嶺上開花マスターのくろもちです。

既に咲日和最新話にも触れておりますが
予告通りこちらの◯◯女子一覧に追加してありますよーぅ。


さて、今回ついに完結したシノハユ はやりの巻ですが
当ブログではそのコマ割りに注目してきました。

せっかくですので、最後もコマ割りに注目して
はやりの巻5 を見てみたいと思います。

と、最後まで書いて見直し中に
はやりの巻、だと
咲日和になっちゃうことに気づきました。

はやり⑤を見てみたいと思います!


死 を広げないコマ割り


これまでコマ割りから作品を見ようとしてきましたが
基本的に断ち切りは広がりを持たせるために
使用されると考えています。

もちろん通常コマのみを使用する作品は
その限りではありませんが
シノハユにおいては、この断ち切りと通常コマに
見栄え以上の何らかの作為があるとして読み進めています。

今回については
咲-Saki-においてはなかなかに攻撃力の高い



という、言葉がまふふ自身から発せられます。

その前後は断ち切りなし。
死の広がりを拒否したコマ構成になっていると考えられそうです。

特に扉などは話の展開によっては
断ち切りを使用しても良さそうな大コマですからね。


上段断ち切りと上下断ち切り


そしてはやちゃんに励まされて笑顔になったまふふは上段断ち切り
上部への広がりを表現していますが
対比されるはやちゃんの泣き顔は
上下断ち切りなんですよね。

ここで注目するべきは
下段も断ち切った落ち込みの表現のみではなく
大コマ右向きの断ち切りであること、だと思います。

日本の漫画は基本的に右から左へ読み進めますから
右向きのキャラには展開をストップさせる効果があります。

見開きでこのコマの使い方は
強烈で、強引とも言える使い方だと思います。

そして、本来の対比であるp.274の
はやちゃんの決意のコマですね。

一旦、読み進める読者をストップさせて
上部断ち切りで対比される両キャラクターという使い方は
非常に上手い展開のさせ方だと思いました。

まふふのチョンボについての回答


さらにこの部分のすばらなところは
笑顔のまふふの後、不安をあおるはやちゃんの顔と内面が描かれ
一旦泣き顔でストップさせている
この描写そのものが
読者の心理状態とシンクロするところだと思います。

というのも前回
小学校低学年児童に対して云々はまふふのチョンボである
という感想をわたしは抱きましたが
まさにその印象と上記の展開がシンクロしているのですね。

しかし、はやちゃんは決意する。

これには完全にやられました。
まさに手のひらの上ですね。

まふふの弱さではなく
はやちゃんの強さに焦点を当てる必要があった訳です。

これが後の牌のおねえさん 瑞原はやり
の原点である、という強烈なエピソードになる訳ですね。

コマ割りから見た、はやり編ラスト


さらに読み進めれば、時間は回想前のお祭りへ戻り
はやちゃんライブが始まった時に
左向き上下断ち切り、という先ほどの泣き顔との
対比のコマがありますね。

言わずもがな、停滞と真逆、の使い方になる訳です。

ここでの注目点はこのp.280~281が左部断ち切りになっていないこと。
コマの構成的には、左部2コマの背後に回りこんでも良い
ライブのスタートシーンです。

この意味は2枚めくれば明らかになりますよね。
まふふに追いつこうとするはやちゃんの笑顔は
全方位断ち切りの開放された感情でした。

もちろんこの全方位断ち切りは
はやちゃんの笑顔とともに
はやり③に描かれた
まふふライブの開幕シーンと繋がる使い方だと思います。

60分間の成長


はやり編を見なおしておりまして
ちょっと面白い部分がありました。

今月号のp.268。
前述の不安をあおる描写、の部分ですが

hayaya2


はやり③、p.476に
同様の表現がなされているのですね。

hayaya1



表情が見えないはやちゃん。
そして、時計。

1時間だけ進んでいます。

もちろん両日は別の日なので
実時間として1時間が経過した訳ではありませんが
はやり③ではまふふと会えなくなった寂寥感
しかし、今月号のはやり⑤では…。

そのはやちゃんの成長を
この60分という時間の経過も含めて
表現していると考えるのは
やはり深読みしすぎでしょうか。

アイドルのほうの真深さんは 元アイドル


また、この一連のシーンで
アイドルのほうの真深さん
という、なかなかの表現が出てきます。

本当の春日井真深と、アイドルのまふふ
この両面を区別してみているはやちゃんは
やはり、小学校低学年とは思えないほど聡明で
アイドルの素質を持つスーパー小学生なのです。

そして前述のチョンボを含め
本当の春日井真深がいくら弱音を吐いても
はやちゃんの中のアイドルまふふは
常に輝いている目標として
存在することになるのです。

小林先生のサイトの人物紹介欄も更新されていましたが
まふふの肩書は…

元アイドル

になっていましたね。

やはりここからも色々、妄想してしまいます。

その他の色々


あるのですが、前半シリアスパートでの
コマ割りの部分が長くなりすぎましたので
後半のお祭りに戻った後のギャグ展開については

えー。

…面白いので読みましょう!

だとあまりにもアレなので
閑無ちゃんはずいぶんデレてチョロかわいいなあと思ったのですが
閑無→はやちゃん というツンとデレを考えると
昨年の麻雀大会からの打倒云々があるので
おそらくは1年以上の付き合いがある訳ですよね。

そう考えると、のどちゃんの方がチョロかったという。

改めてのどちゃんの短期間での
凄まじいツンからのデレっぷりに少し感動しました。

あ、お祭りシーンで
新発売!クロワッサンたい焼き
という屋台がありましたね。

このクロワッサンたい焼きって、2013年に登場したらしいです。

とはいえ、シノハユが現実時間でいつの頃のお話か
なんてことは考えないようにしましょうね。

閑無ちゃんの迷子属性は無くなったようですね。
高校生まで迷子属性があれば
魔物の可能性も…などと妄想してみました。

が、そんな幼少の頃を知っているらしいので
杏果ちゃんは閑無ちゃんの幼なじみぽいですね。

やはり、これは杏果ちゃん高校でライバルフラグ…?

そうそう、海のお話をしている時の
杏果ちゃんとシノチャーのうなじがセクシーでしたね!

あと、さゆりちゃんかわいい。


牌のおねえさんは
初代まふふ、では無い模様でした。

ふんふむ。

実は結構早いサイクルで
例えば毎年変わったりするんですかね?

ここまで来たら
初代牌のおねえさん 熊倉トシ 説も出てきちゃいますよ?

しかし、おもちが大きすぎてセクシーだと
やっぱり子供には刺激が強すぎるのでしょう。

そうなると、はやちゃんがいつおもちが育ったのか
そしてあれだけセクシーなのに何故牌のおねえさんになったのか
などなど、新たな情報が出てくる度に謎は深まる一方です。

あ、最後になりますが、謎といえば。

はやり編。
一番最初のシーンは
いつ頃だったのでしょう?

髪飾りをもらってすぐ、かなあとも思ったのですが
それだと服装が違うのですよね。

見た目で小学2年生なのか6年生なのか
残念ながら分からなかったので
どうなんだろうなあ、と気になっております。

髪飾りをもらって、まふふと別れてからライブ招待までの間
かなあとも思うのですが
もしかしたら、今月のお話のさらに後だったり…。
などと、妄想するのはやっぱり楽しいですね。

何かご意見のある方がいらっしゃいましたら教えてくださると嬉しいです。

というところで今回は以上!

カン!

あ!
最後のコマの子。
誰かに似てるなあ、咲-Saki-に出てる子だと思うんだけどなあ
なんて思ってたら…。

あ、まふふだ。

なんて、思ってしまったので
この子が誰なのかは考えないこととしました。

もいっこカン!

シノハユ関連Index