嶺上開花マスターのくろもちです。

まさかの咲日和休載につき
残念ながらこちらの◯◯女子一覧は更新されておりません。

さてさて、今回は小学生時代最後の大会。
勝敗の行方はいかに、というお話でしたね。

今回の感想も前回に引き続き
本編との全体的なリンクを軸に
見て行きたいと思います。


咲-Saki-のストーリーテリング




大会の結論から見てしまえば
優勝はシノチャーでした。

しかし、試合中は閑無ちゃんの視点で進みます。

本来であれば、主人公シノチャーが優勝する訳ですから
シノチャー目線でお話が進んだ方がしっくり来るはずです。

シノチャーがどのように考え
勝ちたいがために、自分のスタイルを手役重視からスピード重視にチェンジして
優勝をもぎ取ったのか…。

咲-Saki-ではここが描かれないのですよね。

このように書いてくれば、皆さんお気づきと思いますが
アニメ全国編で描かれた
Bブロック2回戦も同じような演出がなされていましたよね。

主人公高校清澄がいかにして勝ったのか、という視点ではなく
宮守女子高校がいかにして負けたのか、という視点で描かれていました。

しかし、今回は
はやちゃん、閑無ちゃん、杏果ちゃんがいかに負けたのか
を強調したいという演出ではありませんでした。

今回強調されたのは…。



白築慕




シノチャーこと白築慕。
シノハユの主人公です。

が、衝撃のオープニングから三ヶ月後からは
閑無ちゃん、はやちゃん、悠彗ちゃん
この3人がそれぞれ中心となり物語は進み
どことなく作品中でも一歩引いて存在していたように思われます。

しかし今回。
これまで展開していたストーリーが
急激にシノチャーを中心に進み始めます。

冒頭の唐突なしたり顔解説玲奈ちゃんをはじめ
悠彗ちゃんの麻雀への道標となったシノチャーは
前回感想記事に書いた
閑無ちゃん、杏果ちゃんを引き上げたはやちゃん、をも惹きつけて
あの夏へと続く物語を静かに、しかし確実に動かし始めました。

つまり今回
もしかしたら小学生編ラストになるかもしれないこのお話で強調されたのは
シノハユの主人公は白築慕である。

ということだったのかと思うのです。

以前シノハユ9話の感想記事にてこっそりと
シノハユ = 慕、栄ゆ 説を唱えましたが
今回シノハユ15話を読んで
まだこの説は生かしで良いのかもと思いました。

本編と同じ手法ではありますが、伝えたいことは違う。

非常に面白い演出方法だと思います。



70符2翻が開く扉




さてさて、同じ手法という点で見れば
今回シノチャーのオーラスまくりで飛び出した大技
嶺上開花70符2翻。

言わずもがな、本編主人公咲さんが
かつて放った、曰く、役満よりも出しづらい大技です。

しかしここから、能力的なものから
白築家と宮永家を繋ぐのは早計かと思います。

これはある意味、言ってしまえばセルフパロディ
になってしまいますが
前述の本編と同じ手法で違う内容を伝える、という
演出の1つかと思うのですね。

ですが、ここでは目的は同じく。

物語の扉を開いた。
ということになるのかなと思います。

咲さんはあの70符2翻で
清澄高校のメンバーを繋ぎ、咲-Saki-本編の物語の扉を開きました。

シノハユのあの夏へと続く物語も
今回のシノチャーの70符2翻で
同卓3人+悠彗ちゃん、を繋ぎ、その扉が開かれたのだと思うのです。

そして、シノハユが本編へと受け継がれる物語であるとすれば
その2つの扉がどちらも70符2翻で開かれた、ということで…。
とても魅力的でロマンティックだと思うのです。


…と、わたしの中ではかなりまともな進め方をしましたが
局所的に好評を得ているらしい、妄想の説。
今回も1つ、ご紹介したいと思います。






妄想を始める前に
今回の70符2翻でも行われた槓。

麻雀を覚えはじめの頃は
ドラが増える!
という1点が強調されて見えると思います。

カンドラ、カン裏有りなら
槓してリーチしたら、ドラが4倍!

ただ自分だけではなく相手も同様なため
無駄槓してあえなく撃沈したり
ある程度経験がある人に
意味の無い槓をするな、と怒られたり
することもあるかと思います。

しかし、この槓には他にも地味ながらも
結構全体的に作用する効果があります。

麻雀は王牌14枚残してその局は終了します。
槓をすると、嶺上牌を自摸らなければならず
王牌が1枚減ります。
そこで全体の自摸回数が変わらないようにするために
海底牌が王牌に取り込まれます。
つまり山を減らすことができる訳ですね。

ふんふむ。

咲-Saki-本編に関わるキーワードがたくさん出てきますね。

咲さんは嶺上牌が見えるようなので
自分の和了りや、相手の操作のためにこの槓を利用していますが
今回のシノチャーはといえば…。



鳥さん




もちろん安河内美子先輩ではありませんよ!
1索のことですよ!

シノチャーが好きな鳥さん。

ここいらは咲-Saki-の能力考察などでもよくよく取り沙汰される
山はいつ確定するのか、にも関わってきてしまうのですが
現状シノチャーは特に鳥さんを操作したりはしていないと思うのです。

通常の麻雀のように、鳥さんは既にそこにある訳で
シノチャーは自分で自摸ってはいますが
通常の麻雀のルールで自分の自摸巡にある鳥さんを自摸るのですから
いわば鳥さんを待っている状態、な訳です。

しかし、今回の槓は違います。

あの瞬間。槓をしない、という選択もありました。
しかしシノチャーは自分で選択して槓をする。
自分の自摸を増やしたのです。
そして、通常はゲームに使わない嶺上牌にいた鳥さんを
自ら迎えに行った、と見ることが出来ると思います。

ただ待っていた鳥さんを迎えに行った、ということです。

ふんふむ。

誰か思い浮かびませんか?

善野さん関連の妄想で
善野さんと宮永家のラインを妄想で繋ぎましたが
白築家から伸びるラインは…。

奈良のあの姉妹へと伸ばしてみるのです!ババーン!



クロチャーとシノチャー




思い出してみましょう。
シノハユ連載が決定してキービジュアルが発表された時。

あの夏のシノチャーは

かしこいクロチャー

と呼ばれていたことを!ババーン!


小林先生は女の子をデザインする時に
割りと強めのインパクトをもってして
大胆にキャラ分けを行っていると思います。

これだけたくさんのキャラが登場している中で
ちょっと似ているキャラ、を抽出した方が早いほど
キャラ分けには注意されていると思うのですね。

ぱっと思いつく限りでは…。

玲奈ちゃんと莉子ちゃん?
那岐ちゃんと史織ちゃん?

まあ、あるにしても
アコチャーとゆーき
などは、あえて似せている訳ですよね。

となると…。

クロチャーとシノチャーも、ってことになりませんかね?
駄目ですかね。

以前、現在放置気味の能力妄想記事を書きました。

今回の鳥さんを自ら迎えに行く、という部分が
わたしの中の妄想クロチャーの成長後の姿によく似ているのです。

自らドラを迎えに行く。

そんな覚醒クロチャーが決勝先鋒戦で大暴れ!

というのはアリだと思います。



松実家と白築家を繋ぐ存在




もうちょっと妄想を続けます。

シノチャーがクロチャーに似ている、という部分だけではなく
ナナさんもオネエチャーに似ている、と思うのです。

えっと、目元とか…?
動かないでお世話されているとか…?

わりと、松実姉妹と同じようなスタンスに見えなくもないかなあ、なんて。

そしてさらに。
シノハユ第1話の感想で繰り広げた妄想。

リチャーがシノチャーの父親説!ババーン!

ナナさんとリチャーが、と考えるとアレなので
それだったらナナさんとシノチャーは母娘ではない
と考えたいところです。

これらを組み合わせると…。


白築耕介 = 松実耕介 説!ババーン!


クロチャーとオネエチャーの父親は婿入りしたリチャー!

となると、クロチャーとオネエチャーのオネエチャーがシノチャー!

似ているのは当然!ババーン!

…。

年齢的にはいけそうな気もします。

自分でもちょっと無理があると思っております。

今回の妄想はこんなところで。



その他




またも新キャラ!
フルネームが分かっている!

森脇曖奈(もりわきあいな)ちゃん!

これは皆さん 曖昧 ひく 昧 とかやりますね!

ということでこれまたいつものごとく
咲-Saki-キャラ変換用のIME辞書ファイルを公開しますのだ!(Ver1.11に修正しました)
こちらの追加しておきましたよーぅ。

皆の先輩になってくれるキャラですかね?
それとも敵キャラ?

気になりますねえ。

さらに曖奈ちゃんの台詞では
小学生大会には団体戦は無い、とのこと。

しかし現在時間軸のはじめちゃんは
小学生県大会で、チームの皆のために手品をしたはずです。

おや?

シノハユ → 本編 の間に
小学生大会でも団体戦が行われるようになった、ということですかね?

さあ、次回は中学生編へ行くのか
全国編でシノチャーVSうたたん
が行われるのか…。

楽しみにしていましょうね!

というところで今回は以上!

カン!

シノハユ関連Index