ゆみ「なんか腹が立つ」久「理不尽ねえ」の続きです。

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霧島神宮 道場

花子「あ、あはは…」

カチャカチャ

菫「…」
セーラ「ふむ…」アタマガシガシ
灼「ん…」

カチャカチャ

初瀬「ね、ねえ憧…」ヒソヒソ
憧「んー?」
初瀬「い、いや、なんか緊張感が…」ヒソヒソ
憧「そ?」
初瀬「えー、だってさっきまでさあ」ヒソヒソ
憧「あによ、こんくらいで」
初瀬「えー」ヒソヒソ

初美「そういえばー」ツンツン
初瀬「えあ?はい?」
初美「名前に初って入ってる仲間ですねー」ニヘラ
初瀬「…今いうことですか!?」

尭深「…」ズズズ
初瀬「飲んどる場合か!?」

憧「初瀬が壊れた」

セーラ「ん?どないした?」
憧「初瀬が緊張感に耐えられないとのことで」
セーラ「ほ?緊張感?」
花子「うん」
セーラ「え?誰が?どこで?」
灼「主に江口さんが」
セーラ「うそやん」

初瀬「いや、だって」
花子「うん。まあ弘世は、ほら白糸台の部長だし?」
初瀬「灼さんは、普段もあまり喋らないし…」
灼「いえい」
セーラ「いえいやあらへんがな」
憧「セーラのギャップってこと?」
初瀬「う、うん…」
セーラ「えー?」

那岐「そうか。君は晩成の1年で…。レギュラー入り出来なかったんだったっけ?」
初瀬「はい…」
那岐「んー。でも小走もこんなんじゃない?」
初瀬「小走先輩はあんなんですけど…」
那岐「いやいやwwwそうじゃなくてwww」

セーラ「せやかて、弘世寝とるで」
初瀬「え?」

菫「…」zzz

初瀬「えー!?」

菫「…ん」ゴシゴシ
初瀬「え…。弘世さん寝てたんですか?」
菫「ん?いやいや、寝てないが」
セーラ「がっつり寝とったやんか!?」
菫「何を言っているんだお前は」
セーラ「こいつ…」

菫「え?渋谷?わたし寝てたか?」
尭深「いいえ?寝てません」
セーラ「ホワァァァ!?」
菫「だよなあ。寝てないよなあ」
尭深「寝てないですね」
菫「うんうん。そりゃそうだ。寝てないんだもん」

初美「あまり甘やかすのはダメですよー?」
尭深「面白いじゃないですか」クスクス
初美「えー…」

初瀬「皆さんこれが普通なんですかね?」
花子「いやあ、うちはあんまりだけど…」
菫「なんの話だ?」
セーラ「ほらあ!話の流れ分かってへんやん!寝てた証拠やんか!」
菫「は?違うぞ。大体わたしは起きてても話聞いてないからな」
セーラ「なんやねんこいつのポンコツぶりは!」
尭深「wwwwww」

初美「えーとですねえ」
菫「ふむふむ」

憧「はっちゃんが大人の対応を…」

初美「…ということですよー」
菫「はいはいはいはい。なるほど。大体思ってた通りだった」
初美「wwwww」

菫「でも、まあ。大体インハイ出てたとこはそういうものじゃないか?」
セーラ「んー…。まあ、考えるときは多少はなあ」
菫「ウチも後輩がしっかりしてるからなあ」
尭深「先輩方がまあ、はい」
菫「うんうん」

初美「うちは巴ちゃんと霞ちゃんがそんな感じになりますかねえ」
初瀬「うう…」
セーラ「あら?ほんでも阿知賀と練習とかしたんやないっけ?」
初瀬「しましたけど…。阿知賀はなんか遊んでましたし…」チラ

灼「…」
憧「…」

セーラ「あー」コクコク
初美「あー」コクコク
那岐「あー」コクコク
花子「あー」コクコク

灼「いえい」
憧「いえいじゃないでしょ!?」

セーラ「ほんであの強さやからなあ。阿知賀。ほんまなんやねん」
那岐「ずるいよね」
初瀬「ええ…」
憧「いやいや、ちょっとその流れは…」

初美「あ…。もしかして阿知賀に負けて…」

セーラ「はい」ノ
初瀬「はい」ノ
那岐「はい」ノ
花子「はい」ノ
尭深「はい」ノ
菫「はい」ノ

初美「あー」コクコク

憧「いやいや!那岐さんと白糸台はちょっとちが…」

セーラ「そういや白糸台的に阿知賀ってマークしてたん?」
菫「いや、それがな…」
セーラ「ふんふん」
那岐「でもほら、ドラローちゃんはさあ…」
初瀬「あ、それはわたしも思いました」

初美「今度はスミレちゃんも真面目に話ししてますねー」
尭深「なんだかんだ言ってもウチの部長ですから」ウフフ
菫「渋谷ー?中堅のさあ」
尭深「はいはい。ちょっとお待ちを」
初美「いってらっしゃい」
尭深「はい」ニコ

ホンナラアチガタイサクトシテハ…
イヤデモジホウガ…

憧「阿知賀対策が始まっちゃった…」
灼「むう…」
憧「灼さんのせいだからね」
灼「えー」

初美「まあ、阿知賀は分かりやすいと言えば分かりやすいですからねー」
憧「はっちゃんもそう思う?」
初美「ですねー」
灼「もし」
初美「はい?」
灼「阿知賀と永水が当たってたら…」
初美「どうなってたでしょーねえ」ウフフ
憧「あ、そこはらくしょーとかじゃないんだ」
初美「…阿知賀はちょっと苦手かもですねー」
憧「…ふうん」

初美「…姫様は来年もあなた達とあたるかもですからねー」
憧「うん。そうだね」
初美「なんですけど…。今は目の前の問題がおっきいですしー」
憧「目の前の?」

初美「なんとなあく」
初美「巴ちゃんと霞ちゃんの企みが見えてきたんですよー」

憧「…???」

初美「はるるはまだしも…」
初美「わたしをハブにした報いは受けてもらいますよー」


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松実館

怜「問題があんねん」
藍子「なにを唐突に」
怜「ちょっと大変かもやねん」
淡「なにー?」

怜「ようさんチーム出来てきたやん?」
淡「だねー」
由華「気になるのは…27…いや、28チームですかね?」
真佑子「ええっと…。ああ、ここか。迷ったのは」
由華「そそ」

怜「1年生!挙手!」

淡「はーい」ノ
春「はい」ノ
もこ「はい」ノ
数絵「はい」ノ

怜「うん。2年生!」

由華「はい」ノ
藍子「はーい」ノ
真佑子「はい」ノ

怜「ほんでわたしが3年生」
淡「そだね」

怜「結成済みが2チーム。1人合流前が1チームで8人やな」
数絵「はい」
怜「まあ、今働いとる玄ちゃんも入れたら9人か」
由華「玄ちゃんほんと動きっぱなしですもんねえ」
もこ「尊敬する…」

怜「まあ、ほれ、そこはわたし以外がお手伝いするとしてやな」
淡「ずるうい!」
怜「あかんねん。ほら、病弱やしさあ」
淡「えー」
怜「…先輩やぞ」
淡「むー」
藍子「いやいや、それは通用しないでしょうに」
怜「まあそれはおいておいてやな」
藍子「出た」

怜「こう…。ここにおるメンバー見てて気づいたんやけども」
藍子「もー、なんなんですか」
怜「気ぃ悪くしないでほしいんやけどな?」
数絵「はあ」
怜「こう…。おらへんなあって」
真佑子「え?何がですか?」

怜「分析担当」

淡「…」
藍子「…」
春「…」
もこ「…」
数絵「…」
由華「…」
真佑子「…」

怜「…気づいもうてん」

怜「続々新チームできとるけども…」
怜「いざその対策たてようにも、わりかしさっぱりやんか」

怜「というか…」
怜「なんかゴリ押しメンバー揃ってるやんな」

淡「わたしが!」
怜「あわあわゴリ押し筆頭やん」
淡「ひいやああああ!」ゴロゴロゴロー

藍子「くそっ!これが松実館の魔力か…!」
怜「気持ちはめっさわかるけどちゃうと思うわ」

春「おそらくは引き寄せられたということ…」
怜「はるる乗らんでええよ」

真佑子「ま、まあほら、じわじわとやる、というか」
怜「そういうの苦手やねん」
真佑子「うわー」
怜「っても、それしかないわなあ」
由華「先輩に期待してますので」
怜「うわーそうくるかー」

キャッキャ

怜「まあ、こうなったら玄ちゃんのチームに期待したいとこやなあ…」

prrrrrrr…

藍子「おっと、またまた新チーム結成かなあ?」ケータイトリダシー
もこ「どれどれ…」ノゾキー

もこ「は!?」

========================エントリーNo.029

霜崎絃(須和田高校3年/チームリーダー)
丸瀬紀子(晩成高校3年)
八木原景子(越谷女子高校2年)

チームコンセプト:
黙して語らず。
静かに闘志を燃やしましょう。

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藍子「あー絃さんここで来たかー…ってどしたのもこ?」
もこ「かぶった…」
春「え…」

藍子「え?かぶった…って、え!?コンセプトが!?」

春「どうしよ…」ポリポリ
怜「や、食ってる場合ちゃうやろwwww」

カン!

その26へ続く!

【咲-Saki- 3on3SS】Index



2014年1月24日更新の記事
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