誓子「ん?どしたの?」 爽「…ふたりっきりだね」の続きです。

-------------------
劔谷高校

莉子「…」
史織「…」
梢「…」
美幸「…」

莉子「あ、あのー…」
美幸「んー?」
莉子「チームの誘い、だったんですか?」
美幸「んー…莉子ちゃんは、ちゃちゃのん?」
莉子「えっ?」
美幸「いや、考慮しとらんとか言ってたじゃないもー」
莉子「違いますけど…」
美幸「あれ?」
梢「違うんですか?」
莉子「え、ええ…」

美幸「ちょっと誤解するようなこと…」
澄子「ちゃちゃのんから電話があった」
美幸「いわな、もー!?」
梢「ムフッwwwww」
莉子「あ!梢先輩がまたツボりました!」
梢「フフッ…だ、ち、ちが、いわなもーって…フフwwww」
澄子「最初は莉子ちゃんと同じチームになるかと思ったんだけど…」
莉子「いえいえ、考慮しとらんかっただけでそういう訳では…」
美幸「え?それなら誰だったの?」
莉子「ええっと…」

prrrrr…

莉子「あ、メールだ」
莉子「…え」
美幸「どしたのー?」
莉子「いや、えっと、そのチームのことなんですけど…」
美幸「うんうん」
莉子「エントリーまで内緒にしてないとダメよ、だそうです」
美幸「えー」
澄子「いま、そのメールが来たの?」
莉子「はい、それから合宿をするからと」
美幸「合宿?あらら?意外と本気のチーム?」
莉子「…おそらく…」
澄子「それは、頑張らないとだね」
莉子「はい!」

梢「合宿ならウチの施設を使えば良いのに…」
美幸「ん?そこまでやっちゃう?」
梢「遊ばせておくのも勿体無いでしょう?」
澄子「仮にチームが決まったら、こちらに呼んでも?」
梢「もちろんです」
梢「わたしも、そのつもりですから」
美幸「そっかー…」
莉子「美幸先輩はどうだったんですか?」
美幸「いやー、どうなるかなもー…」

梢「でも、これで敵同士になるようですね」
美幸「良かったんだか悪かったんだか…」
梢「それでは一旦解散しましょうか?」
梢「学校側への申請などもしておきたいですし」
澄子「そうですね」
莉子「えっと、わたしは…」
梢「ええ、出発の準備をしておきなさい」
莉子「はい」
梢「ところで…。どこへ行くのですか?」

莉子「えっと…」
莉子「東京です」


-------------------
霧島神宮 道場

花子「…んしょっと!」ビュン

カッ

花子「おー!見て見て!真ん中!」
菫「ほほー、やるなあ浅見」
灼「浅見さんは運動が得意…」
セーラ「麻雀しようやあああ!?」
セーラ「弓引いてる場合ちゃう!」
灼「うるさ…」
セーラ「イエエエエアアアアア!?」

那岐「じゃあ、史織気をつけてね?」
史織「ありがと~。憧ちゃん、初瀬ちゃんもまたね~」ノシ
憧「うん!大会で会おうね!」ノシ
初瀬「チーム楽しみにしてるね」ノシ
史織「うん~。エントリーサイト楽しみにしてて~」
湧「じゃあ、ご案内しますね」
史織「よろしく~。先輩もあんまり迷惑かけないでね~」
花子「あいよー」ノシ

尭深「そういえば、水村さんはどこへ?」
明星「ええと、たしか…兵庫ですね」
尭深「!」ガタッ
初美「たかみーどうしたのですよー?」
尭深「劔谷高校…」
明星「ああ、そうですそうです」
尭深「着いていけば良かった…」
初美「えー!」
セーラ「お待ちになってえええええ!」
花子「どんだけスタミナあるんだwwww」
明星「あ、じゃあ十曽ちゃんにお茶の催促をさせておきましょう」ピッピッ
尭深「よろしく」

菫「しかし…。浅見はちょっと意外だったな」
花子「んに?なにが?」
菫「なんというか…。もっとチャラチャラしたというかなんというか」
花子「ニッヒッヒ。チャラチャラしてるよん」
菫「いや、先程のリリースの時もそうだが…」
菫「時折見せる真剣な眼差しは、本物だ」
灼「ボウリングの時もそうだった」
花子「んやんや、そんな褒めてもなんにもでないよん」
花子「それに、なんというか…。遊びだからだよ」
花子「多分競技になったらダメダメになっちゃうパティーンじゃん?」
花子「麻雀も多分そういう感じなんだよなあ…」

菫「ほう、というと…?」キラン
花子「んー、なんだろなあ。練習の時は勝てるけど…」
花子「本番になったら、あれれ?みたいな…」
灼「…ふむ」キラン
花子「ん?」

セーラ「もうええ!こうなったらオレも遊んだる!」
セーラ「憧ちゃん!ボウリングで勝負や!」ビシッ
憧「え?あー…あのさ」
セーラ「なんやなんや!負けるのが怖いんか!」
セーラ「さあさあ並べるでー!」

菫「江口、遊ぶなら他所でやってくれ」
灼「ちょっと、麻雀をするから」

セーラ「なんでやねええええん!」

憧(この人は千里山の2人がいないとこうなんだろうなあ…)


-------------------
龍門渕邸


揺杏「うわああ、でっかいお屋敷だなあこれ」
透華「ようこそいらっしゃいましたわ。ええと…」
歩「ええと有珠山高校の…」
由暉子「真屋由暉子ともうします」ペッコリン
揺杏「岩館揺杏。よろしくね」
透華「早速ですけど真屋さん?」
由暉子「はい?」
透華「ちょっと、あなたには聞きたいことがありましたの」
由暉子「なんでしょう?」
透華「ちょっと、こちらへ…」
由暉子「はぁ…」トテテ

インハイノハラムラ…

純「まあ、そうなるわなあ…」ハハハ
歩「じゃあ、お茶をお持ちしますね」

揺杏「ええっと」キョロキョロ
純「ん?どうしたんだい?」
揺杏「ん。今お屋敷にいるのはこれで全員?」
純「いや、まだいるぜ?」
揺杏「ふぅん…。そっか…」
純「そこに突っ伏してるのが哩の姉御」
哩「んー…」ソファニウツブセグデー
揺杏「わ!?気付かなかった…。って新道寺の?」
純「そう。なんか普段ポンコツなんだよ」
哩「んー…」ソファニウツブセグデー

純「あとは…。ああ、藤田プロはちょっと出てるな」
揺杏「藤田プロ!?佐久の!?」
純「ん。なんかオレらの合宿に協力してくれてる」
揺杏「ひゃあ、ずっりぃの」
純「人脈だよ人脈」

純「あと、清水谷さんが探検してくるわー言って出てったな」
純「遭難しなきゃいいけど…」
揺杏「清水谷…って千里山の大将?」
純「そうそう。ああ、お前さんのチームメイトは」
揺杏「そうだ。成香はどこ?」
純「たおれ…。衣と一緒に昼寝してるな」
揺杏「ん?倒れたとか言った?」
純「言ってねえけど」
揺杏「すっげえしれっと言うなあ」
純「ああ、チーム3人で昼寝してるってとこか」
揺杏「ふうん…」

純「清澄の次鋒は学校に報告してくるだとよ」
揺杏「清澄…か」
揺杏「龍門渕の他のメンバーは?」

純「ええと、国広君は…。魔王に攫われていったな」
揺杏「魔王…?ああ、エントリーしてたね」
純「あと、ともきーは衣を寝かしつけに…」

ドタガチャ

智紀「ただいま」
純「お、帰ってきた。次鋒の沢村…」
揺杏「や、智紀。久しぶり」
智紀「…!」ギョッ
純「…久しぶり?」

揺杏「元気してたー?」ニヤ
智紀「…なにしてんの」
揺杏「やあ、成り行きで?来ちゃった」
智紀「…」
純「知り合いか?そういやともきーも北海道出身だったな…」

揺杏「昔ちょっとね」
智紀「あまり思い出したくない」
揺杏「そっかー。ま、別にいいけど」
純「ま、知り合いならいいや。オレもちょっと寝てくるわ」
智紀「え」
純「あとの客人の対処はともきーに任せるわ、それじゃな」ノシ
智紀「あの、純…」

ドアバタン

揺杏「かっこいいなあ、あの人!」
智紀「…揺杏は好きかもね」
揺杏「背も高いし!色々着て欲しいなあ…」
智紀「頼めば着てくれる。ノリは良いから」
揺杏「マジで!?やっべ、楽しくなってきた」
智紀「それで?」
揺杏「ん?」
智紀「なにかあったの?」
揺杏「や、ちょっとねえ。秋季大会のことでさあ」
智紀「いいよ」
揺杏「ん?」

智紀「チーム、組むんでしょ」

揺杏「やってくれる?」
智紀「そのつもりで来たんでしょうに」
揺杏「まあねー。断られるかと思ってた」
智紀「時間を無駄にしたくない」
揺杏「ハハ。それも言うと思ってた」
智紀「3人目のアテはあるの?」
揺杏「それが、ないんだよねえ」
智紀「そう…。ちょうどいい」
揺杏「ん…?アテあるの?」
智紀「かなりの賭けになるけど」
揺杏「分が悪い方に?」
智紀「そう」
揺杏「いいじゃん。そういうの」
智紀「…分かった」ピッピッ

揺杏「連絡とるの?」
智紀「エントリーしてる」ピッピッ
揺杏「うえっ?聞かなくてもいいの?」
智紀「…大丈夫でしょ」ニヤ
揺杏「それそれ」
智紀「??」ピッピッ
揺杏「その顔が見たかったんだ」ニヤ

ドアガチャ

歩「お茶をおもちしましたよー…」
歩「って、あれ?純さんは…」
揺杏「なんか、昼寝するって」
歩「あらら、じゃあ一杯無駄になっちゃいますかね」
智紀「歩が飲めば良い」
歩「ええ…。でも、それは…」
智紀「無駄にするよりはまし、それに」
歩「まあ、それはそうですけど…。え?それに?」
智紀「よろしくね。3人目」
揺杏「この子?」
智紀「そう、それにリーダー」

歩「3人目…?リーダー…?」
歩「…」
歩「えええええええええええ!?」



========================エントリーNo.023

杉乃歩(龍門渕高校1年/チームリーダー)
沢村智紀(龍門渕高校2年)
岩館揺杏(有珠山高校2年)

チームコンセプト:
え、あの、その。ええと龍門渕高校麻雀部は全員強制参加で、その。
本当は出たくないメンバーが揃ってるというか、いえ、そういう訳では。
あ!すみませんお嬢様!えっと、わたしも、えっと、頑張ります!


=======================================


カン!

その22へ続く!

【咲-Saki- 3on3SS】Index