花子「で、どしたん?しおりんがやったん?」 史織「ちがいます~。さっき~」の続きです。

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白糸台高校

照「…」ユカニセイザー
菫「なぁ照…」
照「はい」アシガシビシビ
菫「…以前からお前のことは…」
菫「麻雀以外馬鹿だ馬鹿だと思っていたんだが」
照「はい」シビシビ
菫「ここまで馬鹿だとは思っていなかったんだ」
照「はい」シビシビ

プークスクス!

菫「そこも!笑ってないで座ってる!」

ブーブー

菫「もうちょっと…。周りにも気を使えよ…」
照「はい」シビシビ
菫「…。なんでこうなったんだ?」
照「ええとですね」
照「最初は咲を誘おうと思ったんだ」
菫「うん。まあそれは。分かるよ」
照「せっかく一緒のチームで麻雀できる!って思ったのに」
照「咲も特別招待選手枠だかで」
照「一緒のチームは駄目だって分かって…」ションボリ
菫「うん。残念だったよな。それは」
照「出場やめようとも思ったんだけど」
照「それも駄目だったから」
菫「お前も特別招待選手だもんな」
照「はい」シビシビ

菫「それで?」
照「なら全員本気でぶちのめそうと思いまして」
菫「…ほう」
照「誘いをかけましたところ快諾いただきまして」
照「このようなことに」
菫「…そうか」
菫「なんでこの3人が集まるんだ!」グイッ
照「わわっ」アシガッシビビ

ドシーン!ヒャー!

憩「いたー!足がー!照やんどいたってえ!」ノシカカラレー
智葉「足…。くそっ!あいっ!」ノシカカラレー
照「アハハハハハ!足…。イタタタタタ!」フタリノウエデゴロゴロ


========================エントリーNo.004

荒川憩(三箇牧高校2年/チームリーダー)
宮永照(白糸台高校3年/特別招待選手)
辻垣内智葉(臨海女子高校3年)

チームコンセプト:
呉越同舟?いえいえ、本当は仲良しなんですよーぅ。

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イタイタイタイアハハハハ

淡「せっかくテルーとチーム組もうと思ってたのになー」
誠子「ちょっとこの3人が集まってしまうと…」
尭深「参加を萎縮してしまう娘達も出てくるかも」ズズー
菫「そうなんだよな。もうチーム申請が通って大会公式WEBにも…」
淡「どれどれー。…いひゃー!でかでかと…」
尭深「昨年度個人戦TOP3が揃い踏み!だって」ズズズ
誠子「話題性は抜群でしょうしねえ」
菫「なんでこいつらはこんなに馬鹿なんだ」

ハヤクドケロヨ アーヤバイウゴケナイーゴロゴロ

誠子「でも、まあ良いんじゃないですか?」
淡「え!なにそれ」アワッ
誠子「いつかは越えなきゃいけない壁ですもん」
尭深「ほほー」ズズー
菫「…。なるほど。確かにそうか…」
誠子「それに優勝したら…。それ以上の化物が相手な訳ですし」

照「ほほー」スクッ
憩「ウチらが化物や~言うてるんな?」スクッ
智葉「堂々たる宣戦布告だな」スクッ

誠子「あ、あれ?復活したんですか?」

照「なんか悪口的なアレが聞こえた」
憩「遊んでる場合やないかな~って」
智葉「随分と威勢が良い2年坊だなあ」

菫「いやなんか亦野が勝手にさ」
淡「そーそー。わたし達はぜーんぜん」
尭深「すこっしもそんな思ってないんですけど」ズズズ

誠子「ちょっと!?」

照「全く亦野は」
憩「困ったやつやなあ、亦野は」
智葉「亦野だからなあ」
菫「いやはや亦野は」

尭深淡「「増えてるwwwwww」」

誠子「くそぅ!覚えてろ!」ダッ

淡「あっ逃げた!」アワッ
菫「おーい!亦野!とりあえずチーム集めてこいよー!」

ハーイ!

憩「おもろい子ぉやな~」
智葉「だが、あそこで我を通せるのは見込みがある」
菫「まあ、亦野だからな」
照「亦野だしね」
淡「でもテルーひどいよ!相談も無しにチーム勝手に!」
照「…。淡にも尭深にも…」
淡「へ?」
照「もっと強くなってほしいから」
淡「…」

菫「考えなしでは無いってことか」
照「うん」
智葉「嘘つくなよ。お前さんわたし達以外に友達いねえだろ」
照「!!」
照「そ、そんなことないですー!」
憩「え~嘘やん。誰々~?」
照「えっ、ほ、ほら、怜ちゃんとか…。恭子りんとか…」
照「仲良くなったもん!」
智葉「ああ、確かにそうだったわな」
憩「なんか嫉妬やな~。照やん独占できなくなってきたわ」
智葉「そしたら、何でわたしと荒川を誘ったんだ?」

照「…。優勝した後の亊考えた」
憩「はは~ん?照やんまさかの本気の本気やな?」
智葉「本気の化物退治かよ」
照「前から戦ってみたかったんだ」

照「小鍛治プロとは」ギン

憩「なんやちょっとお祭り的なアレかと思っとったけど」
憩「そういう訳でもないんやな?」
照「そう。最初から本気で飛ばしていきます」
智葉「なんかめんどくせえ事になったなあ」
憩「なにがやねん。めちゃくちゃ楽しそうな顔してから~」
智葉「お。そうか?」
憩「してるしてる~」

ウフフフ ハハハハ

菫「ずいぶん楽しそうだが、優勝できるとは限らないだろ?」
淡「そ、そうだよ!テルーとはもう敵だからね!」
尭深「…。お茶をどうぞ」スッ

憩「おおきに~」
照「あ、ありがとう」
智葉「これは、ご丁寧に」

ズズズ ウマイ

菫「お前ら3人を見て、逆に燃え上がる奴らもいるはずだ」
智葉「ふうん。お前さんもその1人って訳かい?」
憩「今そっちも3人いるしな~」
照「この3人で出るの?」

菫「フッ!とうぜ…」
淡「いやあ、出ないよ?」
尭深「せっかくだし、全員バラけて本気で戦いましょ?」
菫「えっ…」
淡「そうだよ!皆まとめて倒しちゃうチームを作るぞ!」ダッ
尭深「あっ、淡ちゃん走ると危ないよ?」
尭深「じゃあ、わたしも行きますね?」ダッ

菫「…。とうぜん、皆分かれて戦うんだよ?」
菫「うん。そうしようと思ってたんだ。うん」
照「菫…」
智葉「弘世ってなんでこんなに馬鹿なんだろうな」
憩「照やんのが伝染ったんやない~」
照「違う。馬鹿っていう方が馬鹿」
智葉「そりゃそうだ」アハハ
憩「あ、そうや。ガイトちゃん今日泊めて~」
智葉「ああ?今からなら帰れるだろうがよ」
憩「や~や。疲れるもん。お泊りしよ~や」
照「あ、それならわたしも行く」
智葉「なんだよもう。まあそうなるだろうと思ってたけどもよ」
憩「ひゅ~ひゅ~、分かってるや~ん」
照「ひゅーひゅー。あ、着替え取ってくる」
智葉「じゃあ、行くか」

ガチャ

菫「…。やば…」
菫「わたしあんまり知り合い居ないぞ…?」
菫「どうしよ…。」
菫「………」
菫「!」ピコーン
菫「コンセプトから考える…!」パンフトリダシー


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渓流

誠子「よっと」シュッ ポチャン
誠子「はぁー…」クイクイ
誠子「どーしたもんかなー…」クイクイ
誠子「虎姫から離れて打つ、かあ」キリキリ
誠子「お、この新しいリールいい感じー♪」キリキリキリキリ

誠子「よっと」シュッ ポチャン
誠子「ふぅ…」クイクイ
誠子「どうなんだろうなあ…」クイクイ
誠子「んー」クイクイ
誠子「…こない」キリキリ
誠子「…本当に良いなこのリール♪」キリキリキリキリ

誠子「仕掛け変えてみるかな」ゴソゴソ
誠子「~~♪」フンフン
誠子「ん。わたしなんで鼻歌歌ってるんだろ」アレー
誠子「…。ちょっと楽しんでるのかな?この状況?」
誠子「麻雀かあ…」
誠子「インターネッツでひどいこと書かれてたな…」
誠子「マタンゴwww大戦犯www攻撃特化www」
誠子「…」
誠子「…」ジワ
誠子「!」グシグシ

誠子「…」
誠子「よっと」シュッ ポチャン
誠子「来年は宮永先輩も弘世先輩もいない…」クイクイ
誠子「わたしも強くならなきゃな…」クイクイ
誠子「わたしは元々個人戦出られなかったし」クイクイ
誠子「これがチャンスなんだと思わなきゃ…」クイクイ

誠子「白糸台高校チーム虎姫の亦野誠子ではなく…」
誠子「ただの亦野誠子として…」

誠子「でも…。わたし」クイクイ
誠子「結構引込み思案だったりするんだよなあ…」クイクイ
誠子「だれか皆を引っ張って突っ込んでいくやつがいて」
誠子「それを諌めるのが性に合ってる!」
誠子「なーんて」ハハ

クンッ
グググググググ!

誠子「んのお!?うお!?なんだぁ!?」ググググ

グググググググググ!

誠子「くうっ。馬鹿っ!そういう意味じゃなく!」ググググ
誠子「魚に引っ張られたいんじゃなく!」ググググ
誠子「しかし凄いな!なんだこれ!なんだこれ!?」ググググ

グググググググググ!
グググググググググ!

誠子「んぬぬぬ…。あ、これ。駄目かも…」ググググ
誠子「ってええ!手が痺れて離れない!」ググググ

グググググググググ!

ズズ ズズズ

誠子「うんぬぬぬぅぅ!あ、これ本気でやば…」ググググ
誠子「引きずり込まれる…!?」ググググ

?「危ない!」

シュッ セーコヲウシロカラガシッ

誠子「!」
誠子「ありがとう助かった…!」
?「お礼は後で!今はこいつを…!」
誠子「ええと、そこのツールボックスにナイフがあるから」
誠子「糸切ってくれれば…」
?「駄目!釣り上げる!」
誠子「ええ!?」
?「こいつはここいらにいる主なんだ!」
誠子「なんだそれ!なんだそれ!?」

?「よおおし!持ち直してぬおおおお!」
誠子「ちょっとちょっと痛い痛い!」
誠子「っていうか変な所触ってる!」
?「え?これおもちですか?」
誠子「おもちが何か分からないけど!?」
?「よし、じゃあ投げっぱなしジャーマンの要領で…」ヨイショ
誠子「危ない!そんで糸切れたらどうするのさ!?」
誠子「というか釣り上げても危ない!」
?「じゃあホールドする方向で」
誠子「ジャーマンをやめて!?タモ?タモで直接」
?「髪きった?」
誠子「えっ」
?「このポスター貼っといてー」
誠子「えっ」
?「毎度お馴染み流浪の…」
誠子「そのタモじゃなくてええええ!」
?「wwwwwww」

ブチン!

誠子「おあああああ!」
?「ひゃあああ!」

ドシーン

誠子「いててて」
?「くそー、駄目だったかー」

誠子「あ、大丈夫だった!?」
誠子「って君は阿知賀の!」

穏乃「えっ、気づいてなかったんですか?」
誠子「だって…」
穏乃「白糸台の亦野さんですよね?」
誠子「う、うん」
穏乃「いやあ、あいつ手強かったなあ」
誠子「知ってるの?」
穏乃「いえ、知らないですけど、そういう設定が燃えるかなって」テヘヘ
誠子「ああ、そう」
穏乃「いやあ、凄い手応えでした」ワキワキ

誠子「…」ジー
穏乃「ん?」ワキワキ
誠子「なんかいやらしい動きじゃない?それ」
穏乃「え?あ、おもち触ったから玄さんが伝染ったかな」テヘヘ
誠子「だからなんだよおもちって…」
穏乃「おもちは…。おもちですね」
誠子「はぁ…」

誠子「で?君はなんでここにいるの?」
誠子「ここって奈良じゃないよね?」
穏乃「ええと。亦野さん。わたしは山が好きなんです」
誠子「はぁ」
穏乃「山にはー、源泉がありー、水が湧きー、川となりー」
誠子「はい」
穏乃「そして海へと流れていきますね」
誠子「そうだね」
穏乃「はい。そして海から遡りー」
誠子「ん?」
穏乃「川を遡り源泉へと辿り着くと、そこは山なんです」
誠子「はぁ」
穏乃「なので、わたしは水があるところどこにでもいるんです!」
誠子「いや、その理屈はおかしいだろ」
穏乃「まあ、いいじゃないですか。助かったんだし!」
誠子「まあ、そりゃそうだ、ありがとう」
穏乃「いえいえ、こちらこそ意外と結構なものを」ワキワキ
誠子「それやめて!///」

穏乃「亦野さんはなにをしてたんですか?」
誠子「…。わたしは釣りが好きなんだ」
穏乃「白糸台のフィッシャー!ですからね!」
誠子「う、うん。だから、水があるところどこにでもいるんです!」
穏乃「わたしと同じこと言ってるっ!」

アハハハハ

誠子「いや、実はさ…」


……………。
…………………………。


穏乃「おおう。そんなことになってたんですね…」
誠子「君の…」
穏乃「名前で良いですよ!」ニッコリ
誠子「あ、そう?穏乃のところにも来てたろ?」
穏乃「そうなんです。阿知賀も同じような状況で」
誠子「え。阿知賀もバラけるんだ?」
穏乃「そうなんですよ」
誠子「へ、へー」チラチラ
穏乃「…」

穏乃「なるほどー」
誠子「え?」
穏乃「いや、確かにさっき言ってた通りなのかなって」
穏乃「もっとガシガシ行っちゃっても良いんじゃないですか?」
誠子「…。うん。そうなのかな…」
穏乃「でも良いです!今回はわたしが言いますよ!」

穏乃「一緒にチームを組もう!セーコ!」

誠子「!!!」ドキィ

誠子(名前で…///)

穏乃「なーんて。すいません。名前で呼んじゃって」
誠子「い、いや、別に名前でも///」
穏乃「いやー亦野さんは亦野さん!って感じですよー」
誠子「あ、そ、そう?」ションボリ

穏乃「…」フム
穏乃「…。セーコ?」ボソ
誠子「はわわ///」
穏乃「ニッヒヒヒ。ムッフフフフ!」
誠子「おいこら!穏乃!からかうなよ!」ビシ
穏乃「あいた。ムフ。すいません。改めて…」
穏乃「チーム組んでもらえますか!?」
誠子「もちろん!」

穏乃「んーと。後1人…」
誠子「わたしと穏乃がチームを組むとしたらコンセプトは…」
穏乃「水?」
誠子「いや、それはトンデモ理論すぎるだろ」
穏乃「ですよねー」
誠子「アウトドアとか?」
穏乃「おー、いいですねーアウトドア!」
誠子「後何が必要かなあ」
穏乃「んー」
誠子「んー。あ、医療知識?」
穏乃「あ!…でも大体の応急処置はわたしできますし。荒川さんは」
誠子「そっか。化物チームにいるんだった…」
穏乃「食事とか!…は、結構わたし山の幸ならできるなあ」
誠子「うん。海鮮系だったわたしできるし」
穏乃「それにわたしウチが和菓子屋なんですよ」
誠子「え、そうなんだ」
穏乃「はい!なので意外と料理とか得意なんです」
誠子「ふうむ。となると…」

穏乃「足、ですかね」
誠子「足?」
穏乃「移動手段です。わたしと亦野さんにこれが加われば」
穏乃「日本中の山と魚を制覇することも可能では!?」
誠子「お、おお!いいかもね!」
穏乃「ただ、足って言うと…」
誠子「なんだろ。免許持ってて車も持ってて?」
穏乃「うむむ。難しい条件かも…」
誠子「そうだねえ」
穏乃「とりあえず、山を下りながら考えましょう!」
誠子「そだね。もういい時間だし」
穏乃「ところで亦野さん」
誠子「うん?」
穏乃「ここどこなんですか?」
誠子「知らないで来てたのかよ!」
穏乃「はい!」
誠子「それは…。それで凄いけども!」
穏乃「やった!褒められたー!」ワーイ
誠子「フフフ」


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???

?「部室に顔でもだすかなあ」
?「ワハハークショッ!」
?「誰か噂してるなー?」ワハハ

カン!

その5へ続く!

【咲-Saki- 3on3SS】Index