嶺上開花マスターのくろもちです。

更新お休みしていた間に最新話は149局まで進んでおりますね。
来週150局掲載号が発売予定ですので
感想記事はそれまでに追いつきましょー
ということで、いつものごとく
振り返りの意味も含めた感想記事ですよーぅ。

ざっくり振り返れば
大将戦前半戦終了!
今回は恭子りんをメインに振り返ってみましょう。

Bブロック2回戦大将戦前半との比較



さてさて、ついにBブロック準決勝も
大将戦前半戦が終了してしまいましたが
この戦いはやはり末原恭子、宮永咲がともに戦った
Bブロック2回戦の大将戦と比較しやすいですよね。

Bブロック2回戦大将戦を読み返してみると
前半戦はなんと2話分しか使っていません。

末原恭子の連続和了と姉帯豊音の先負。

さらっと描かれているように見えて
既に凡人勇者恭子りんの超早和了りについては
その片鱗を見せている訳ですね。

物語の演出として
末原恭子と善野一美、赤阪郁乃。
3人の繋がりをクローズアップしているために
2回戦と準決勝で
なにやら恭子りんが急成長を遂げているようにも見えるのですが
その実、麻雀の部分においては
やっていることはさほど変わらない訳です。

しかしそれは、よくよく考えて見れば当然で
かつ咲-Saki-という作品を考えた場合に
最も小林先生が苦慮する部分であろうと思うのです。

視点



Bブロック2回戦については
全国編アニメ感想記事でも触れましたが
基本、末原恭子視点で物語が展開しました。

Bブロック準決勝はどうだったでしょう。

末原恭子、獅子原爽、宮永咲。
3人の視点が入り混じって展開していましたね。

そして、現在何を考えているか不明な
ネリー・ヴィルサラーゼが非常に不気味な存在感を放っています。

翻って考えると2回戦前半戦では
石戸霞、姉帯豊音、宮永咲の3人共が
異質な存在として、末原恭子と相対していた訳です。

2回戦後半戦では姉帯豊音と宮守女子高校の回想が挟まれますが
石戸霞、宮永咲両名については
内面を描かずに最後まで敵、として描かれていました。

つまりは物語の視点と、読者の感情移入の問題ですよね。

2回戦については、全国編アニメでより強調されていましたが
宮守女子高校に感情移入するように
物語が構成されていました。

それを準決勝ではがらりと変えている訳ですね。

それが読んでいる我々が感じる違和感であったり
なんとも言えないもどかしさにつながっていると思うのです。

そしてその最たる原因は宮永咲の描かれ方だと思います。

この咲さんの描写の詳細については
次回感想記事に回したいと思います。

末原恭子



ということで、恭子りんです。

2回戦では、3人の魔物に翻弄される凡人として描かれた彼女ですが
準決勝前半戦では堂々と渡り合っています。

2回戦との違いは何か?
唐突なレベルアップがなされた訳ではないはずです。
そもそものポテンシャルはあって
だからこそ彼女は姫松高校の大将に君臨している訳ですから。

2回戦で姉帯豊音、石戸霞と戦ったことでの切り替え
というのが、大事な部分になるわけですよね。

VS先負にあれだけ振り込んだことが
VSカムイでの過剰なまでの防御に繋がっている。

と、なるとです。
宮守女子高校視点に立ち返ってみると
やはり姉帯豊音の先負に火力が無かったこと
が悔やまれますよね。

そう考えていくと
発動のタイミングやなんやかんやに対しての
熊倉トシさんの後悔も、形が見えてくるように思います。

この辺りはまた別の機会に個別記事にしても面白そうですね。

このように、麻雀の闘牌部分についての演出を変えながらも
全体を通して一貫している、というのが
物語の設定部分をとことんやりぬく小林先生独自の
作品構成だなあと思うのです。

獅子原爽視点で考えても
末原さんはやばくて、つらそーな相手な訳です。

そしてそれは、既に咲さんが
2回戦終了後に
部長に涙ながらに訴えていた事な訳です。

ということで今回は以上!

カン!



2014年10月31日の更新はおさぼりしましたのだ

2013年10月31日の更新記事
シノハユ第2話既読者に向けて妄想を