手に鳴かれない
相手に河底牌以外は出和了されない

能力2:???


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???

希「海未ちゃんは奈良阿知賀…」

希「山頂アタック…山…」

希「引き合わせがあるんかなあ…」

希「じゃあ次は…この子に連絡するやん!」スマホスイスイ


カン!

その2へ続く!

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