巴「あぶない!」 春「久さん!」の続き
もしくは
洋榎「はぁああ…」 絹恵「なんやのんお姉ちゃん」の続き
もしくは
宥「くろちゃん?」 玄「エヘヘ。松実玄、ただいま戻りました!」の続きです。

ーーーーー国広一サイド
???

咲「zzz」
一「これまたがっつり寝てるなあ」
一「おーい。宮永さーん」
咲「zzz」
一「うん。起きないよね。それは」
咲「起きないzzz」
一「ん?」
咲「zzz」

一「会話した?」
咲「zzz」
一「…。気のせいか…な?」
咲「zzz」
一「おーい。起きてー」ユサユサ
咲「うむむ…」
一「起きなー」ユサユサ
咲「うーん…」ワキワキ
一「…どこ触ってるのかな?」

咲「んー」サワサワペタペタ
一「…えーと」
咲「のどかちゃんいつもよりちっちゃいよ…zzz」
一「うるさいよ!」
咲「zzz」
一「…寝てるんだよね?」
咲「寝てるzzz」
一「おや?」
咲「zzz」
一「…」

咲「ふぇ…」ポロ…
一「…!」
咲「うぅ…」ポロポロ…
咲「おねえちゃ…」ポロポロ…
咲「行かないで…」ポロポロ…

一(…あんまり寝てる子供を相手にしちゃいけないんだっけか?)
一(…会話しちゃ駄目なんだっけ?)
一(…でも…。あんなに手を伸ばして…)

咲「おね…ちゃ」ポロポロ…

一(…迷信迷信)

ギュッ

咲「おねえちゃ…」ギュッ
一「…」ギュ
咲「…おねえちゃ…zzz」ギュー
一「…」ナデナデ
咲「えへへzzz」
一「…」

一「しまった…」ナデナデ
咲「えへへ…。おねえちゃ…zzz」ギュー

一「動けないや…」ナデナデ

一「おねえちゃん…か…」


ーーーーー蒲原智美サイド
車中

智美「おー。フナQの言うとおりだなー」
浩子「ええ。このまま円を小さくしていけばええと思います」
絹恵「蒲原さん次右車線です」
智美「あいよー」

洋榎「…絹は…」
絹恵「んー?」
洋榎「どっちかに決めへん方ええな」
絹恵「なに言うてんの?」
洋榎「ん。なんでもないわ」
絹恵「変なお姉ちゃんやな」
洋榎「アハハ。せやなあ」
衣「変だなあ」
絹恵「なー」
衣「なー」
洋榎「うるさいわ!」

智美「なんだなんだ喧嘩かー?」
絹恵「やや。こんなん日常会話ですよ」
智美「ワハハ。長野はのんびりしてるからなあ」
洋榎「智美はそうやろなー」
智美「ワハハ。褒められたのかー?」
洋榎「褒めてんでー」
智美「ならいいかー」

衣「洋榎は…」
洋榎「なんや?」
衣「お姉さんなのだなあ」
洋榎「えっ。そこからかいな?」
絹恵「こんなんでもわたしのお姉ちゃんやでー」
洋榎「誰がこんなんやねん!」
絹恵「お姉ちゃんや」
洋榎「せやでー。こんなんやでー。やかましいわ!」
絹恵「アハハ」

衣「なあ、洋榎」
洋榎「うん?」
衣「衣に教えてほしい事がある」
洋榎「ほうほう。ウチに聞くとは見どころがあるやん」
洋榎「なんでも聞き」

衣「衣にはな…。今、家族がいるんだ」
洋榎「…今…?」
衣「ああ。とと様とかか様は…もう…」
洋榎「…。そか…」
衣「しかし、今は透華達が家族なんだ」
洋榎「よかったなぁ」
衣「うん!しかし困ったことがあるんだ…」
洋榎「ん?なんや、いじめられたりしてんの?」
衣「透華達を愚弄するな!」
洋榎「ああ、すまんすまん」
衣「とても良くしてくれてるぞ!」
洋榎「…ほんで?」

衣「うむ。衣はな一番お姉さんなんだ」
洋榎「家族の中でてこと?」
衣「そうだ!一番年上なんだ!」
洋榎「そうなんかあ」
衣「うん!だからな…。皆にお姉さんらしいことしたいんだ」
洋榎「…」

衣「なあ、洋榎…」
衣「お姉さんって…。なんなんだろう?」


ーーーーー大お泊り会実行委員会支部 偵察隊サイド
路上

ゆみ「…わかった。また連絡する」ピッ

桃子「向こうはどんな感じっすか?」
ゆみ「いい感じだそうだ」
佳織「わあ。本当ですか?」
ゆみ「ああ、だが一進一退で油断大敵」
ゆみ「ひっくり返される可能性が微レ存、だそうだ」
桃子「びれぞん?ってなんすか?」
佳織「沢村さんのオリジナル言語?」
ゆみ「わからん。その後ウェヒヒと笑っていた」
ゆみ「怖くなって切ってしまった…」
桃子「えー…」

華菜「加治木さん。こっちです」
ゆみ「ああ、助かるよ華菜」
華菜「にゃふー」ムフー
桃子「むっ…」

佳織「でも池田さん凄いねえ」
華菜「ん?なにが?」
佳織「わたし東京はじめてだからどこがどこやら…」
華菜「わたしもそんなに来たことないけど…」
桃子「そうなんすか?」
華菜「うん」
佳織「なんで道がわかるの?」
華菜「いや、調べたし」
佳織「調べられるんだー」
華菜「え…」
桃子「凄い時代っすねえ」
華菜「え…」

華菜「え…?」
ゆみ「あまり深く考えないでくれ」
ゆみ「なんというか、こいつらは…。こういうのなんだ」
桃子「こういうのっすよねえ」
佳織「凄いねえ」
華菜「えっと…」

ゆみ「君の考えていることは分かる。が…」
ゆみ「誰しもがお前と同じようには考えない、ということかな」
華菜「はぁ」
ゆみ「自信を持て華菜」
華菜「にゃ?」
ゆみ「君は実に、凄いことを自然とやっているんだ」
華菜「そう…なんですかね?」

ゆみ「そういうのは後輩のやる仕事、と思ったろ?」
華菜「はい」
ゆみ「しないやつもいるって事だ」


桃子「あ、かおりん先輩あれあれ!」
佳織「え?なあに?」


華菜「でも、部活だし、そういうのは当然…」
ゆみ「そしてそこが君の悪いところだな」
華菜「にゃっ?」
ゆみ「部活動がからむと…」
ゆみ「君は途端に考えが窮屈になる」
華菜「にゃ…」

ゆみ「部活動に関しては」
ゆみ「自分のやっていることは他人もやって当然だ」
ゆみ「そう思っているだろう?」
ゆみ「さっき言ったことにも繋がるな」
華菜「さっき、ですか?」
ゆみ「自分のやられたことは他人もやられて当然だ」
ゆみ「自分が先輩にやられたことだから」
ゆみ「自分が後輩にしても当然だ」
華菜「…!」

ゆみ「そういうことさ」
ゆみ「普段の君と部活動の君と」
ゆみ「少し乖離しているんだろうな」
華菜「あんまり考えたこと無かったし…」
ゆみ「ふん。本来こういうメンタル的なケアこそが」
ゆみ「コーチや監督の仕事だろうに…」

ゆみ「ただ、華菜は…」
ゆみ「他人への厳しさと、優しさも持っているように見える」
華菜「えっ…。なんか照れるし…」
ゆみ「部活動が絡まずに、年下に接しているのか?」
華菜「…あ、わたし歳が離れた妹が3人いるんです」
ゆみ「3人も?」
華菜「しかも三つ子だし」
ゆみ「三つ子!?」
華菜「今は長野に置いてきてるからちょっと心配だし…」

ゆみ「なるほどな…」
ゆみ「…なあ、華菜」
ゆみ「どんなものなんだ?」
華菜「にゃっ?なんですか?」

ゆみ「お姉さんってやつは…?」


ーーーーー大お泊り会実行委員会本部サイド
大部屋

霞「小蒔ちゃん大丈夫かしら…?」ソワソワ
初美「ちょっと心配ですねー」

憧「シズがいるから」
由子「漫ちゃんがいるから」
竜華「セーラがいるから」

憧由子竜華「「「…」」」

怜「不安倍増やなwww」

塞「ま、まあシロがいるから…」
豊音「ちょー不安だよー」
塞「豊音!」

怜「wwww」

塞「シロはいざとなったらやる子だから…」
憧「シズもいざとなったら…」
由子「いやいや、うちの漫ちゃんもいざという時…」
竜華「セーラもいざとなったら…」

塞憧由子竜華「「「「…」」」」

怜「まさかの全員wwwww」
灼「いざいざ」
怜「出ました!まんま言うやつ!」
灼「いえい」

霞「はぁ…」ハラハラ
初美「霞ちゃーん…」

宥「大丈夫だよ~」

憧「宥姉?」

宥「皆が信頼している人達なんだから」
宥「わたし達はきっと大丈夫だよ~って思ってれば」
宥「きっと大丈夫になるよ~」

竜華「…なんや宥ちゃんに言われると大丈夫な気ぃするなあ」
由子「なのよ~」

怜「もの凄いなこのお姉ちゃん力…」

宥「え?なになに~?」

憧「いや、宥姉が凄いってこと」
宥「そんな事無いよ~」

霞「そ、そうね。わたし達が信用してないと、ね」
宥「うんうん。おかえり~って言ってあげようね」
霞「そうね」フフ
宥「ね~。玄ちゃ~ん」ナデナデ
玄「むにゃ…。おまかしぇあるぇ…。zzz」
宥「ウフフ」ナデナデ

怜「アカンwww微笑ましすぎてわろてまうwww」
竜華「ええなあああいうのん」
初美「はぁ…。凄いですねえ」チラ
霞「ん?なぁに?」
初美「いえ、霞ちゃんもおねえちゃ…」
霞「なぁに?」
初美「なんでもないですよー」

由子「ん~?石戸さんも妹さんおるの~?」
霞「え?まあ、妹のようなそうでないような…」
由子「へ~。だから落ち着いてるのよ~」
豊音「他に妹さんいる人っているのかなー?」

宥「は~い」
怜「知ってる知ってる」
宥「あれ~?間違えちゃったよ~。玄ちゃ~ん」ナデナデ

憧「わたしはお姉ちゃんがいるかなあ」
竜華「お、憧ちゃんは妹さんかいな」
憧「でも…。宥姉みたいでは…ないかなあ」
竜華「なんや憧ちゃんもしっかりしてるから」
竜華「抜けてるお姉ちゃんなんかおもたけど違うん?」
憧「どっちかって言うと…。負けないように、かな?」
竜華「ああ、そっちなんかあ」

初美「望さんがお姉さんですもんねえ」
憧「う、うん」
初美「それは…。しっかりもしますよねえ」
憧「やっぱりなんかウチの姉を知ってる感じですよね!?」
初美「なんのことやらー」ダラダラ
憧「ごまかせてませんよ!?」

塞「ねえ宥ちゃん?」
宥「な~に?」
塞「実際どうなの?」

塞「お姉ちゃんって立場」


ーーーーー末原恭子サイド
路上

恭子「…買い直すとは言うたけどな…」
照「おいひい」モグモグ
恭子「なんでまたL袋使うほど買うねん!」
照「恭子りん」
恭子「おう、なんや」
照「そこにお菓子があったから」ドヤァ
恭子「なんも上手いこと言うて無いよ!?」
照「フフフ」
恭子「ほんで、恭子りん言うなや…」

恭子「…はぁ…。まあええけども…」
照「おいひい」モグモグ
恭子「…」
照「…」
恭子「…」
照「…」

恭子「なあ、宮永」
照「!」サッ
恭子「とらへん!お菓子とらへんよ!」
照「びっくりした…」
恭子「なんやねんな」
照「ビクーリシターヨ」
恭子「なんで片言になったん?」
照「…」モグモグ
恭子「無視かいな!」

恭子「…」
照「…」
恭子「…」
照「…」

恭子「宮永」
照「!」サッ
恭子「何回やんねん!」
照「…」モグモグ
恭子「ほんで無視やんな。そらそうやな」
恭子「そんなんちゃうわ。宮永」
恭子「清澄の宮永って妹さんやんな?」

照「…」ピタ

恭子「いや、もうすぐ着くやん」
恭子「清澄の宿舎」
照「…そうなんだ…」
恭子「気づいてへんかったんかい!」
照「…」
恭子「まあええけども…」

恭子「さっきのちょっとがな…」
恭子「凄く、になりはじめてん」
恭子「…どうなん?」

照「…」

恭子「…聞き方変えよか…」
恭子「宮永は…」

恭子「お姉ちゃんって、どう思うの?」

照「お姉ちゃん…」

恭子「せや、お姉ちゃんって立場や」
恭子「ほんで、妹って立場やな」

照「妹…」

恭子「…。宮永。あのな…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


恭子「ん…?なんや!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

…ドガァァァァン!

…ゴゴゴゴゴゴゴゴ



恭子「ば、爆発!?」

照「…!」

照「咲…!」ダッ

恭子「あ、宮永!」
恭子「言うてる場合ちゃうか…」
恭子「もう一体どうなってんねん!」ダッ

グッ

恭子「待てて!宮永!」
照「離して!恭子りん…。あの子が…。咲が…」ジタバタ

恭子「そっちちゃうねん」
照「…え」
恭子「宿舎あっちやねん」
照「…お…。そ、それはどうも…」
恭子「いえいえ。じゃあちょい急いで行こか」
照「…うん」

恭子「宮永」
照「…ん」
恭子「後で聞くわ」
照「ん…分かった…」

カン!

その31へ続く!

【咲-Saki- ドッペルSS】Index